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大分県の山

展望に時を忘れる・鳴子山 [1643m] - 白口岳 [1720m]

稲星越〜鳴子山〜白口岳〜鉾立峠(2時間10分) [ この区間の地図 ]

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少し行くと正面に道標が立てられ、左手を稲星山、右手を白口岳そして直進は東千里ヶ浜を通り久住山・中岳・法華院の十字路へ通じる。
ここで一息つき、鳴子山を目指す。
鳴子山への道は、十字路を右手へ白口岳の方へ少し行くと、右手へ狭い踏み分けがある。
しかし、 草に隠れわかりづらい。
わからなければ、白い立札を過ぎ数メートルのとこらから、右手へバックするように しっかりした踏み跡 があり適当に道を選べばいい。
狭い踏み跡を緩やかに登って行くと、すぐ稲星越最高点に達し、稲星山・中岳・白口岳・大船山を仰ぐことができる。
そして目指す鳴子山、左手眼下には 片ヶ池 、その左手先には鉾立峠等一望できる。
鳴子山は、足元から二つの岩コブを越え、二つ目を大きく下り登り返せば山頂に達するのが見て取れる。鳴子山の標高は足元より低く、全体として下りとなる。
展望を楽しみ、ここから緩やかに下って行く。
すぐ岩場の前に立ち、岩を避けるように左手へ降り右手へ回り込み下って行く。
さらに数メートルの岩の段差を下りて行く
ここもミヤマキリシマが多い。
そして、左手へ岩の隙間を抜け下って行く。
すぐ、右手へ岩壁の横を進み土道を行く。

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すぐ、尾根筋から外れ右手へ土道を下って行く。
4〜50mも灌木の中を下り、左手東側へ向きを変えほぼ平らな道を行く。
目を上げると樹間に大きな岩が見えてくる。
すぐ左手へ登りだし、その岩の左手へ行くと、正面に突き立つ岩峰が見えてくる。
この岩峰は、例の潜水艦の司令塔と呼んだ岩の真上に位置し、鳴子山の稜線を形どる岩々の一つで、なんともシンボリックな形をしている。
そして、この岩の左手を抜け、岩場から一旦降り岩壁に沿って緩やかに登って行く。
ここからも展望がきき、行く手の尾根筋や 白口岳 が一望できる。
さらに、灌木の中を緩やかに登って行く。
すぐ尾根筋の右手へ向きを変えて行く。
この辺りもミヤマキリシマが多く、岩に這いつくように広がっている。
前方東側には、鳴子山の南側斜面を彩る紅葉がその時を迎え、その艶やかさに見入ってしまう。

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さらに、岩の縁を通り尾根の左手を行く。
途中、その道から外れ、右手へ岩の段差を登りその岩に立つと、四方に広がる絶景に感動してしまう。
ここが、山頂手前のピークのてっぺんにあたり、前方には鳴子山、左手北東の方には、久住の奥座敷で雄姿を見せる大船山が一望できる。
行く手は、元に戻らず、2〜3mの岩場を下り、左手岩壁の左手から登ってきた道に降りつく。
降りたところには、久住では珍しくシャクナゲを見る。
久住のシャクナゲは、黒岳から前岳を通り白水鉱泉に至るコースにシャクナゲが群生する。
そして尾根筋を、山頂目指し緩やかな傾斜を少し行くと、すぐ、大きな傾斜を下り右手へカーブして行く。
この急坂は、下れば下るほど帰路の登りとなる。
これもいたしかたないが、気にならないではない。
さらに左手へ向きを変え、大きな岩の左手を行く。
急坂を4〜5分も下ると傾斜は緩み、すぐ登りに変わり緩やかに登って行く。
道沿いには、ミヤマキリシマが多い。
他に、季節はずれの花を咲かせるミヤマキリシマやリンドウも見かける。

