灌木の登路がいい・倉木山 [1155m]
登山口〜道標 (15分) [ この区間の地図 ]
運よく、牧道終点に駐車できれば、車はUターンし止めておく。
登山口は、右手に付けられ小さな木柱が立てられている。
すぐ左手へ向きを変え、緩やかに登って行く。
10m余り行くと、両脇に元ゲート跡の鉄製の支柱が目に入る。
途中左手へカーブし、目印のブルーのテープを見て緩やかな傾斜を行く。
道は、12月初旬大半の樹木は冬支度を終え、落ち葉が踏み跡を覆い隠してしまう。
しかし、踏み跡はなくても行く手に不安はない。
分厚い落ち葉をサクサクと音を立て緩やかに登って行くと、左手から植林地が迫ってくる。
植林地には、ヒノキが育てられている。
道は少し傾斜を増し、植林地の縁を行く。
そして、左手に大きなヒノキを見ると、すぐ、
二手に分岐
する。
正面には道標が立てられ、左手へ直進して伸びる道は「急登コース 1時間10分」右手へ登るコースは「山麓コース 1時間10分」と案内されている。
分岐を右手へ山麓コースをとる。
支尾根を数メートル登ると、左手に「山火事注意」の立札が立てられ、支柱には「山腹廻りへ」と書かれた文字板を見る。
数メートル下り、正面に張られたトラロープの手前から、左手へ鋭角にカーブし下って行く。
10m余り下ると傾斜はなくなり、ほぼ平らな道を行く。
道は、すぐ緩やかに登りだす。
左手には、山道を保護するためのものか、それとも斜面を流れ落ちる雨水のミゾか、木柵が施されている。
右手に目を向けると、樹林の切れ間に由布盆地が見渡せる。
右手には由布岳もうかがうことができる。
分岐から2分も経たころ、右手に道標が立てられ「倉木山 2km」と案内している。
さらに緩やかに登って行く。
左手斜面に目を上げると、形のいい1個の岩が目に入る。
そして、右手へ孤を描くように大きくカーブし登って行く。
少し行くと、右手にはスギの若木が植えつけられている。
当然、これらの木が育てば、今見る由布の田園風景は過去の思い出に変わってしまう。
さらに緩やかに登って行く。
少し行くと、わずかばかり傾斜を増してくる。
しかし、大きな傾斜ではなく、足を運ぶのが楽しいくらいで葉を落としてしまった林に目を向けながら登って行く。
登り切り左手へカーブしていくと、道沿いには苔むした岩が多くなる。
遠く右手からは、高速道路を走る車の排気音がかすかに聞こえてくる。
左手には、苔むした岩が目を引く。
そして、右手へカーブしヒノキの間を行くと、傾斜は緩みほぼ平らになる。
すぐ、緩やかな登りに変わる。
右手には、山頂部が雲に隠れた由布岳が、その手前には黄金色に輝く飯盛ヶ城が目を引く。
右手眼下に広がる由布市の田園風景を楽しみながら、緩やかに登って行く。
そして、左手へカーブすると傾斜は緩んでくる。
右手に大きく育った5〜6本のスギを見て、右手へカーブしていく。
その左手斜面には、ミゾ状をしたプラスチックの構造物が付けられている。
そして少し下り、緩やかに登って行く。
足元には、水気が多く靴を濡らしてしまう。
途中、小石が多い道は一部路肩が欠落し狭くなっている。
さらに右手に、天気が良ければ眩しいような黄金色の飯盛ヶ城を見て、植林地へ踏み込んでいく。
登り切ると、左手へカーブしていく。
左手には、
古い文字板
が幹に吊るされ「駐車場まで1km(仮標)」と書かれている。
ここから右手へ向きを変え、自然林の中を緩やかに登って行く。
分厚い落ち葉に、踏み跡ははっきりしないが行く手に不安はない。
それより、冬の陽気を全身に受け、のんびりと落ち葉を踏みしめて行く気分が実にいい。
少し行くと正面に植林地が見えてくる。
道はその手前から左手へ、鋭角にカーブして伸びる。