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佐賀県の山

天空の尾根筋がいい・脊振山2 [ 1054.8m ]

椎原峠〜漁師岩 [ この区間の地図 この区間の高低図 ]

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足を休めたら、直進して鬼ヶ鼻岩を目指しゆるやかに登っていく。
すこし登るとゆるやかに下りだす。
登山口から、歩いた距離は既に4kmを越え、ゆるやかな下りに救われる。
少し行くと右手が開け、樹間に鬼ヶ鼻岩が見え隠れする。ここを右手へカーブし下って行く。
ゆるやかな下りを左右に蛇行していくと、道は浅いミゾ状になる。
さらに左手へカーブし、ほぼ平な道を行く。
右手には脊振山系火災対策連絡協議会の名で「山火事注意」と書かれた丸い表示板が幹に掛けられている。
ゆるやかに蛇行を重ね下って行くと、またミゾ道になる。
しかし、歩くのに支障はない。
ミゾ道は次第に浅くなり、緩やかな傾斜を下っていく。
そして、右手へカーブし下って行くと、傾斜はゆるみ歩きやすくなる。
すぐ三叉路に出会う。
右手には、 道標 が立てられ、直進して金山:4・3km、左手へ井手野:4・5km、そして後方を椎原峠:0・3kmと案内している。
道標の先には、四角い案内板が立てられ、他に九州自然歩道につき二輪車の乗り入れを禁じます」と書かれ木柱も見る。
その先には、 九州自然歩道の大きな案内板 が立てられ、 「金山へ」金山へ
椎原峠(西)から県境尾根を西の方へコースを取ると、役20分で鬼ヶ鼻岩のつけ根に出る。これを右に約30m程行くと鬼ヶ鼻岩の大絶壁の上で前原、玄界灘の展望が眼下に広がる。つけ根から左へ急坂を100mほど登ると尾根伝いに出、岩稜のやせ尾根が猟師岩、吉野山へと続く。この辺りはツクシシャクナゲの群生地で5月の開花期はみごとである。吉野山から小瓜峠までは一気に下っており峠から50mほど西へ行った所に井手野への分岐点がある。鬼ヶ鼻岩から40分の行程である。県境の尾根を更に西へコースを取ると登り下りは多いが、ブナ林やイヌツゲの群落の中を行く快適な尾根コースである。小瓜峠から金山まで約1時間の行程である。
「脊振山へ」振山へ
ここから東へ約300m程行った所が椎原峠であるが、峠から唐人の舞までは登りが続く。この辺りはコバノミツバツツジの群落が続き5月上旬の開花期は花のトンネルとなる。 40分程登ると、唐人の舞に着く。花崗岩の巨石があり展望がよい。ここから更に20分ほど登ると、ガレ場に出る。ここは濃霧のときには迷いやすいところなので注意を要する。このあたりから平坦な道となり、まもなく気象台の観測レーダーの南をまわって、気象台の専用道路にでる。この道路を行くと、一番落ち込んだところが矢筈峠で、更に東の方へ10分ほど行くと、県道を横断し、急斜面の林道を渡るとキャンプ場に着く。キャンプ場の広場の上に駐車場があり、脊振山の山頂(標高1055m)までは更に5分ほどである。
と題して説明されている。

左手には、車が通るほどの道が下っており、井手野へ通じている。右手大きな案内板の横にも道が下っているが、この道は椎原へ通じる。
ここで一息ついたら直進して鬼ヶ鼻岩へ向かう。
歩きやすい道を、ゆるやかに登っていく。少し行くと、右手幹には赤い塗料が塗られ、行く手を案内してくれる。
道は次第に傾斜を増し、ミゾ状の道は根っこも多くなる少し登ると、傾斜はゆるみ右手へカーブしゆるやかに登りだす。
快適な歩行を楽しむように歩を進めて行くと、左手に両脇が赤く塗られた「61」と記された小さな立札を見る。
道は少し傾斜を増し、ミゾ状になる。踏跡はミゾ道を避け直進して付けら、コケむした岩を見て脇道を行く。
そして、倒木を越え緩やかに登って行く。
少し行くと、傾斜を増しまたミゾの様相をしてくる。
そして、根っこの道を登って行くと、天井があけ明るくなり気持ちもそうさせる。
左手に、先が赤く塗られた白い立て札を見て下って行く。
目を上げると、山頂付近に白い目印を持つ猟師岩の手前の峰が目に入る。
下り切ると、ゆるやかに登りはじめ小さなアップダウンを繰り返していく。
登りも大きな傾斜ではないが、2時間も歩くと快適な道でも足は少々くたびれてくる。
足の疲れを憶えながら登って行くと、コケむした岩が目立ってくる。
右手へ向きを変え、その岩の間を通り抜けて行く。
すぐ左手へ向きを変え尾根筋を行く。
そして右手に向きを変え、尾根筋を少し下り、緩やかに登りだす。
右手に176番の標柱が立てられ「脊振山:5.0km 北山:13.5km」と書かれている。
正面に「山火事注意」の案内板を見て、狭い斜面を行く。
右手は、足元から切れ落ちているが、しかし自然林が多く密生し、危険を感じることはない。
左手斜面に目を上げると、コケむした大きな岩が積み重なっている。
右手谷間から吹き上げてくる風が、実に気持ちいい。

