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佐賀県の山

県境の尾根を行く・脊振山 [ 1054.8m ]

唐人舞 → 椎原峠(約35分) [ この区間の地図 ]

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唐人舞で展望を楽しみ、体を休めたら三叉路へ戻る。
体に疲れがあれば、往路を引き返し駐車場へ戻ってもいい。
駐車場から唐人の舞まで約2.6キロメートルほどあり、山頂までの距離を足せば片道2.9キロメートルの道のりを歩いたことになる。
三叉路に着いたら、椎原峠を目指し右手西の方へ行く。
低いトンネルの天井を、頭を下げ平坦な道を行く。
ここにもたくさんのミツバツツジが見られる。
少し行くと正面が開け、視界いっぱいに広がる展望に、つい立ち止まってしまう。
正面には、幾つもの峰越しに金山の遠望が得られる。
道は、その金山に向かって峰を越え稜線伝いに伸びている。
気持ちのいいササ道を行くと、道はすぐ右手へカーブ下って行く。
ここには木段が付けられているが、土に埋もれてしまっている。

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すぐ左手へカーブし下っていくと、木段が終わる直前に、道は Y字状に二手 に分かれ、左手、脇道を行くがいい。
脇道を行くとすぐミゾ道に合流し、 V字状の滑りやすい道 になる。
ここにも左手に脇道が作られてはいるが、すぐミゾ道に出会う。
ミゾ道は浅くなるが、すぐ深いミゾ道になりまた脇道を行く。
脇道は、すぐ合流しミゾ道を下っていく。

ミゾ道は次第に幅を狭め、浅くなる。 展望から3〜4分下っていくと、ミゾ道は 1メートルほどの段差 で切れ落ち、深いミゾ道が伸びている。
ここを、左手脇道を行く。
段差から1〜2分足らず下っていくと、ミゾ道はとぎれ幾分歩きやすくなる。
しかし、またミゾ道になるが、そこは踏み込む登山者はなく両脇からササが葉を伸ばして狭く、右手の脇道は、既に本道に変わっている。
ミゾの右手を少し下っていくと、元の道に合流し右手へ下っていく。
ミゾは深くはないが、まだミゾの様相をしてくる。
道にはコケむした岩が目立ってくる。
しかし傾斜はほとんどない。 少し行くとまたミゾ道の様相になる。

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ミゾ道の右側に脇道が作られ、これが本道になっている。 ササの多い道を20メートルも下れば元の道に合流する。
正面には大きな木 が目印のように枝を広げている。
ミゾ道は、ここで終わる。右手に折れ、10メートルも行くと道は平らになり、左手には大きな木が数本の幹を立てている。
すぐ天井が開け明るくなる。しかし展望は得られない。

左手には、四角い案内板が立てられ、「樹木をたいせつにしましょう」と書かれている。
すぐ林に入り、日陰の道を行く。
右手に、深緑色にコケむした露岩を見て、右へすぐ左手へカーブしほぼ直線に伸びる平坦な道を行く。
展望はなくても、 落ち葉のクッション から伝わってくる感触に、足の疲れは一掃される。
辺りは、時折松の木も見かける。

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気持ちのいい道を2分も行けば、また天井が開け草地になる。
両脇には ササが群生 し、足を止め深呼吸したくなる。
雷山—井原山縦走コースにもこうした光景が記憶に残る。
すぐ、林に入り右手へカーブしゆるやかに下っていく。
少し行くと右手に179番の標柱が立てられ、脊振山:3.5kmと書かれている。
椎原峠はそう遠くはない。

ここをゆるやかに下っていく。 下りといっても、足に傾斜を感じるほどではない。
下りきると平坦な道 になり、14〜5メートル行くと、ゆるやかに登りだす。
右手に親子が抱き合うような木を見て、標柱から1〜2分も行くと、道にはコケむした石が多くなる。
しかしその石もすぐなくなり、平坦な道は続く。
そして左手へゆるやかな傾斜を登っていく。
10メートルも行くと、 右手へカーブしまた平坦な道 になる。

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平坦な道を、頭上に倒れかかる枯れ木をくぐり抜けていく。
道は、ゆるやかな登りを見せるがすぐ下りになる。
さらに平坦な道を快適に歩を進めていく。
足下には枯れ葉が敷き詰められ、サクサクとリズミカルな音に調子もいい。
1〜2分も行くと、また天井があけ 、気持ちのいいササ道になる。

天井が開けるのを待っていたような気もする。 大きく息をつきたくなる。
林の道も又いいものである。 しかし、時折天井が抜けるとなおさら気分がいい。
すぐ林の中に入り、ゆるやかに登っていく。 さらに、わずかな傾斜を下っていく。
この辺りも、ミツバツツジが多い。
右手には、 深緑色にコケむした蓋をかぶせたような岩 が目につく。
そのふたが面白い。 半円形のシッポまでついている。

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道はすぐ平らになる。 この辺りには、 大きな木 が目立ってくる。
その分、葉が茂る天井も高く、広い空間は気持ちまでそうさせる。
道には落ち葉が多く、落ち葉を踏む音は気持ちにあわせて聞こえてくる。
気持ちのいい道はのんびり歩きたい。
一歩一歩に自然の生気が伝わってくる。
左右にコケむした露岩を見てさらに平坦な道を行く。

道はゆるやかに登りはじめ、右手へカーブし下っていく。
数メートルも下ると、さらに左手へカーブし傾斜を増してくる。
下りきると、また 平坦な歩きやすい道 になる。
右手に、数本の幹を立てた大きな木を見て、 枯れ木を踏み越えて行くと、道は少しくぼんでくる。

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天井が開けたところから、5〜6分も経ったころ正面に松の木が倒れかかり幹を伸ばしている。
松の木は、途中でY字のように二股に分かれている。
その松の木をよけるように右手を行く。
道のくぼみは、少しづつ深くなり地肌が見えてくる。
ここは雨後は滑りやすい。
ミゾ道は弧を描くように左手へカーブし下って伸びる。
ここにも右手に、踏み跡が付けられている。

少し行くと踏み跡は左手にも付けられ、10メートルも行くと道は一つになり左手に 九州自然歩道の標柱 を見る。
歩きやすくなった道をゆるやかに下っていくとまた正面が明るくなってくる。
標柱から1分足らずで 椎原峠 に着く。 ここで一息つけばいい。
椎原峠は、体を休めるには格好の場所で、ミツバツツジの時期には登山者で賑わい、腰を下ろす場所さえなくなってしまう。

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ここにはベンチも用意され、ここで一息つくといい。
ここからは正面右手北西の方に、林に包まれた鬼ヶ鼻岩も望むことができる。
目を下げると、福岡の早良区辺りの市街地も眼下に見ることができる。
右手には道標が立てられ「金山:4.6km 脊振山:4.0km 一谷:3.0km」と案内されている。
さらに別の標柱には、椎原4.3km、鬼ヶ鼻岩:20分とも案内されている。
左手には、「脊振山系の植物」と題して説明板も立てられている。
ここで、駐車場へ戻るなら昼食はここがいい。 少し足を休めたら、直進して行く。

脊振山系の植物
脊振山系には、温帯落葉樹林を代表するブナ林が多く見られ、イヌシデ・ミズナラ・アカガシ等の高木が混ざり、その下にはシロモジ・ツクシシャクナゲ・ツツジ類・カエデ類などの中低木が、また中間の尾根には、ススキ原なども見られ、四季折々の植物の変化を観察することができる。

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