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熊本県の山

奇岩と福寿草の山・仰烏帽子山[1301.8m]

登山口〜水場(40分)

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警  告
近年福寿草が踏み荒らしにより激減していますので、立ち入り禁止区内での写真撮影は固く禁止します。
熊本県五木村


駐車場から登山口まで、舗装道路を約500mほどバックして下ると登山口に着く。
登山口は、車道のヘアーピンにあり、入口にはカーブミラーや登山口の案内板が立てられ、運転中でもすぐ目にする。
駐車は、車道空地を利用できるが狭く駐車場が遠いのが厄介である。
登山道に一歩踏み込むと、左手に福寿草の保護を訴えた案内板や警告板が立てられ、福寿草は「写真は取らず脳裏に焼き付けて帰りましょう」とあり胸が痛む。
「来年もまた同じ花に、会いに着ましょう」とも書かれている。
少し行くと、また左手に五木五家荘県立自然公園の説明板が立てられ、右手には自然木の杖が用意されている。

五木五家荘県立自然公園
(元井谷・仏石・仰烏帽子山)
ここは、五木五家荘県立自然公園区域内です。(球磨郡五木村)
この地域は標高1320mの仰烏帽子山の北東から南東一帯が特別地域に指定されています。尾根や谷筋にはブナ・サワグルミ・シデ・マユミ・ヒメコマツなどの自然林が残されています。
また、この元井谷一帯は、フクジュソウ・カタクリ・ヤマシャクヤク・ヤマトグサなどの石灰岩地を好む貴重な植物の宝庫となっています。(土地所有者;国(林の長)・土屋義人氏)


左手には、ロープが張られその奥には 深緑色のコケに染まった岩 が累々と重なり合っている。
小石の多い道を少し行くと、雨期に表土が流され小石がむきだし水路のようなガレ場を渡って行く。
左手に警告板を見るとさらに、 小石の多いミゾ を横切っていく。
ここを過ぎると土道になり歩きやすくなる。 左手にはまた「お願い」の説明板が立てられ一読すればいい、

お 願 い
この地域は、水源かん養保保安林です。保安林では、水源のかん養や災害などを防止するため森林の保護が図られています。
保安林内では、知事の許可がなければ、立木竹の伐採や損傷、樹根の採掘、また、下草・落枝などを採集することはできません。これに違反すると森林法の規定により罰せられます。
また、保安林内で野草などを盗掘すると森林法第198条の規定により「森林窃盗」として厳しく処罰されます。
貴重なふるさとの自然を守っていくためにご協力をお願いします。
多良木営林署  熊本県  五木村


さらに「ヤマグワ」の樹木板を見ると「登山者の皆さんへ」と題した説明板が立てられ、ここでも貴重な福寿草の保護が訴えられ地元関係者の並々ならぬ熱意が伝わってくる。
すぐ、右手には「フサザクラ」の樹木板を見る。
このコースにも、樹木板が各所に付けられ学習にはなるが、忘れて困る。

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道は少しカーブしスギの植林地右手をゆるやかに登っていく。
足元には、スギの根が木段替わりのように道に這い横切っている。
右手は、岩だらけの沢が流れているが水の流れはない。
根っ子の道を登りきると傾斜はなくなり、狭い道は沢に沿って蛇行して伸びる。
少し行くと、ゆるやかに登りだし右手には安全確保のためか、ロープが張られている。
ロープはすぐなくなり、左手スギ林は自然林に変わってくる。
道はすぐ下りだし、右手涸沢に降り岩だらけの道を行く。
岩だらけの道には踏み跡はなく、登山靴のわずかな形跡を辿りながらゆるやかな傾斜を登っていく。
すぐ、 正面に大きな岩 が立ちふさがる。
わずかな踏み跡は、その大きな岩を避け岩の左手へ伸び、足元を確かめながら岩道を行く。
少し行くと、涸沢に中州のように取り残された小さな小島に数本の木が幹を並べている。
昔日の薄い記憶を辿ると、10数年前この辺りに岩道はなく、落ち葉の快適な広い道を登った記憶があるが、その後大雨に斜面に咲く福寿草と共に表土が流され、地中の岩がむき出しになってしまったことは悔やみきれない。
道は、岩道から左手へ涸沢を抜け出し、土道を行くとまた右手へ下って岩道を行く。
岩道の正面右手岩の上には、 小さなケルン が目に入る。
足元を見ると踏み跡は二手に分かれ、ケルンの右手岩をよじ登れば歩きやすい道になる。
しかし、その岩が登りづらい。
左手へ、なれた岩道を行くと正面に涸沢を遮断するようなコケに覆われた岩壁が立ちはだかる。
その岩壁の手前から右手へカーブし登っていく。

