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九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

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ササ道がいい・岩井川岳[1522m]・扇ヶ鼻山[1698m]

分岐〜岩井川岳〜分岐〜扇ヶ鼻(40分) [ この区間の地図 この区間の高低図 ]

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分岐で一息つき、右手へ丘陵を行く。
視界は四方に開け、見渡す限り広がるササの海原にミヤマキリシマが群生する。
踏み分けは、わずかな傾斜で蛇行して伸び、100m余りもあろうか、小高くなった平頂目指して行く。
小高い平頂に登り着くと、正面に阿蘇の贅沢な風景がパノラマのように一望できる。
そして、ほぼ平らな踏み分けを下り加減に歩を進めて行くと、国土地理院の木柱が目に入る。
脇には、三等三角点の石柱も立てられている。
踏み分けは、右手にも分岐して伸び、正面に涌蓋山その右手背後には万年山の遠景が霞んで見える。
目前には草原の猟師山が、静かに横たわって見える。
右手には、次に目指す扇ヶ鼻が、ササの海原に浮かように大きな山体を見せている。
その斜面角度は大きく、急坂であることは容易に想像できる。
そして、今一度阿蘇涅槃像に目を向け、左手に涌蓋山、正面に扇ヶ鼻を見て分岐へ戻る。
分岐で一息つき、直進して緩やかな傾斜を登って行く。
少し行くと、ササの踏み分けは灌木帯へ誘い込まれるように伸びる。
灌木帯に入ると、日当たりのせいかササは緑色に一変する。
踏み跡はしっかりと固められ、踏みはずすような事はなく一本道で迷うこともない。
密生するササ道を行くと、徐々に傾斜を増してくる。
しかし、大きな傾斜ではない。
道沿いには、時折色褪せた赤いテープが巻かれている。
左手にコケむした岩を見て左手へカーブして行くと、さらに傾斜を増してくる。
この辺りはコケむした岩が多い。
そして、左右に小さくジグザグを切り、枝尾根の右手南側斜面に出ると傾斜は緩んでくる。
足元は依然としてササが多い。
緩やかな傾斜のササ道を登って行くと、左手へカーブ傾斜を増してくる。
そして枝尾根の左手斜面の急坂を行く。
傾斜は写真で見るより大きい。
しかし、岩井川岳から見る斜面角度よりはるかに小さい。
滑りやすい道筋を避け、灌木に助けられ脇道に反れさらに急坂を行く。
灌木の中は、さすがにミヤマキリシマは見当たらない。
灌木に踏み込み、15分余り登ると灌木帯を抜け明るくなる。
傾斜も緩み、次第に展望が開けてくる。
そして、左手には猟師山を見ながら灌木帯を登って行く。
道沿いには、ミヤマキリシマが多くなる。
少し行くと、右手に扇ヶ鼻の南端の数個の岩が見えてくる。
そして右手に向きを変え、突端の岩を目指し登って行く。
ササ道を少し行くと、再び灌木の中へ踏み込んで行く。
傾斜は大きくはない。それより山頂を目前にして足は軽く感じてくる。
少し行くと、灌木を抜け山頂岩を目前にする。
踏み跡は幾筋かに分かれるが、足まかせに登って行けばいい。
足元には岩が多く、辺りにはミヤマキリシマが多くなる
突端に登り着くと視界が開け、久住の山々が一望できる。
正面には、山頂のシンボリックな岩が見える。
一息つき、 山頂に向かって少し下り、緩やかに登って行くと山頂岩に立つ。
山頂岩を右手から回り込むと、山頂標が立てられ「扇ヶ鼻 1698M」と書かれている。
扇ヶ鼻も展望には恵まれ、久住山・中岳等々、北側へ眼を移せば上泉水山、その背後に涌蓋山等一望できる。
久住の山々を視界に入れ、久々の天候に無理してきたが、心の底から来てよかったと天候に感謝してしまう。

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