header_rogo.png

九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

ホームホーム福岡県の山福岡県の山佐賀県の山佐賀県の山大分県の山大分県の山熊本県の山熊本県の山長崎県の山長崎県の山宮崎県の山宮崎県の山鹿児島県の山鹿児島県の山その他の県の山その他の県の山

HOME > 九州の山 > 大分県の山 > 大船山 > 山の記録5

大分県の山

久住奥座敷に鎮座する・大船山 [1787m]

分岐 → 風穴分岐(約80分)

CIMG0203.jpg
CIMG0205.jpgCIMG0206.jpg
CIMG0208.jpgCIMG0210.jpg
CIMG0211.jpgCIMG0213.jpg
CIMG0214.jpgCIMG0209.jpg
DSCN9800.jpg

分岐に着けば、久住連山に別れを告げ、左折し黒岳を目指して下って行く。
ここを下ると、もう久住の山々を目にすることはできない。
すぐ潅木の中をゆるやかに下って行く。
道は、黒い土で狭くすべりやすい。
潅木の中を2、3分も行くと、天井は開け左手には北大船山直下に、 広大なほぼ平坦な窪地 が目前に広がる。
実に気持ちよく、花時はその縁がピンクに染まる。
道はゆるやかに登りだし、登りきるとミヤマキリシマが群生する平らな道を行く。

道から2、3メートルほど右手に離れると、大船山東側直下の 巨大な米窪 に目を奪われる。
大船山コースには、段原と鳥居ヶ窪の三つの窪地がありは平原が広がる。
しかしこの米窪は、深さが200メートルもあるという。
ちなみに直径は500メートルあると聞き、太古の昔の大爆発の威力に驚愕する。
近寄ると、穴の中心に吸い込まれそうな錯覚を覚える。
さらに右手へ目を上げると、大船山の大きな斜面の右手に、 少し傾いた山頂の岩塊 が、少し小さくなって見える。
平らな道は、ゆるやかに登りだし、足元には丈の低いミヤマキリシマが、 亀の甲羅のような模様 を作っている。
狭い道は幾筋かに分かれミヤマキリシマをよけ伸びている。
道はゆるやかな登りになり、数本の道は1本に束ねられる。
少し行くと、道はまた平になり、ゆるやかに登りだす。
道沿いはまた潅木の「袖すり岩」ならぬ 袖すり道 に変わる。
潅木や ミヤマキリシマ の枝に触れ、いよいよ歩きづらくなる。 道はゆるやかに丘陵を登りだす。

CIMG0216.jpg
CIMG0218.jpgCIMG0219.jpg
CIMG0220.jpgCIMG0222.jpg
CIMG0223.jpgCIMG0225.jpg
CIMG0226.jpg

2分も行くとミヤマキリシマはなくなり、潅木のミゾ道を行く。
米窪を右手に見て、さらに潅木の道を、1、2分も行くと三叉路に出会う。
正面には小さな案内板 が立てられ、左手は平治岳・大渡越、右手は黒岳と案内されている。
ここを右手黒岳の方へ、潅木の狭い道を行く。
すぐ道の両脇にはミヤマキリシマが多くなり、枝を引っ掛けながらも、ほぼ平坦な狭い道を行く。
この辺りのミヤマキリシマは、風があたらないせいか、 人の背丈より高い
花時の光景を思い出しながら少し行くと、ミヤマキリシマはなくなり、また潅木の道に変わる。
道は、米窪を回り込むように右手へカーブし、潅木に覆われた東側斜面の平坦な道を行く。
三叉路から5、6分も行くと、道は右手へカーブし、数メートル登ると視界が開け、格好の展望所となる。
正面には大船山の大きな斜面が視界一杯に広がっている。
前方右手に位置する山頂の岩塊は、巨大な斜面に埋没するように、ずいぶん小さく見える。しかし、米窪の底は深く見辛い。

左手には、少し大きくなった 坊主頭の天狗 が望まれる。
ここをゆるやかに下って行く。
道は狭い。
さらに1、2分行くとまた、右手に1坪ほどの草地になるが展望は先ほどと変わりない。
道は、太古の昔大爆発してできた火口壁の外側斜面の、狭い道を行く。
途中左手には、赤いナイロン製のテープが、幹に結ばれている。
この斜面の道を、1分も行くと、右手へ数メートル登った所に、また 格好の展望所 になる。
ここに立てば、米窪の底まで見通すことができ、足元がすくむような高度感を憶える。

CIMG0228.jpg
CIMG0229.jpgCIMG0230.jpg
CIMG0234.jpgCIMG0235.jpg
CIMG0236.jpgCIMG0237.jpg
CIMG0239.jpgCIMG0240.jpg

