修験の山・多良岳 [ 996m ]
逆坂 → 多良川水源(約20分)
小さな水路を通り抜け、少し登って行くとすぐ「逆坂」に着く。
逆坂には、
白い標柱
が立てられ「逆坂 頂上迄45分」と書かれている。
すぐ先にも、矢印の案内板が立てられ「多良岳:1.4km」と案内されている。
ここで一息つくといい。
道は少しずつ傾斜を増し少し登ると ここも少し登れば、またゆるやかに下りだす。
矢印の案内板から、2分も行くと落ち葉の道に、
角ばった岩とおにぎりのような岩が2個
、置き忘れられたように座っている。
角ばった岩には、小石が積み上げられ、ここをゆるやかに下っていく。
左手奥深いところから、依然として水が流れる音が聞こえてくる。
少し行くと、
道にはコケむした岩
が目立ってくる。
そこをゆるやかに下っていくと、すぐ平らな道になる。
平らな道を10メートルも行くと、またコケむした岩が多くなる。
右手斜面を見上げると、たくさんの岩が積み重なっている。
おにぎり岩から、1〜2分も行くとまた右手斜面から流れ落ちる水の通路を通って行く。
右手水が流れる通路を見上げると、コケむした岩がゴロゴロと積み重なっている。
ここを少し登ると、道は平らになり、すぐゆるやかに登っていく。
10メートルも行くとまた下り、平らな道になる。
落ち葉の多い道を少し行くと、右手の幹に
「多良岳:1.3km」と案内された赤い矢印の案内板
が目に付く。
案内板の後ろには、薄暗く気づかないが、たくさんの岩が斜面をうずめている。
赤い矢印の案内板から1分も行くと「見上坂」に着く。
右手に、白い標柱が立てられ「多良岳・(国見岳山頂を望む)頂上迄40分」と書かれ、鉄製の支柱から、地に落ちてしまった白い板には 「多良岳頂上迄1000m」と案内されている。
ここで一息つき、左手を見上げると、葉影に多良岳がかすかに見え隠れする。
体を休めたら、多良岳を目指し
小石の多い道
をゆるやかに登っていく。
すぐ左手には、ケルンが造られている。
石の多い道はすぐ歩きやすい道に変わり、ゆるやかに登っていくと、右手に炭焼釜跡の石積みが目に付く。
左手から聞こえてくる水の音は、次第に大きくなる。
沢は、次第に浅くなり、水の流れが見えてくる。
道には小石が多くなると沢と並行してゆるやかに登っていく。
すぐ、右手地面に標柱の文字板が落ち「多良岳:1.2km」と書かれている。
正面には、コケむした大きなスギの足元には矢印の案内板が置かれ「多良岳:1.1km」と案内している。
そのまわりには登山者の手で、たくさんのケルンが作られている。
そして、大きなスギの手前から、岩の多い沢を左手へ渡っていく。
沢には、水の流れが認められるが靴を濡らすほどではない。
沢を渡ると、踏み跡は右手へカーブしまた石段になる。
道沿いには、
コケむした岩
が集うように集まっている。
右手沢には、音を立てて水が流れているが、水量は多くはない。
道沿いには、所々にケルンが作られている。
石段は、薄暗い林の中に見えなくなるまで容赦なく続いている
。
辺りは自然林に覆われているが、大きなスギも点在する。
少し乱れた石段を辛抱し登って行くと、右手の幹に矢印の案内板が付けられ「多良岳1.0km」と案内している。
単調な石段の登りは疲れも早い。
しかし、この案内板を見るたびに、元気が出る。
1分足らず、自然石の石段をゆるやかに登って行くと
右手に標柱
が立てられ「多良岳:1.0km」と案内されている。
その支柱には、「保健保安林」と書かれている。
さらに、コケむした石段は続く。
石段の間には所々に、道を横切るように水落としも付けられている。
この辺りも日が届かず、シャッターを押すのに勇気がいる。
コケむした石段は、次第に段差を増し一歩一歩が足に応えてくる。
右手にコケむし重なり合う岩を見て、左右に蛇行しながら登っていく。
矢印の案内板から3〜4分も登ると、右手にまた同じ案内板が木の足元に置かれ「多良岳:0.9km 中山キャンプ場:1.4km」と案内されている。
100メートルごとに、案内板が設置されている山は数少なくその度元気をもらうが、石段は終わることなく続き、左手へゆるやかにカーブし登っている。
少し行くと、石段の右手に
トラロープ
が張られている。
これは、道をはずれた登山者に踏みまわされ、植生への影響を懸念して付けられたものか。
石段は、一時はとぎれ歩きやすくなるが、すぐ石段に変わり右手へカーブし登っていく。