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大分県の山

草原の山を行く・湧蓋山 [1499.5m]

登山口(公営駐車場) → 涌蓋越(約80分)

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公共駐車場から、車道へ登り、左手北側へ約100メートルも下って行くと、Y字形の三叉路に出会う。
この 三叉路 正面に、涌蓋山登山口を示す案内板が立てられ、これに従い左手へ下って行く。
すぐ左にカーブし、住宅の間を抜けるとすぐ正面に歩道橋が架けられている。
登山口は、この歩道橋を渡っていく。
右手に、4〜5台は駐車できるが有料と案内されている。

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橋を渡り個人所有の庭を横切ると、正面住宅入口の壁には「涌蓋山登山口」と書かれた案内板が掛けられている。
その案内板を見て、 住宅の中を通り抜けていく
個人の建物の中に伸びる登山道はとても珍しく、他に聞いたことがない。
この建物は『田中』氏所有のもので、「田中キャンプ場」を経営されている。
さて、建物の中を通り抜け、すぐ石段を登っていく。
正面右手には火炎を背にした緑色の不動明王が祀られている。
道は、スギと自然林が混在したうっそうとした薄暗い林に伸る。
不動明王立像から左へ、すぐ右手へ石段を登ると、右手に古い建物が建っており、その左手をゆるやかに登って行く。
すぐ右手へカーブし、スギの植林地を蛇行し登っていく。
植林地は自然林と混在し、マツの木が多い。

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木の根の多い道を左右に蛇行し、根をむき出しにした松の木を見て、さらに右手へカーブし岩の多い道を登って行く。
辺りは自然林とスギ林に、日はさえぎられ薄暗く歩きづらい。
さらに蛇行しながら、松の根を見て左手へ鋭角にカーブし、右手に 大きな岩 を見て登っていく。

正面にコケむした岩を見て左手へカーブして行くと、雨水に表土が流されたのか、 V字形に深くえぐられた ミゾ道 になる。
ミゾ道には、スギが無惨にも根をさらけ出している。
住宅を抜け5〜6分も登ると天井は開け、右手に視界が開けてくる。
道は傾斜をゆるめ歩きやすくなる。
真っ黒い土道の両脇には、ササが密生し道を狭くしている。
さらに2〜3分も行くと、道は コンクリートで舗装 され、西の方に直線的に伸びている。
左手にはスギが並木のように幹を立て、その奥からは、谷を流れる水の音が響き渡ってくる。
左手には、その谷へ下る アルミのハシゴ が目に付く。
さらにコンクリート道を小さく蛇行しながらゆるやかに登っていく。

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コンクリート道を1〜2分も行くと、左右南北に走る林道に出会う。
この交差点右手には、 涌蓋山への標柱 が立てられている。
山頂へは、林道を右手斜めに横切り、直進するように西側へ狭い登山道をゆるやかに登っていく。
ただ、夏場はススキの葉が茂り、道をふさぎわかりにくい。
道沿いには、ススキの長い葉の他に、笹の葉も生い茂り、道はいよいよ見えにくくなる。
しかし、踏み跡はしっかりしており、足で探りながら西の方に向かって踏み込んでいく。
ススキの道を3分も行くと、ススキが一部とぎれ、 地肌 が見える場所に着く。

