木道が楽しい・蛤岳2 [ 862.8m ]
分岐〜蛤岳山頂(25分)
道は、左手へ沢を渡れば小川内へ行く。
沢も右手から流れ下ってきた沢とここで合流し、山頂は直進してその沢を渡り右手へカーブし登って行く。
右手の1mほど小高い所には道標が立てられ「小川内:4・5KM 脊振山:3・1KM 蛤岳:1・0KM」と案内されている。
さて、ここで一息つき山頂を目指す。
右手から流れ下ってきた沢
を渡り右手へ向きを変え、左手足元に24番の白い立て札を見てゆるやかに登って行く。
右手に小さな沢を見て少し行くと、道は沢を背に左手へカーブし大きな傾斜を登って行く。
登りきるとゆるやかに下りだし、右手へカーブし傾斜を増して下って行く。
そして傾いた木をくぐると傾斜はなくなる。
左手斜面に目を向けると
九州自然歩道の標柱
が目に入る。
すぐ
小さな沢
を渡っていく。
ここは東西に流れる尾根の谷にあたり、なんとなく空間が広がり気持ちも開放される。
ここでも一息つきたくなる。
直進して少し行くと、左手へカーブしコケむした露岩の多い道をゆるやかに登って行く。
右手に目をやると、コケむした岩に幹を立てる木が目に付く。
その左手には、変な形をしたスギの木も目にいる。他にも普通じゃない木が多い。
少し行くと左手に桜の木が目に入る。
7〜8m先にも桜の木を見る。
桜の木を見ると、なんとなく満開した桜を思い出す。
自宅庭の小さな桜の木も、毎年満開しその時期どの花よりいやされ、この時期仲間との酒盛りは年中行事になってしまった。
さて、ゆるやかな傾斜は次第に傾斜を増し、ミゾ状の道を少し登ると傾斜をゆるめ、ほぼ平らな道になる。
少し行くと左手に展望が開け、並行して伸びる稜線に目がいく。
道沿いには、大きく育ったスギが目立つ。
そしてゆるやかに登って行くと、傾斜はゆるみ右手へカーブして行くとゆるやかに下りだす。
道沿いに立つスギはいつの間にかヒノキに変わる。
さらにゆるやかに下って行くと、┫字形の
犬井谷分岐
に着く。
ここにも道標が立てられ、直進して犬井谷、後方を脊振山:3・5KM、左折して蛤岳:0・6KMと案内している。
犬井谷への距離は書かれていない。
一息ついて、右手に25番の白い立て札を見て、道標に従い左折していく。
少し下りゆるやかに登って行くと、左手に
193番の木柱
が立てられ「脊振山:3・5KM 基山:21・0KM」と案内している。
数メートル進み、ゆるやかに下って行くと傾斜はゆるみほぼ平らになる。
平らな道は、やはり足に優しい。
ヒノキ林の道をゆるやかに登って行くと、少し傾斜を増し根っ子が這い出してくる。
根っ子の道を少し登ると、傾斜は収まり歩きやすい道になる。
そしてゆるやかに登りだす。
ゆるやかな傾斜に足は軽く歩幅も伸びる。
それより、道標を見て犬井谷分岐から山頂まで600mの短い距離を教えられ、山頂に近づく一歩に元気をもらう。
足早に急ぐ足を抑えながら、左手に目を向けるとコケむした岩が身を寄せ合うように集まっている。
ゆるやかな登りはゆるやかに下りだし、左手に「脊振山ー蛤岳 あいれふハイキングクラブ」と書かれた文字板を見る。
さらにコケむした岩に目を取られながらゆるやかに下っていく。
道沿いには赤いテープが多い。
少し下ると左手に、美しい緑色にコケむし、横一線に割れた
ホットドッグのような岩
に目がいく。
道はまたゆるやかに登りだし、徐々に傾斜を増してくるが1分余りで登りきる。
左手に九州自然歩道の標柱を見ると、ゆるやかに下りだす。
道はすぐ傾斜をゆるめ、平な道を行くとまた下りだし次第に傾斜はゆるんでくる。
少し下ると
右手へカーブ
、ゆるやかに登りさらにゆるやかな傾斜を下り、左手へカーブして行く
少し下るとゆるやかに登りだす。
少し登ると左手に、今度は上下に割れた岩が目に付く。
数メートル平らな道を進み、またゆるやかに登って行く。
足元には、コケむした小さな切り株が道に沿って並び、つまずきかねない。
植林地を抜け出し少し行くと、左手に194番の木柱が立てられ「脊振山:4・0KM 基山:20・5KM」と案内されている。
山頂まであと100mと素早く計算してしまう。
左手小径木の自然林に目をやると、この場所に似つかないほど
大きな岩
が目に付く。
よく見ると、この岩も横一線に割れ目ができている。
なぜか、このコースにナイフを入れたような岩が多いが、よく分からない。
さらにゆるやかな傾斜を登って行く。
道は徐々に傾斜を増してくる。
左手樹間には脊振山の稜線が見え隠れする。
さらに傘をさしたようなツゲの木をくぐって行く。
すぐ左手に、また桜の木を見る。
傾斜はなかなか厳しい。
そして右手へカーブし急坂を登って行く。
さらに右手へ回り込んで行くと、やっと山頂に着く。
正面には国土地理院の石柱が立てられ、その横に露岩が並ぶように形造っている。
右手には山頂標が立てられ「蛤岳山頂:822米」と書かれている。
白い木柱も、今では自然と溶け合うように白い塗料ははがれ、文字も消えかかっている。
左手へ数メートル進むと、気持ちのいい山頂広場に着く。
広場には、下枝が落とされた
ツゲの木
が日陰を落とし、そこに腰を下ろせばいい。
広場から展望は得られないが、さらに直進すると左手に九州自然歩道の案内板が立てられ、右手には蛤岳の説明板も立てられている。
そして正面の蛤岩を登れば南側に展望が開ける。
眼下に筑後平野が一望され、筑後平野貫く筑後川が悠然と蛇行して流れ有明海に消える。
蛤 岳
標高863m。ここからの見晴らしは素晴らしい。東に九千部山、西に天山、南に多良岳、北に脊振山。また、渡り鳥のこう路にもなっている。山頂には、奇岩、蛤岩と呼ばれる珍しい形の巨岩が並んでいる。
脊振山へ
蛤岳の急斜面を下り、杉・ヒノキの中の起伏の多い尾根を行き広葉樹林を少し下ると沢に出る。この沢を上流に向かって再び尾根に出て少し行くと三叉路がある。 これを右に行き植林地を抜けて急な坂道を登りきると、自衛隊のパラボラアンテナの下に出る。これより自然林に踏み入る。林立するブナやカシ、カエデ類、イヌシデ、ミズナラなどの茂みが脊振山まで続き、山腹を巻くこの区間は、本コースの中の圧巻である。