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佐賀県の山

尾根の九州自然歩道を歩く・九千部山 [ 848m ]

三領堺峠 → 説明版(約40分)

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三領堺峠には 九州自然歩道の標柱 が立てられ「七曲峠:0.6km 九千部山:2.7km 石谷山:0.3km」と案内されている。
さらに、右手には佐賀県中原町から登る登山口にある「御手水の滝」についての説明板も設けられている。
ここで一息つくといい。
この場所は、標柱を見る通りコースのほぼ中間点にあたる。
石谷山は、ここから右折して、300メートルと書かれているが、展望は全くない。
一息ついたら 三叉路を左手へカーブ し、ゆるやかに下っていく。
右手には、ヒノキが整然と幹を並べている。
道は、尾根筋の右手南側に付けられ、ほぼ平坦な道を快適に進み、右手へカーブしゆるやかに下って行く。

この辺りは大きな木が目立つ。
三叉路から3〜4分も下っていくと、 右手に「九州自然歩道」と書かれた標柱 が立てられている。
すぐ、ゆるやかに登って行く。
右手には、またヒノキ林が目に入る。
少し登ると、またゆるやかに下りすぐ平らな道になる。
右手には大きな木が、 並木のように道に沿って幹を並べている
道はすぐ狭い尾根道になる。
実に気持ちがいい平坦な道を行く。
並木道を少し行くと、ゆるやかに登りだす。
右手には、 ツバキの木 が葉を茂らせている。

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木の根の多い道を1〜2分も登れば傾斜はなくなり、少し下るとまた 平らな道 になる。
小さな枝には、目印に赤いビニールテープが巻かれている。
さらに左右にカーブし、10メートルもゆるやかに下ると、左手に211番の標柱が立てられ「基山:12.0km 脊振山:12.5km」と案内されている。
道は平坦な尾根を伸び、途中、雨水で表土が流されたような、浅いミゾ道を行く。
そして、少しばかり左手へカーブし、木の根が多い道をゆるやかに登って行く。
すぐ気持ちのいい平坦な道になる。 この辺りは、大きな木が目につく。
尾根道は、どこからとなく風の流れを感じ、気分はいい。
正面に見る、並木のような光景に目を奪われながら、わずかな傾斜を行く。
大きな木が多いと、天井が高く、密生する自然林の中でも広い空間が確保され、 実に清々しい。
少し行くとわずかに傾斜を増し、道には木の根も這い出してくる。
木の根は好んで人目に触れているのではなく、登山者に踏まれ、踏み跡が低くなり、やがて踏み跡が雨水の道に変わり、表土が流され根が露呈したもので、木も登山者の犠牲に他ならない。
一般に、ミゾ道もそうして出来たものだ。
急坂ではないがゆるやかでもない傾斜を、木の間を抜け登って行く。
登りきるとまた下りにだす。
右手には、先が赤い小さな立て札が立てられている。

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立て札から4〜5メートルも行くと、右手に「九州自然歩道」の標柱が立てられている。
少し行くとまたミゾ道になり、底には落ち葉が積もっている。
道は、さらに下りだし平坦な尾根道を行く。
左手を覗き込むと、斜面が切れ落ちてはいるが危険を感じるようなものではない。
平坦な道を少し行くと、ゆるやかに登りだし 、 右手に大木 を見て平坦な道を行く。
左手斜面から、心地よい風が吹き上げてくる。
この風を体に浸りながら、一息ついてもいい。
さらに落ち葉の多い道をゆるやかに登っていくと、60〜70センチメートルほどに輪切りされた丸太木が転んでいる。
登りきるとまた平坦な道になる。

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落ち葉の多い道を行くと石柱が立てられ、側面には例の「山」の文字が刻まれている。
ついでに、上には┼字が形押しされている。
落ち葉の道は、踏み跡が薄いが迷うことはない。
ここを20メートルほど行くと、 左手に212番の標柱 が立てられ「基山:11.5km 脊振山:13.0km」と案内されている。
さらに平坦な道を左手へカーブしていく。
この辺りは、道は広くしっかりと踏み固められ歩きやすい。
気持ちのいい道は五感にも余裕ができ、小鳥のさえずりも聞こえてくる。
ツバキの花が、これまで以上に美しく見える。 空気までおいしく感じる。
自然林の中をこうして歩くこと自体、幸せに感じてくる。
気持ちのいい自然の道 はまだ続く。

標柱から3分も行くと、 落ち葉が多い道 はわずかに登りだす。
すぐ平らな道になり、少し行くとゆるやかに下りだし左手へカーブしていく。
道には小石が多くなり、ミゾ道のようになるが、歩くのに支障は全くない。
すぐ、左手から倒れかかる木をくぐり、ルンルン気分で下って行く。
右手には、岩の上に小石が積まれている。
登山者が 記念に作ったケルン かも知れないが、少し崩れている。
少しばかり下って行くと、道は右手へカーブし下っていく。
左手に岩を見ると、すぐミゾ道になる。
ミゾ道はすぐ平らな歩きやすい道になる。
この辺りの木は落葉樹が多く、今新芽が出かかっている。

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平らな道を20メートルほど行くと、左手に「九州自然歩道」標柱を見る。
すぐ先には、切り倒された木が輪切りされ、道の真中まで転がり込み、踏み跡は左手に湾曲して伸びている。
さらに平坦な道は続く。
九州自然歩道の標柱から、2、3分も行くと、 左手に213番の標柱 を見る。
標柱は「基山:11.0km 脊振山:13.5km」と案内している。
さらに 気持ちのいい平坦な道 を行く。
途中、左手から倒れ掛かる木をくぐっていく。
右手樹間には、九千部山の手前に横たわる稜線が見え隠れする。

さらに、1分余り行くと右手からリョーブの木が頭上に倒れこんでいる。
この木をくぐっていくと、道は右手へカーブしていく。
細尾根の平坦な道を一人で歩くのはもったいない。
しかし、一歩一歩を楽しむには、大勢で連れ立っては味わえない。
一歩一歩の楽しみは、次々に展開する光景に感動したり、 一本の木や岩の形に自然の不思議を感じたり、彩りを添える草花に心奪われ感傷的になったり、そこに立ち止まり静かに自然を見つめ、自然の神秘に触れ感動することもその一つにある。
急坂の登り下りも自然が造った形であり、木や岩の形が異なるのと同じで、汗を流し疲れを感じるのも自然との共生の中で生まれるもので、 疲れも味わいの一つでもある。
そして山頂に立った時、楽しみは頂点に達し自然とのドラマは終わる。
しかし、清々しい余韻は生ある限り果てしなく続く。
正面には、九千部山の手前の山が樹間に大きく弧を描く。
この山は、峰を越えることなく左手へ大きく迂回して行く。
ほぼ平坦な道を少し行くと左手に 「九千部山の植物」と題した説明板 が設置されている。

九千部山の植物
頂上付近では、イヌツゲ・シロモジ・リョーブ・コバノミツバツツジなどがあり秋には、ホンバノヤマハハコ・ナガサキシャジン・センブリ・キオン・リンドウなどの花が咲く。 尾根筋の林に主としてコバウチワカエデ・シデカ・コナラ・ネジキ・カナクギノ等の落葉樹種である。

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