目を上げると大船山の頂は、小さく沈み、天狗の頭より小さく見える。
左手火口縁には、 大きな岩 が目につく。
そして、下の道へ一旦下り米窪と別れるように左手へカーブし下って行く。
少し行くと、その岩の手前から、少し右手へ上ったところにも展望所がある。
展望にいい場所は他に数箇所見られる。
斜面の道を下っていくと、道は左手へ下り、その曲がり角から右手へ急坂を数メートル登ると、左手に見えた大きな岩の先に最後の展望所がある。 ここまで来ると、大船山はわずか山頂の岩塊だけが小さく見える。
この辺りは、米窪の東端に位置する。
ここで大船山と別れ元の道へ戻り、右手へ赤い土の急坂を下って行く。
右手には、赤いテープが幹に結ばれこの幹をくぐるように下って行く。
すぐ傾斜はゆるむが、道は、黒い土に変わり、日が当たらず湿っぽく滑りやすい。
道は、すぐ傾斜を増し急坂になるが、また平らな道となる。

最後の展望所から1、2分ほど下ると、 右手斜面から幹を伸ばした木 をくぐっていく。
正面にコケむした岩が、その右手の岩との間を下って行く。
すぐ、滑りそうな岩の上を下って行くと、米窪の縁に出る。
しかし、ここから米窪をうかがうことはできない。
そして左手へ急坂を下ると、正面樹間に、 左手高塚山・右手に天狗 を抱える黒岳の展望が得られる。
しかし、葉が茂る夏場は見ることはできない。
道は概ね北東の方へ急坂を下って行く。
急坂を登り、左手から倒れ掛かる2本の幹をくぐっていくと、また下りだす。
道には小石が多くなり、これが滑り止めの役を果たし、わずかな距離ではあるが歩きやすい。
正面にはまた黒岳が樹間に見え隠れする。 しかしここでも夏場は気が付きにくい。

CIMG0242.jpg
CIMG0244.jpgCIMG0245.jpg
CIMG0248.jpgCIMG0249.jpg
DSCN9802.jpgCIMG0250.jpg
CIMG0252.jpg

道には小石が多く、赤い石・黒い石・白っぽい石、色んな色の小石が道に散らばっている。
その石に見とれ、シャッターを切ると、なんと我が身が実物より大きく写っている。
1、2分も下ると、少し傾斜を落としてくれる。 道は、ほぼ平坦な細い尾根を下って行く。
左手に首を出し、下の方を覗き込むと、数十メートルほど直角に切れ落ちている。
しかし両脇には自然林が生え、高度感はなく急峻な絶壁に気付かずに下って行く。
さらに、1、2分も下ると、急坂となり岩が多くなる。
左手には、人の背丈ほど 小高くなった草付きの場所 があり、そこに登り樹間を眺めると、黒岳の斜面を被う大樹海を余すところなく見ることができる。
紅葉の時期は、絶景中の絶景に感動する場所である。

少し下り、岩が多い道を登ると、また左手の 小高いところに草地 の踏み跡がある。
ここも登山者の小休止を兼ねた展望所となっており、薄い踏み跡がある。
ここにも、程よく草が生え黒岳を楽しみながら、一息つくのもいい。
この下りには、こうした展望所が数ヶ所見られる。 それも左手にある。
さらに岩が多い急坂を下って行く。
そこで適当に休み、足をいたわればいい。
しかし、岩が多いと言っても大船山への登路ほどではない。
さらに左手に展望所を見て下って行く。
道は少し傾斜はゆるみ、下りやすくなる。
すぐ左手にも展望所があり、そこに上がると、黒岳は確実に目前に迫ってくる。
天狗の坊主頭も、白っぽい白髪がはっきりしてくる。

CIMG0257.jpg
CIMG0256.jpgCIMG0259.jpg
CIMG0263.jpgCIMG0264.jpg
CIMG0265.jpgCIMG0266.jpg
CIMG0267.jpg

道には高度が下がるにつれ、植生が変わり落ち葉が多くなってくる。
見回すと、せいぜい3メートルほどの潅木から、5メートル以上もの自然林が周囲を被ってくる。
しかし、この奥深い自然の真っ只中に、大木と言える大きな木は見当たらない。
さらに展望所を2箇所、続けて見る。 後の展望所の方がこれまででもっと展望が利く。
すぐ急坂を下る。しかし道は有難く下りやすい。
途中、岩の段差を下る。
さらに段差を下り、 掘り込んだようなミゾ道 を下って行く。
ミゾ道は滑りやすく尻もちつきかねない。

ここの下りは長く、傾斜も大きく容易でない。
赤いテープが、忘れたころに、幹に下げられている。
この辺りの幹は、天に向かってほぼまっすぐに伸びている。
これまでは、曲がりくねった木が多かったが何故かわからない。
道は急坂に変わりないが歩きやすくなる。
しかし道はまた斜面の土をえぐり取ったようなミゾ道を行く。

そして右手には鳥獣保護区のパネルを見て、さらに2、3分下ると右手の 幹に赤いペンキで「風穴近し」 と書かれている。
道はゆるやかに右手へカーブし、さらに左手へカーブ、コケむした倒木の右手をゆるやかに下って行く。
すぐ 正面に標柱 が目につく。

LinkIcon山の記録4【 山の記録5 】山の記録6LinkIcon

pagetop_off.pngpagetop_off.png