のんびりと歩く九州自然歩道・蛤岳 [ 823m ]
登山口 → 林道出会い(約40分)
登山口は、旧国道385号坂本峠三叉路のすぐ北側車道沿いにある。
登山口反対側の車道沿いには、九州自然歩道の道標が立てられ「七曲峠:1.3km 蛤岳:4.1km」と案内されている。
登山口入り口右手には、九州自然歩道の大きな説明板も立てられている。
説明版には、坂本峠から蛤岳まで「4.1km:2時間」と案内されている。 登山口から、いきなり石段を登っていく。
1歩踏み入れると、スギ林に日はとざされ薄暗い。石段を60段近く数えると登りきる。
平坦な道を10メートルほど行くと、10段ほど石段を下る。
さらに平坦な道を、数メートル行くとゆるやかに下りだす。
辺りは薄暗く、シャッターもなかなか切れない。
蛤岳へ
稜線沿いに登っていくけわしい道筋、雑木林の間をぬって登りつめると、やがて尾根にたどり着く。 植林地の尾根を登ってゆくと蛤水道の落ち口に出る。水道の岸沿いになだらかな道をたどると、ほどなく蛤岳登山口がある。 ここから水道を渡って杉木立の急こう配を登りつめると蛤岳に着く。 蛤水道沿いにそのまま行くと成富兵庫水功碑のある水源に着く。
七曲峠へ
県道を少し行くと三叉路がある。左へ行くと小川内部落。右手行くと林道が七曲峠まで続いている。 歩道は、真中の植林地の中に入り、途中から雑木林となり美しい樹林の中を行く。 下りは少し急になり、中原町の綾部より福岡県側の南畑ダムに通じている県道にでる。そこが七曲峠である。
<佐賀県>
1メートルほどの段差を降り、左手へカーブし下っていく。
すぐ、右手へカーブしスギの根を見て急坂を降りる。
ここは小さな谷になっており、5〜6メートル下りすぐ急坂を登り返す。
ここには木段が付けられているが、ほとんど壊れ用を果たしてはいない。
ここを登りきり、数メートル先でさらに2〜3メートルほどの段差を登っていく。
ここにも木段が付けられているが、壊れてしまっている。
さらに段差を登ると道は平坦になる。
平坦な道を少し行くと、道の両脇は小竹が密生してくる。
この小竹に、
木が倒れかかりトンネルのように先を曲げている
。
小竹のトンネルをくぐり、右手へカーブし平坦な竹道を10メートルほど進み、左手へカーブしていく。
左手に大きな木を見て、さらに右手へカーブしゆるやかに登っていく。
道は
中央部は幅30センチメートルほど掘り込まれ
、しっかりと踏み固められている。
さらに左手へカーブすると正面右手に202番の標柱が立てられ「脊振山:8.0km 基山:16.5km」と案内されている。
標柱から少し登ると、平坦な道になる。
平坦な道を少し行くと、道は表土が雨水に流されたミゾのような道を登っていく。
道には、
大きな木の切り株
がわびしく残る。
以前は、曲がり角や展望が利くところなど、要所要所に大きな木が幹を立て風情があったが、今は残念ながら切り倒され、その後小径木が育つにつれ展望は狭くなっている。
少し登ると、両脇にはヒノキが植林され、所々にスギの木も目に付く。
将来、スギが育てばこの辺りも薄暗く展望もなくなる。
道は、すぐゆるやかに下っていく。
左手には「102」と書かれた先が赤い立て札を見て、右手へカーブし落ち葉の多い道をゆるやかに登っていく。
少し登ると、左手に大きな木の切り株が残っている。
こうした切り株を目にすると残念で仕方がない。
道はここから下り始め、右手へカーブして行くと滑りそうな赤土剥き出しの道になるが、
すぐ平坦な道
になる。
平らな道を少し行くと、またゆるやかに登りだし登りきった辺りに一本の根が道を横切っている。
すぐ先には、また切り株が目に付いてしまう。
左手には、大きな岩が折り重なっている。
この辺りも以前は展望が得られてように思う。
道はここから下りだし、
