ここが「つげ尾」と呼ばれるところで、わずかな落ち葉の空地ながらもホッとする。
ここには道標が立てられ、左手へ「遠目山・郡岳難路9km」右手へ「経ヶ岳0・6km」と書かれている。
一息ついて、重い腰を上げ右手東側へ緩やかに登って行く。
すぐ左手に大村警察署が付けた
を見る。
そして、岩に塗られた黄色いマークを見ると、傾斜は大きくなる。
根っこの多い尾根筋に、踏み跡は落ち葉にはっきりはしないが、不安はない。
左手に山火事注意のパネルを見ると、板状の3枚の岩に目が行く。
根っこの道の左手にも踏み跡が付けられ、これが本道化している。
コケむした岩と根っこの尾根道はさらに傾斜を増し、登りきると傾斜は緩んでくる。
しかし、10mも行くとまた傾斜を増してくる。
そして、例の白い立て札を見て大きな傾斜を登って行く。
露岩の段差を登り、息を整え露岩をよけて行く。
尾根筋にも岩が多いが、登路ほどではない。
それより、自然林に覆われた尾根筋を流れる風が実に心地いい。
山火事注意のパネルを見ると、また登りだす。
この辺りも岩が多い。
さらに山火事注意を見て岩場を登って行くと、小石の道に一変する。
そして、歩きやすい小石の道を右手へ弧を描いて登って行く。
この辺りはシャクナゲが多い。
左手へ向きを変え登って行くと、014番のレスキューポイントを見る。
これから右手へロープを手に、岩場の大きな傾斜を登って行く。
そして、右手へ向きを変え木製のハシゴを登り、さらに滑り落ちそうな小石の急坂を登っていく。
これを登ると踏み跡は左右に分岐し、それぞれロープが張られている。
これを踏み跡がしっかりした左手へロープを手に木段を登って行く。
傾斜は大きい。
さらに急坂に、急ごしらえしたような頼りない木段を登って行く。
一息ついて、今度は腐れかけた木段を登っていく。ここも傾斜は大きい。
少し登ると、今度は岩場になる。
岩場には左右にロープが張られ、用心して登っていく。
少し登ると傾斜は緩むが岩は多い。
この辺りまで来ると、山頂から登山者の声が聞こえてくる。そして、土道の大きな傾斜を行くと山頂に着く。