header_rogo.png

九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

ホームホーム福岡県の山福岡県の山佐賀県の山佐賀県の山大分県の山大分県の山熊本県の山熊本県の山長崎県の山長崎県の山宮崎県の山宮崎県の山鹿児島県の山鹿児島県の山その他の県の山その他の県の山

HOME > 九州の山 > 佐賀県の山 > 土器山 > 山の記録4

佐賀県の山

岩壁の道が楽しい・土器山 [ 429.9m ]

あずま屋 → 山頂(約10分)

CIMG5092.jpg
CIMG5093.jpgCIMG5094.jpg
CIMG5095.jpgCIMG5096.jpg

あずま屋は、床も張られここでも腰を下ろすことが出来る。
あずま屋から展望は得られないが、東屋の前に立ち正面に 記念碑のような岩 が目につく。
右手には「自然を大切に 山火注意 この先危険」と書いてある。
その岩と案内板の間をシダをかき分けていくと、大きな岩がありそこから南側に展望が得られる。
ここからは、眼下に鉄塔を建てた日の隈山が目に入る。
その先には、広大な佐賀平野が広がっている。
九州随一を誇る筑後川の悠久の流れは、遠く有明海までおよび静かに消えていく。
岩の上で一時寝そべっても気持ちいい。
時計を見て、腰を上げ先の分岐へ戻る。

CIMG5099.jpg
CIMG5100.jpgCIMG5101.jpg
CIMG5102.jpgCIMG5103.jpg
CIMG5104.jpgCIMG5105.jpg
CIMG5106.jpg

岩壁は砂質で滑りやすく、 左手に標柱 を見て用心して山頂への岩壁の狭い道へ下る。
ここから数メートルも登ると、落ち葉の道はゆるやかに下り始める。
下りきると平坦な道になる。

平坦な道を10数メートル行くと 正面は石段 になる。
石段は26段を数える。 登りきると、すぐ左手に手水石がある。
左手には大きな岩があり、その岩に立つことも出来るが展望は得られない。
山頂は、ここを直進して岩場を登っていく

CIMG5107.jpg
CIMG5110.jpgCIMG5108.jpg
CIMG5109.jpg

山頂へ行く前に、右手の石段を登ってみる。
石段の右手には 「八天神社上宮 御神体岩」と書かれた説明板 が立てられている。
石段を登ると正面に大きな岩が現れる。これが御神体岩で、その足元には祠が安置されている。
以前は拝殿もあったが、台風で壊れ今はない。
二つの大きな岩の間に岩が乗っかっているが、市房山の山頂から、のこぎり尾根へ向かった所に、これに似た光景を見る。

CIMG5162.jpg

八天神社上宮 御神体岩
北東から眺める土器山は、秀麗な三角形の神奈備(かんなび)山である。
古代にいては、こういう山は神霊や祖霊が宿るものとすて崇められた。
神奈備信仰の通例として、山頂に、神々が寄坐(よりま)す「盤座(いわくら)」と呼ぶ巨石がある。正面の大岩がそれである。
岩そのものが御神体であるので、社殿はない。
御神体岩の根元や周辺には、願い事のある人達が持って登り、諸願成就のために納めたおびただしい数の土器(かわらけ)がある。 土器山の名の由縁である。ここは又「雲取り」の異名を持つ。
昔の人は、雲は山頂の岩から生じると信じ「雲根」とも言ったが、雲は雨を呼び、雨は平地の人々に不可欠の恵みの水となる。
「雲取り」とは、その雲を取り込み、水源となる御神体山の愛称なのだろうか。

CIMG5114.jpg
CIMG5112.jpgCIMG5113.jpg
CIMG5115.jpgCIMG5116.jpg
CIMG5118.jpgCIMG5119.jpg
CIMG5121.jpg

さて、石段を降り元の道へ戻って右手山頂へ登ってもいいが、左手の岩場を登って右手へ小さなハシゴを登り、 御神体岩に立ち展望を楽しむ ことが出来るが、 説明板を読んだ後は気が引けて登りづらい。
特に「親不孝岩」の説明板に書かれた「覗きの行」を思いだす。
ここにも 木製のテーブル が用意され、ここに腰を下ろし静かな時の流れを楽しんでもいい。
ここでは「土器」を「カワラケ」と読ませてある。
このベンチの後ろには「古賀メロディー 世界へ轟け富士登山」と書かれ、青く塗られた木柱が立てられていたが、これも今はない。

山頂へは、手水岩まで戻ってもいいが、ここから右手へ 山頂への道へ近道 を取ってもいい。
山頂への道も、狭くコケむした岩道が続く。
上宮から山頂までは4〜5分の登りとなる。
途中、岩をよけて登っていく。

CIMG5122.jpg
CIMG5124.jpgCIMG5125.jpg
CIMG5126.jpgCIMG5127.jpg
CIMG5128.jpgCIMG5129.jpg
CIMG5130.jpg

シダの多い道を登って行くと、また岩壁の道が続く。
土器山は、最後の最後までこうした道が続いてしまう。
上宮から4〜5分も登ると三叉路になり、 左手に標柱 が立てられ「順路(標高:429m)」と書かれている。
左手へは、腰巻山へ通じており踏み跡は少し薄いが一本道で迷うことはない。

三叉路を直進すると、すぐ山頂に着く。
左手岩の裏側に回れば、北側に展望が得られ、脊振山頂の自衛隊基地の鉄塔やドームが遠望できる。
ここにも ベンチ が置かれ、案内板も立てられている。
昼食は、上宮かあずま屋へ戻り、ゆっくり土器山を楽しめばいい。

LinkIcon山の記録3【 山の記録4 】スライドショーLinkIcon

pagetop_off.pngpagetop_off.png