コケむした露岩の多い道
はすぐ傾斜をゆるめる。
さらに左手へカーブしゆるやかに下っていく。
少し下ると、┤字形の三叉路になり、左折すれば林道に出会う。
ここを直進しゆるやかに下っていくと、歩きやすい平坦な道になる。
道の
両脇には草木
が勢いを増して生い茂る。
平坦な道を右手へカーブし、またゆるやかに登っていく。
周囲は小径木の自然林が日も届かぬほど広がり、その中に小竹も居場所を広げている。
薄暗い小竹の道をゆるやかに登って行くと、左手に先が赤い立て札が立てられている。
この立て札には、番号が記されていない。
少し行くと、右手には
「九州自然歩道」と書かれた標柱
が立てられている。
さらに、落ち葉が多い平坦な道を少し行くと道は登りに変わる。
すぐ、左手へカーブするとゆるやかに下り始め、さらに傾斜を増し下っていく。
この辺りの道は、登っては平坦な道になり下ってもすぐ平坦になり、わずかな距離をアップダウンしていく。
九州自然歩道の標柱から、3〜4分も行くと、また先が赤い
「103」番の立て札
が立てられている。
道沿いには切株が多い。
そして、赤土の道をミゾと平行して左手へカーブすると傾斜を増し急坂になる。
急坂にも、30センチメートルほどの幅に掘り下げてある。
道はすぐ傾斜をゆるめ歩きやすくなるが、また傾斜を増し、登りきると、
また切り株を目にしてしまう
。
なぜこうも切り株が多いのか分からない。
それも大きく育った切り株だけが目立つ。
さらに、1メートルほどの段差を登り大きな岩を見て、木の根が張り出す急坂を登っていく。
さらに、右手へカーブし大きな岩の間を抜けていく。
左手には、大きな岩に木が幹を伸ばしている。
ここを登れば傾斜はゆるみ、左手には
大きな岩
が落ち葉に埋もれているが、 落ち葉を取り除けば4畳半ほどの広さで平らな表面をしている。
よく見ると、平らな岩はナイフを入れたように直線的に割れ、目指す蛤岳の山頂にある岩と同じ形をしている。
この岩を左手に見て、左手へカーブしゆるやかに登り、
平坦なピーク
をいく。
左手には、先が赤い「104」番の立て札が立てられている。
道は、気持ちいいほど平らで歩きやすい。
右手には、小枝に青いテープが結ばれ、 左手には、コケむし角がとれた丸い岩が集うように集まっている。
平坦な道を北の方へ少し行くと、正面左手にはコケむした大きな岩が、進む道にはみ出すように横たわっている。
歩きやすい道は、その岩をよけると狭くなり、次第に傾斜を増して下っていく。
さらに左手にコケむした岩を見て、落ち葉の上をサクサクとリズミカルな音を立て急坂を下っていく。
道は次第に傾斜をゆるめ、快適な歩行が体感できる。
落ち葉は、クッションの役を果たし足に優しい。
下りきると、ゆるやかに登りはじめ右手へカーブしていく。
さらに左手へカーブし北の方に向かっていく。
すぐ、ゆるやかな登りになりまた下りだす。
登りも下りもわずかな距離と傾斜で、
足に疲れを感じるほどではない
。
さらにゆるやかに登り、そして下りきったところで、右手に目を向けると、樹間にわずかばかり展望を得ることができる。
わずかばかりのアップダウンはあるものの、疲れより快適な歩行が気持ちいい。
そして左手へカーブしながらゆるやかな登りを行く。
左手に大きな岩を見ると、すぐ先の右手には赤いビニール製の案内板が幹に掛けられ
「作業中 入林、発砲禁止」
と佐賀森林管理署の名で書かれている。
数メートル行くと、右手に四角い案内板が立てられ「山火事防止 火元にご注意」と書かれている。
ここを少し行くと、道はゆるやかに下りだす。
狭い道を、さらに左手へカーブし急坂を下っていく。
四角い案内板から、1〜2分も下ると杉林の中に入っていく。
スギ林の道を少し行くと、正面が明るくなり少し下れば
林道
に出会う。