九州最大の山城跡と大樟原生林の山・立花山 [ 367m ]
古井戸分岐 → 山頂(所要時間:約15分)
三叉路正面には道標が立てられ「古井戸」の説明板が立てられている。
山頂へ行く前に、右手「古井戸」へゆるやかに下って行く。
説明板によるとこの古井戸は、立花城が築城され廃城されるまでの250年間、飲料水として使われたものと説明されている。
古井戸までは1分とかからない。
古井戸
は苔むした石が円形に積まれ往時の名残を忍ばせている。
さてここを引き返し、三叉路に戻る。
すぐ8段ほど擬木の階段を登って行くと、左手に
4本の杉
が行儀よく立ち並び、このスギは夫婦杉と呼ばれている。
夫婦杉には注連縄が付けられている。
立花城古井戸
立花城は、元徳2年(1330)大友貞載(大友家6代目)が築城した。 当時博多は、有数の貿易港で海外と交易の利権を求め、約250年間立花城をめぐったしれつな争奪戦が展開され、天正16年(1558)小早川隆景が名島城を築き廃城となるまで、貴重な飲料水として使用されていた。
<新宮町 福岡森林管理署>
夫婦杉を過ぎ9段ほどの階段を登って行く。
そのうち2段は、木の根が程よく階段状に伸びている。
しかし階段を行く必要はなく、右手には登山者の踏み跡がしっかりと残され、本道として使われている。
さらに44段ほどの階段を登りきると、左手に山頂まで100メートルと書かれた
白い標柱
立てられている。
階段はさらに8段・6段と続くが、特に後の階段は使われていない。
すぐ立花山直下の
三叉路
に出会う。
ここにも白い標柱も立てられ、右手に下って行くと、松尾山・白岳への縦走路となっている。
ここを少し直進し登って行くと、左手に分岐し階段を登れば山頂に着く。
ここも直進すると、道には岩が多くなり、岩にしがみつくように幹を立てる木に触れ、根っこが多い岩道を登る。
さらにアーチ状に幹を伸ばす木をくぐり、左手へ岩道を登ると山頂に着く。