縦走路がいい・釈迦岳 [ 1231m ] − 御前岳 [ 1209m ]
御前岳山頂 → 鎖場 (所要時間:約25分)
道にはまた木段が付けられているが、ほとんど腐りかけ、この木段を10段ほど登ると、標柱から2分余りで御前岳山頂に着く。
山頂は20坪以上の平地があり、ここで昼食にすればいい。
山頂標には「御前岳山頂:1211m」と書かれている。
山頂標の隣には、標柱も立てられ「登山口:2.2km 大仙公園:4km」と案内されている。
展望は、近年自然林が刈り取られ、津江の山々の遠望を楽しむことができる。
以前は見ることができなかった東の方には、釈迦岳の岩峰が小さく見える。
左側には、
レーダー観測局のドーム
も確認できる。
山頂中央部には、景行天皇の御遺跡碑がある。
さて、展望を楽しんだら腰を上げ下山する。
登山口へは、広場の南東の位置に2本の標柱が立っている右手に付けられ、
急坂を下っていく
。
道には小石が多くすべりやすい。
山頂から2分足らず下だって行くと、左手には「えごのき」と書かれた樹名板が幹にかけられている。
エゴノキは、5〜6月に白い花をたくさん付ける。
果皮には「サポニン」という毒成分を含んでいるという。
急坂を下ると、すぐ
岩の段差
を降りていく。
岩場を降りるとまた小石の多い道になる。
さらに
左手へ岩場を下っていく
。
右手には、結び目がついたトラロープが張られている。 岩場を下るとすぐ、ハシゴが付けてある。
ハシゴは、宙に浮いた状態で右手に踏み跡が付けられている。
そして、岩の段差を降り右手へ、木の根の段差をカーブし急坂を下っていく。
すぐ左手へ鋭角にカーブし下っていく。
この辺りは
ネジキ
が多い。 ネジキは5〜6月、白い花を1列に並べて下向きに咲かせる。
この木も、若い枝には毒性があり、口にすれば迷走神経を刺激し麻痺させるという。
名前は、幹がねじれているところから付けられたと言われる。
道は左右に蛇行を繰り返し、小石の多い急坂を下っていく。
ハシゴから3〜4分も下ると、左手に
「りょうぶ」の樹名板
が目に付く。
すぐ左手に、大きな岩が現れ左手に巻いて岩場を下る。
ここには二重になったロープが付けられ用心して下っていく。
さらに急坂を少し下ると、左手に「ぶな」の樹名板を見る。
左手には、樹間に展望が開け一息ついてもいい。
すぐ道は狭くなり、露岩の上を下っていくが、ここは
倒木が表土や小石を包み込んで根元から左手斜面へ落ち込んでいる
。
これも台風の影響か、ここを用心して下っていく。
すぐ左手には「こはうちわかえで」の樹名板を見て
すぐ倒木をくぐり、右手へカーブしていく
。
左手には、幹を途中で曲げ座り心地のよさそうな木を見るが、場所が悪い。
そして右手に大きな岩を見て、急坂を下っていく。
この辺りも小石が多く滑りやすい。 すぐ右手にカーブすると、正面に黄色のテープが張られ、その手前から左手へ急坂を下っていく。
落ち葉の多い道は歩きやすく
、つい早足になってしまう。
落ち葉の道を右手へカーブし、木の根の段差を降りると大きな木が頭上に倒れている。
さらに1分足らず下ると、
大きな木が右手斜面から頭上に倒れ
、これをくぐっていく。
すぐ左手に「こなら」の樹名板を見て、右手へ急坂を下っていくと、道は傾斜をゆるめてくる。
この辺りは紅葉したカエデをよく目にする。
足を止めてみたくなる。
そう思ったら先を急がず一息つき、紅葉したカエデを楽しめばいい。
すぐ枯れた倒木の段差を降り、左手へカーブし狭い斜面の道を下る。
また右手斜面から大きな木が倒れ落ちている。
この倒木は、
幹や枝が切り取られくぐり抜けできるようになっている
。
ゆるやかな下りを少しばかり行くと、傾斜を増し急坂になる。
さらに、3〜4メートルの段差を下っていく。
ここには、大きな結び目を付けたトラロープが垂らされ、急坂を1分も下ると、道には露岩が多くなる。
正面右手には、案内板が立てられ「御前岳山頂へ」と案内され、ここから左手へ急坂を下る。
ここには、木段が付つけられトラロープも張られている。
木段は浮いた状態
にあり、右手に付けられた踏み跡が歩きやすい。