羊群原を行く・貫山 [ 711.6m ] − 大平山 [ 587m ]
貫山 → 中峠三差路(所要時間:約45分)
山頂は広く、どこででも体を休めることができる。
山頂には山頂標が立てられ「貫山 711.6米」と書かれている。
山頂は展望に恵まれ、北東の眼下には小倉南区の市街地が広がり、その向こうには、周防灘がいい背景を作っている。
南の方には、由布岳や久住の山々が遠望できる。
さらに、
西の方に転じると、林越えに福智山が望まれる
。
ここで素晴らしいパノラマに時間を割き、昼食でも取ればいい。 抜けた水分も補給すればいい。
道は直進して、山頂を通り抜け、貫林道へと通じている。
十分休んだら、腰を上げ帰路に着く。
道は、山頂から往路を取り、四方台へ戻る。
四方台からは、南の方へ直進し、
久住山系の稜線を見ながらゆるやかに下って行く
と
と、すぐ平坦な道になる。
道は正面に見える、草原の峰に向かって蛇行しながら伸びている。
平坦な道は右手へカーブし少し下ると、右手は表土が流され赤土が地肌を見せている。
その右手にも踏み跡はあるが薄い。
一部、道の路肩まで流されており、用心しながら下って行く。
右手西側には、大平山の
南斜面一帯に羊群原が広がり
、つい足が止まってしまう。
大平山の背後には、福智山の悠然とした稜線が背景を飾っている。
地肌をむき出しにした道は3本になり、下りきると道は1本に束ねられ広い道になる。
道はここからゆるやかに登って行く。
すぐ道は二つに分かれるが、踏み跡がしっかりした左手を登って行く。
1分も登れば、草原に伸びる平坦な道になる。
草原に被われた稜線を歩く平坦な道は、実に気持ちいい。
2分も快適に進むと、道は右手へカーブし急坂を下って行く。
下りきると、すぐ正面の小さなピークを登って行く。
登りきった後は、また平坦な道が続く。
右手眼下に見える、
小さな峰は全体を石灰石で真っ白く染めている
。
道はこの山の南側を通り、大平山へ向かう。
平坦な丘陵の道を右手に離れ、眼下に広がる羊群原に惹かれながら、もう一度その光景を望む。
幾千万の羊が、広い草原に戯れる様は、文字通り羊が群がる草原としか言いようがない。 そこには、
誰かが記念にケルンを造っている
。
さて、気を取り直し、元の道に戻る。
平らな道を少し行くと、正面眼下には中峠を走る車道が見えてくる。
ここから右手へカーブし、急坂を下って行く。
急坂には露岩が多く歩きにくい。
道は
途中右手へカーブすると露岩はなくなり、傾斜もゆるみ歩きやすくなる
。
道はすぐ右手へ分岐し、直進すれば中峠へ、ここを右折し下って行く。
右手へ下る道はその先にもあり、どちらから下ってもいい。
正面眼下には、石灰岩を装った小さな峰に向かい、さらに左手へカーブし、その峰の左手を西に向かってゆるやかに下って行く。
時間さえあれば、のんびりと急ぐ必要はない。
羊群原からもらった感動を抑えながら、分岐から6、7分も下って行くと
三叉路に出会う
。