県境の尾根を行く・脊振山 [ 1054.8m ]
脊振山は、佐賀・福岡の県境を東西に横たわる脊振山脈の主峰として、両県民の視界を潤し、なじみ深い山である。
脊振山から西へ派生する稜線は、両県の境界を分けるように九州自然歩道が伸び、5月には、道沿いに咲くミツバツツジが素晴らしい。 尾根からの展望は、北側に福岡市西区辺りの市街地を眼下に、その先には玄界灘が視界に消えるまで広がっている。 南側は、背振山系の幾重にも重なる山々の稜線が美しい。
このコースは、起伏は小さく四季を通して好まれ.特に5月連休前後の季節は、大勢のハイカーが訪れ、花のトンネルに感嘆の声が響き渡る。
登山口は両県側からつけられているが、山頂直下の駐車場を起点に尾根筋の歩行が実にいい。
平成16年10月