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少し登ると左手に案内板が立てられ、「守ろうよ 地球の緑を 火の手から」と書かれている。
すぐ道は右手へ分岐して下り、先ほどの岩道にあったケルンの横に通じる。
分岐を直進し左手に「シオジ」の樹木板を見て、すぐ右手へカーブし10数メートルも行き左手へ、かなり厳しい傾斜をジグザクに登っていく。
さらに左手へカーブしていく。
左手を見下ろすと ジグザクの道 がよく分かる。
左手へ土道を10数メートル行き、 露岩の縁を登って行く
露岩は滑るやすく、ロープを手に足場を確認しながら用心していく。
数メートルで登りきり、土道を数メートル登り右手へカーブし下っていく。
左手は切れ落ち涸沢を埋める白い岩が目に入る
すぐ正面にロープが張られ、その手前から 丸太づくりのハシゴ を用心して降り涸沢に立ち、右手へ岩道を行く。
または、右手岩壁に取り付き土道を行ってもいい。
少し行くと正面に道標が立てられ、「仰烏帽子 山頂まで90分」と案内されている。
道標を見てすぐ左手へ涸沢を横切っていく。

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涸沢を渡って、右手へカーブし涸沢に沿って小石の多い道を小さく蛇行しながらゆるやかに登っていく。
道端にはコケむした倒木が多い。
少しばかり登ると、道はゆるやかに下りだす。
正面には、山火事注意を喚起した丸いプレートが幹に掛けられている。
左手斜面には、台風の影響なのか大きく育ったスギが倒れ、中途で輪切りされ幹先は右手に片付けられ、歩行に支障はない。
辺りには、伐採期に近いようなよく育ったスギが多い。
少しばかり下ると、傾斜はなくなりスギは自然林に変わる。
せっかくの歩きやすい道は、また涸沢に吸い込まれるように消え、歩きづらい岩道を行く。
正面右手には、 一際目立つ1本の木 がヒコバエに守られるように幹を立てている。
近寄ってみると、樹名板が掛けられ「カツラ」と書かれている。
涸沢は、カツラの木を過ぎたところで二手に分岐左手へ行く。
足元には「オモト」のような植物がよく目に入る。
足場を探るように岩道を行くと、左手斜面から突き出るような岩は、深緑色の分厚いコケに覆われ、日差しに輝き金色に光っている。
しかし、目は足元から離せず、辺りを見回す余裕はない。
少し行くと、岩道の左手端に薄く付けられた踏み跡が次第に濃くなり、しっかりした道に育ち、少しづつ傾斜を増してくる。
道沿いには、 「立入禁止」や福寿草を守る案内板 が多く、左手にはロープが張られている。
登りきるとゆるやかに下り、傾斜はゆるんでくる。
正面に、涸沢に倒れた木を見るとまた岩道に差し掛かり、倒木をくぐって行く。
この辺りは、記録に取るのが大変だ。

お 願 い
この付近一帯は、熊本県立自然公園の特別区域です。
福寿草等の盗掘を見かけたら次に連絡ください。
   0966−37−2028
人吉警察署・頭地駐在所

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岩道はすぐ左手にそれ、再び斜面に付けられた道を行く。
道沿いには、陽に輝くコケがしっとりとしてなんとも美しい。
左手ロープには、等間隔で「立入禁止」の案内板が掛けられ、福寿草を守る意気込みが強烈に伝わってくる。
ゆるやかな斜面は、次第に傾斜を増し岩も多くなってくる。
ロープは二重に張られ、左手斜面に目をやると、待ち焦がれた黄金色の福寿草が目に入ってくる。
しかし、日が当らないせいか落ち葉の中から顔を出した福寿草は、つぼみのように まだ半開きの状態 にある。
右手にはT字形の案内板が立てられ「捨てるな吸殻 捨てるな良心」と訴えている。
少し行くと、日が差込みガレ場のように岩が多くなる。
左手を見ると、斜面が崩壊した跡のように岩が積み重なり合っている。
可愛そうにも、その岩の隙間には福寿草が日差しを受け、黄金色の輝きを放っている。
正面には、何かを守るように網が張り巡らされている。
道はその網の右手へ伸び、 露岩 を登っていく。
さらにゆるやかな傾斜を登ると、すぐ下り始める。

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少し下ると、岩ばかりの涸沢に沿ってほぼ平坦な道を行く。
左手に網は、道に沿って遠くまで続きその間を行く。 福寿草は、網の中にも点在する。
足元に咲く福寿草は、日が当たるせいか精一杯花びらを広げ、目をひきつける。
この時期、雪に隠れた福寿草は、氷の膜を張ったようなかよわい姿を見るが、積のない今年はいつもの年より多いようにも思える。
平坦な道は、涸沢に近づくように右手へカーブしゆるやかに下っていく。
正面には案内板が立てられ、福寿草の保護が訴えられている。
辺りは視界は開け、穏やかな初秋の陽光を浴びなんとなくのんびりとした気分になる。
しかし、足元は小石が多くやはり目は下を向く。
平坦な道は概ね南の方へ伸び、右手に 目印のようなコケむした岩 の柔らかい感触に触れ、左手へゆるやかにカーブしていく。
右手沢には、わずかばかりの水の流れを見る。
少し行くと、道は右手涸沢へ踏み込んでいく。

お 願 い
福寿草や他の野草は皆のものです。
盗ったり、踏んだりしないでください。
熊本県

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