木道が楽しい・蛤岳2 [ 862.8m ]
四辻〜分岐(10分)
橋を渡って右手へゆるやかな傾斜を登れば四辻に着く。
左手には九州自然歩道の標柱、右手には白い立て札が立てられている。
左手を見上げると、道路側溝のふたを積み上げたような石段がどこまでも伸びる。
童心に戻り、興味本位で登ってみると250段を数えるころ作業小屋を右手に見る。
一時土道を登り、さらに200段ほど登ると自衛隊基地の鉄条網で止まり、結局無駄足になってしまう。
右手にも石段が伸び、わずかに遠望が得られる。
足元には道を横切るように、黒いゴムホースが敷かれ「水道管注意」と書かれた青い支柱も立てられている。
数メートル先にも九州自然歩道の標柱が立てられ、すぐ先には「脊振山:1・5KM 基山:23:23・0KM」と書かれた189番の木柱が立てられている。
ここで一息つき、すぐ
薄暗い植林地
へ踏み込んでいく。
右手、手前の1本だけはスギが植林され、踏み込むと左右共にヒノキ林になる。
ゆるやかな傾斜を、露岩をよけながら登って行くと傾斜はゆるんでくる。
ほぼ平坦な道を3〜40m行くと、ゆるやかに登りだし正面に木段が見えてくる。
傾斜の大きい木段
を13段、さらに根っ子の階段を登ると景色は一変し明るくなる。
辺りは自然林に覆われ、風の流れを感じる。
しかし、目にするもののほとんどが何故か小径木で大きな木は見当たらない。
根っ子が這い出す道を登り、右手へカーブし下って行くと、右手角に小枝に巻かれた赤いテープを見る。
7〜8mも下ると左手へカーブ、ほぼ平らな道を少し進みさらに右手へカーブし下っていく。
すぐ傾斜はゆるみ、右手にまた赤いテープを見る。
さらに右手へ大きな傾斜を下っていく。
気を休めるように正面樹間に目を向けると脊振山系の稜線がうかがえる。
大きな傾斜を10mほど下ると傾斜はゆるみ、平らな道を5〜6m行くと左手へカーブ、根っこの段差を下っていく。
さらに右手へ急坂を降り、
小さな沢
を渡っていく。
沢にはわずかばかりの水の流れを見る。
沢は、脊振山系から流れ落ちる二つの沢がここで交差し右手西側流れ落ちる。
左手にコケむした岩を見て根っ子の段差を登り返し、右手へカーブし赤いテープを見てまた下っていく。
そのテープの下には、腰を降ろしたいようなコケむした岩が目に付く。
しかし、少し傾きすぎている。
そしてゆるやかに下って行くと、
急に切れ落ち
左手幹に掛けられて文字板を振り返ると「危険」と書かれている。
数メートルの斜面を用心して降り、壊れた木橋を渡り根っ子の階段を登ると、道は平らになる。
すぐゆるやかに登りはじめ、10mも登ると左手へ回り込むように登って行く。
正面の道の真ん中には、横しま模様の桜の木を見る。
少し行くと左手にも桜の木を見る。
この辺りは桜が多い。
すぐ右手へカーブし、ゆるやかな傾斜を登って行く。
すぐ先の左手には、たくさんの幹を立てた木に目がいく
数えると、大きな幹が8本、小さな幹を3本ほど数える。
4〜5m先の左手にまた
桜の木
を見る。
あと1〜2週間遅ければ、開花の時期を迎える。
しかし、今は満開の桜を想い浮かべるしかない。
それでも気分はいい。
さらに4〜5m行くと右手へカーブ、歩きやすい道を行く。
辺りにはササが広がり風通しもいい。
ゆるやかな傾斜を登って行くと、右手足元に案内板が立てられ「歩行中のタバコはやめましょう」と書かれている。
案内板の支柱は既に腐れ落ち、
案内板
は立て掛けられた状態にある。
左手に大きな松の木を見て、ゆるやかな傾斜を登って行くとT字形の分岐に着く。