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緩やかな傾斜は次第に傾斜を増してくる。
しかし、大きな傾斜ではない。
少し登ると灌木林を抜け、見通しがきいてくる。
素晴らしい紅葉に包まれるが、山頂付近はすでにその時を終えようとしている。
紅葉と心地いい風に、一機に山頂目指し登って行くと難なく山頂に着く。
山頂は、「鳴子山」と書かれた白い文字板以外特別記録するものはないが、それ以上に四方に広がる展望がいい。
目前に大船山、左手に白口岳、その右手に平治岳、坊がつるなど一望できる。
眼下には片ヶ池も見るが水はない。
展望を十分楽しんだら、往路を戻り稲星越へ行く。
往路は、ピークを一つ越せば大きな登路はない。
右手に、白口岳を見て緩やか登って行けば稲星越に着く。
そして、白口岳を目指し十字路を右手へ緩やかに登って行く。

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左手には、広大な東千里ヶ浜の奥に、久住山系で最も高い中岳が、その背後に天狗ヶ城が見える。
白口岳は一本道で、迷うことはない。
緩やかな傾斜を行くと次第に傾斜を増してくる。
道には岩も多くなる。
そして右手へ向きを変え、尾根筋に向かって登って行く。
尾根筋に登りつくと傾斜は緩んでくれる。
右手に大船山が大きな山体を見せている。
左手に目を向け中岳に目を移すと、その左手、池の小屋の改修工事が行われている。
改修は他に久住分かれの避難小屋や平治岳登山道も改修が進んでいるという。
緩やかな傾斜はすぐ傾斜を増してくる。
道は直登せず左手へ回り込み、さらに右手へ向きを変え登って行く。
正面に、白口岳のシンボリックな岩を目がけて登り、その岩の左手から右手へ巻いて行く。
さらに、ひと登りすると 白口岳山頂 に着く。
山頂標は、右手岩の上に立てられている。
ここからの展望も素晴らしく、久住のほとんどの山頂が見渡せる。昼食は、ここ白口岳か鳴子山がいい。
さて、まだまだ先は長く、時計を見て重い腰を上げ山頂直下の鉾立峠を目指す。
鉾立峠までの標高差は、350mほどあり一機に下って行く。
しかし、言葉通り一機に下るのは容易でない。
滑りそうな小石の道を少し下ると、いきなり垂直に近い3〜4mの岩壁を下って行く。
岩場を下ると、滑りやすい小石の道に変わる。
傾斜は大きく、小石に足を取られそうになる。
小石の道は、意に反し容赦なく続く。

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左手に向きを変えると、あの広い坊がつるが狭く見える。
法華院温泉山荘の建物も小さく見える。
坊がつるは、面積は約53ha、標高は1200mを越え、2005年11月ラムサール条約の登録湿地となっている。
さらに小石の多い急坂を下って行く。
正面眼下には、次のポイントとなる鉾立峠が、まさに直下に見える。
ここで滑ったら、鉾立峠まで一機に転がってしまう。
左右に蛇行を繰り返し、灌木の中に踏み込んでいく。
灌木の中も、容易に足を運ばせてはくれない。
少し下ると ロープ が張られ、ロープを手にその段差を降りて行く。
すぐ岩道になる。
この岩道も容易でない。
踏み外せば尻もちつくだけではすまされない。
用心し、一歩一歩足場を確かめ下って行く。
急坂の途中、足を休め展望を楽しむのに 格好の場所 がある。
しかし、立てるのは一人か二人と狭いが、足場は平らで安定している。
一息つき、さらに岩道を蛇行し下って行くと、また滑りやすい土道に変わる。 
ここは、左右 2本のロープ が張られている。
滑りやすい土道はさらに続き、ロープに助けられ下って行く。
眼下に目を下ろすと、鉾立峠が随分近づいて見える。
しかし、まだまだかなりの高度差を感じる。
ただ、道筋を追えるだけ気は楽になる。

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目を上げると、紅葉に染まった大船山がさらに近づいて見える。
さらに、滑りやすい土道を蛇行し下って行くと、またロープが張られている。
ここで滑れば衣類は汚れ哀れな事態になる。
そこまでは想像したくない。
道沿いに、季節はずれに咲いてくれたミヤマキリシマにも、そんな姿は見せたくない。
用心第一で下って行くと、また岩道になる。
途中岩道を避け、左手へ寄るとササやカヤトの道になる。
狭いが、ここが下りやすい。
しかし、岩も多くルンルンと下ればつまずいてしまう。
用心して下って行くと路面が見えてくる。
さらに、左右に蛇行し下って行くとやっと鉾立峠に着く。

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