そこには「ひぜん湯」と書かれた木柱が立てられている。
ここは登山道らしくない道が、左手へ下っているが、涌蓋山は、直進して1メートル足らずの段差を登り丘の上を行く。 この辺りは、9月にもなると、小さなピンク色の萩の花を楽しむことができる。
さらに3分も行くと、道は右手北側へ方向を変えゆるやかに登って行く。
右手東側眼下を見ると、筋湯温泉の街並を見下ろすことができる。
また、目を上げると上泉水山が静かに横たわり、その向こうには三俣山を中心に久住の山々が、その威容を誇っている。 道はすぐ左手西側へ方向を変え、次第に傾斜を増してくる。
あたりを見回すとススキが視界一面に群生し、10月にもなれば銀色に輝き波うつ光景が素晴らしい。
地肌に立られた案内板から、5〜6分ほど登ると、右手に標柱が立てられ「筋湯温泉:涌蓋山」と案内されている。
この標柱から10メートル足らず行くと、鉄パイプのゲートが設置されているが普段は開かれている。
ゲートを抜けゆるやかに登って行くと、道は右手へカーブしていく。
右手は、2メートルほどの土壁の横に、ほぼ平坦に延びている。
道の左手には数本の木 が影を落とし、草原の道とは違った雰囲気を与えてくれる。 ここで一息つき、真っ青な空と広大な緑の草原に目を向け腰を降ろせば、どこからともなく伝わってくるそよ風に気持ちも舞う。
背中を流れ落ちる一筋の冷たい汗に気を取り戻し、腰を上げさらに草原へ踏み出していく。
道はさらに左手にカーブしてゆるやかに登り、 幾筋か分岐する踏み跡を、付かず離れず登っていく。
真っ黒い土の道は、路面がコケによって緑色に変色し滑りやすいところもあるが、どの道を行っても迷うことはない。
しかしできれば踏み跡が、しっかりしたコケのない黒っぽい道を取るのが無難と言える。
なだらかな丘陵の南斜面から 左手南側に目をやると、小高い草原の山が見えてくる。
標柱から7〜8分も行くと、道の所々に休息を誘うように、木が生え日陰を造っている。
ここでも時間さえあれば遠慮なく休めばよい。そして水分を補給しながら一息入れればいい。
少し行くと、左手には、全山草原に包まれたミソコブシ山が見えてくる。
ミソコブシ山は、見るだけでも気持ちいい。
広大な草原に伸びる道を2〜3分登って行くと、真正面に涌蓋山が現われる。
左手に女岳、そして右手に目指す涌蓋山が、登山者を待つように優しい姿を見せてくれる。
平坦な草原の中を2〜3分足らず行くと、道は左手南の方へカーブし伸びている。
正面には、小高い丘稜に道が伸び、その先にはミソコブシ山の美しい全容が目に入る。

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道沿いには、この時期淡い紫色の マムシソウ が自生し一瞬疲れを忘れさせる。
右手には道に並行して張られた錆びた有刺鉄線を、左手に 「筋湯温泉」と書かれた案内板 を見て、南の方へ小高い丘を登っていく。
正面に、ミソコブシ山の頂を見てさらに1分も行くと、道は少し右手に向きを変え有刺鉄線はないが、その線上を右手に横切り、再び左手南の方へゆるやかに登っていく。
少し行くと、道はさらに右折し登っていく。
ここにも左手に、有刺鉄線が道に並行して張られている。
そして大きな傾斜を、一歩一歩傾斜にあわせ登っていく。
無理して、足を疲れさせる必要はない。 ゆっくり3〜4分もかけると、ピークに立つ。

ピークから山頂は、ここを直進して行く。
道はすぐY字形に分岐するが、左手は有刺鉄線の中に伸びミソコブシ山の頂に向かって広がる大草原の中に、しっかりと刻まれている。
この大草原には黒い牛が放牧され、 のどかな光景 に一瞬足は止まってしまう。
以前は、有刺鉄線はなくこの大草原を悠々と下り涌蓋山を目指していたが、今は、この有刺鉄線と平行して右手を直進し下って行く。
涌蓋山下山後、この大草原を抜けミソコブシ山へ行くこととする。
行く手は狭く、土留めの堤を行くように、ススキの長い葉とササの葉をかき分けるように下っていく。

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ピークから4〜5分も行くと、右手に並木のように植えられたスギ林の脇を行く。
この辺りまで来ると道は広く歩きやすい。
スギ並木を過ぎると右手が開け、女岳がその背後に涌蓋山を望むことができる。
少し行くと、道の左手に牛の逃げ出しを防止する木製の板柵がある。
板柵の奥には、昔日草原へ踏み込む牛留め 鉄製の階段 が今は錆付き残っている。
帰路には、この板柵を通り,大草原を抜け美しい山容を見せるミソコブシ山を目指す。
行く手は、この板柵を過ぎる、平坦な狭いササ道を植林地へ向かって右手へカーブして行く。
植林地は、左手はスギが、正面にはヒノキが植林されている。 正面ヒノキ林へ入ると、道は下り始め薄暗い道を行く。
岩の段差を降りると、すぐ天井は開け、灌木の中を北へ進み、少し登ると林道に出会う。
右手には、涌蓋山を案内する 標柱 が立てられ涌蓋山を案内している。

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