平谷越には道標が立てられ、右手へ「金泉寺・黒木」左手へ「平谷・鹿島市」と案内されている。
足元には、大村警察署の016番のレスキューポイントや
が付けられている
一息つき、道標に従い右手へ中山越を目指し下って行く。
左手幹には、
が付けられ「中山越」を案内している。
自然林に覆われた斜面を緩やかに下って行く。
ルンルンと下って行くと、また岩が多くなる。
しかし、進むのに支障はない。
辺りは自然林ばかりで、足元には落ち葉が多い。
そして、右手へ向きを変え岩の多い斜面を行く。
落ち葉に判然としない踏み跡をたどって行くと、立て札が立てられ行く手を「中山越」と教えてくれる。
少し登ると、また同じような立て札を見る。
左手斜面から吹き上げてくるような涼しい風を感じながら、歩を進めていくと珍しく幹に巻かれた赤いテープを見る。
さらに、サクサクと落ち葉の音に耳を傾けながら進んで行くと、また赤いテープを見る。
そして、緩やかな傾斜を登り返していくと緩やかに下りだし、
を渡って行く。
すぐ、左手へ巻いて行く。
少し行くと、一部路肩が崩落し転落防止のロープが張られている。
この長い周回コースで、この辺りが最も快適で気分はいい。
ただ、全体のコースから見てのことで、足にこたえる傾斜もないではない。
山頂で見た展望を思い出しながら歩を進め、傾いたリョウブをくぐって行くと、また露岩が多くなる。
赤いテープを見て下って行くと、68番のレスキュウーポイントを見る。
ここは雨期だけに流れる枯沢か、これを登り返すと歩きやすくなる。
両脇に大木を見ながら、分厚い落ち葉を踏んで緩やかに登って行く。
レスキュウーポイントから4〜5分も行くと、67番のポイントを見る。
小さく蛇行を繰り返し緩やかに登って行くと、ミゾ道になる。
右手には脇道が造られ、これが本道化してしまっている。
そして、道標を見て右手へ向きを変えほぼ平らな落ち葉の道を行く。
これこそ快適な道で、少し辿ると中山越に着く。