県境の尾根道を行く・雷山 [ 955.3m ] − 井原山 [ 983m ]
ピーク → 道標(約10分)
辛抱して3〜4分ほど登るとピークに着く。
ここからの眺めもさえぎるものがない。
雷山山頂にある手前の岩もはっきり見て取れる。
さらに東の方へ、足元から伸びる稜線を目で辿ると井原山の山頂も望むことができる。
その左手には、
脊振山山頂の遠望
が得られる。
ここで一息つき、急坂で乱れる息を整えればいい。
ピークには、一本の大きなツゲの木が陰を落とし、気持ちのいい休息場所を提供してくれる。
さて体を休めたら直進するように、東の方へ急坂を下って行く。
急坂はすぐ自然林に覆われ、1分も下ると傾斜はゆるみゆるやかな下りになる。
ゆるやかな下りを、左右に蛇行しながら3、4分も行くとほぼ平らな道になる。
左手には60〜70センチメートルほどの高さから、
たくさんの枝を伸ばした木
を見てゆるやかに登っていく。
1〜2分ほど登ると、
左手にツゲの木がその横には、グミの木
が枝を絡み合わせ、葉を茂らせている。
グミの木は、金鎚の柄にいいと聞く。
ゆるやかな登りは、次第に傾斜を増してくるが、しかし急坂ではない。
すぐ傾斜をゆるめ、気持ちのいい
ササ道
に変わる。
立ち木一本もなく、視野は広がり遠望を楽しみながら、快適に登っていく。
一歩一歩を楽しみながら行くと、林の中の平らな道になる。
すぐ、自然林はなくなり、天井が抜け遠望が得られる平坦なササ道になる。
展望があけると、気も晴れる。
しかし1分足らず歩くと、ササ道は登りだし、平坦な自然林の中へ入って行く。
右手に大きなツゲの木を見て、ゆるやかに登りはじめる。
道には、木の根が2〜3箇所張り出し、足をとられぬよう用心して登っていく。
少し行くと、道をシャベルで掘ったような、U字形の赤土剥き出しの道を登っていく。
さらに尾根筋の道を1分ほど登ると、平らな道になる。
平らな道はU字形のミゾ道に変わり、尾根の
右手南斜面を東の方へ
ゆるやかに下って行く。