右手は井原山へ、雷山へはここを左手に登っていく。
三叉路 正面の道標 には、雷山まで10分と手書きで書かれている。
ここで、一息つき左手へゆるやかに登っていく。
雷山への道は、次第に傾斜を増してくるが、大きな傾斜ではない。
道は、縦走路だけあって広く、踏み跡はしっかりしている。
辺りは、自然林ばかりで、人工林は全くない。
しかし大きな木は少なく、小径木がほとんどを占める。
豊富な自然林に覆われた陵線を、ほぼまっすぐに伸びる 道は例えようもなく気持ちいい 。

道は、標高、900メートルを越える稜線を、西の方へ山頂目指して伸びている。
道はしっかり踏み固められ、迷うことはない。
左手には、目線より少し高いところに、 コブを持った木 を見て、 左右に蛇行しながらゆるやかに登っていく。
気持ちのいい道を、三叉路から3〜4分も登って行くとピークに達する。
ピークからは、葉が落ちる冬場から初春にかけ、樹間に雷山の山頂のシンボリックな岩も見ることができる。
道は、ここから急坂を右手へ下って行く。
すぐ鞍部に着き、ゆるやかな登りになる。

道の両脇には笹が密生している。
少し登ると視界が開け、やがて自然林はなくなり道は広くなる。
道は次第に傾斜を増しながら、幾筋かに分かれまた狭くなる。
鞍部から3〜4分、辛抱して登ると、山頂手前の大きな岩の前に立つ。
その岩の右手か左手を通って行くと山頂に着く。