そして、一時立ち止まりその風を胸元に取り込み、岩の段差を降りほぼ平坦な道を行く。 20メートルほど行くと、右手に先が赤く塗られた小さな立て札を見て、左手へカーブして登って行く。
道はミゾ状の滑りやすい裸地で登りづらいが、距離は短い。
右手には薄い踏み跡もある。
ここを登りきると、T 字に分岐する。
左手は猟師岩へ通じている。
正面には道標が立てられ「金山:3・6km 鬼ヶ鼻岩:30m  椎原峠:1・0km」と案内されている。
右手には、 「鬼ヶ鼻岩」と題した説明板 も立てられている。
ここを、右手へ鬼ヶ鼻岩へ行く。

ゆるやかに登って行くと、道には緑色にコケむした露岩が多くなる。
登りきるとすぐ下りだす。
そして、右手に先が赤い立て札を見てさらに登っていく。
すぐ岩の多い小さなコブを登り、右手へ向きを変えると鬼ヶ鼻岩に着く。
巨岩の上に立つと、福岡市街地から前原市へかけ一望され、シンボリックな福岡タワーも見てとれる。
右手東の方に目を向けると、脊振山頂が遠くにかすんで見える。
食事はここでとり、眼下に広がるこのダイナミックな光景を展望しながら、ゆっくりと時を忘れ一瞬を楽しめばいい。
突端の一枚岩には、役の行者が修験したとも伝えられ、また岩壁のどこかに観音様が刻まれているとも聞くが、どこにあるかはっきりしない。
展望を楽しんだら往路を帰ってもいい。

足と体力に自信があれば、ここでは休憩だけですませ、分岐へ戻る。
分岐までは1分も行けばいい。

椎原峠〜漁師岩 [ この区間の地図 ]

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分岐を直進し、左手にコケむした岩を見て登っていく。
傾斜はすぐ大きくなる。
右手へカーブして行くと、正面に大きな岩壁が目に入り、その岩壁に近づくように数メートル進み、すぐ左手へ向きを変え登っていく。
直進するよう薄い踏み跡も伸びるが、行く手を間違った登山者の踏み跡に他ならず、妻もその一人である。
すぐ「九州自然歩道」と書かれた標柱を見て左手へ急坂を登っていく。
さらに左右にジグザグに折れ登っていくと、岩壁の左手肩に登りつき、ここから猟師岩へ尾根筋を行く。
尾根筋の道を蛇行してほぼ平な踏み跡をたどり、コケむした岩の段差を降りる。 さらに傾斜の大きいコブを少し登り、落ち葉の多い道をゆるやかに下っていく。

下りは徐々に傾斜を増してくる。この辺りは落ち葉で踏み跡が薄いが、尾根筋の一本道をはずす心配はない。
正面樹間には、猟師岳の上部がわずかに見え隠れする。
途中、道は二手に分かれるが、踏み跡がしっかりした左手を行くとすぐ一つになる。さらに平な道を少し行くとゆるやかに登りだす。
左手には、この時期にしか見られない満開のミツバツツジが目を引く。
落ち葉の道を少し行くと傾斜を増し、ササが多くなる。
すぐ左へさらに右手へカーブし、ジグザグを切るようにササ道を登って行く。
傾斜は大きく、足には相当疲れが溜まっており、無理せず足を休めたがいい。
登りきると、ゆるやかに下りだし、すぐ登りに変わるが大した傾斜ではない。
そして、右手樹間にわずかな展望を見て尾根筋を行く。

尾根筋の快適なアップダウンを1〜2分も行くと、道は下りだす。
正面樹間には、巨大な岩峰の右端が見え隠れする。
辺りには、露岩が多くなる。 少し行くとその岩峰の前に立ち、そこから左手へ岩場を登っていく。岩道は、登山者の靴で表面が滑りやすくなっており、濡れた状態の時は用心する。
さらに岩場を、ロープを手に右手へ登っていく。

登りきると、岩道は右手へ伸びている。
その前に左手南の方に、2〜3歩進むと素晴らしい展望が得られる。
元に戻り、さらにコケむした岩道を右手へ登っていく。
そして、トラロープを手に大きな岩場の傾斜を、足元を確かめながら一歩一歩登っていく。
そこを登りきると、すぐ左手へ漁師岩のてっぺんに着く。
その手前から右手東側へ数メートル行くと、絶好の展望岩がある。
ここから歩いてきた軌跡を、峰々に一筋の線を追うことができる。
昼食は、この絶景を楽しみながらとったがいい。

この展望岩を戻り山頂岩に立ち、さらに進み岩場を下って行くと、岩場独特の変化の多い道が伸びる。
ここは一味違った雰囲気が漂っている。
道沿いには、背振山系では珍しくシャクナゲが多く、登山者を楽しませてくれる。なぜここだけシャクナゲがあるのか、説明できる伝説がある。
その昔、弁才天が英彦山のシャクナゲを植えたいと考え、飛竜という天馬に乗って英彦山から盗んできたところ、英彦山の天狗にみつかり、追いかけられ盗んだシャクナゲを猟師岩に捨てたという。
このためシャクナゲはここだけ群生している。との伝説があり清く信じたい。
山名は、その昔猟師たちがイノシシやシカを捕るため、この岩場にひそんだことからその名が付いたという。
帰りは往路をとるが全体として登りになる。
往路といっても帰るときはさらに違った光景が楽しめ、帰りを急がず、足に負担かけずゆっくりと道草を楽しみ帰ればいい。

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