久住奥座敷に鎮座する・大船山 [1787m]
登山口(駐車場) → 分岐(約15分)
駐車場はガラン台手前に大きな舗装された空地があるが、林道は牧野組合の管理下に置かれそこに至る道のゲートは普段閉められ手前の道沿いにある空地に駐車せざるを得ない。
ゲート手前の空地からは、2箇所ほどゲートを越え、20〜30分ほど林道を登ると広いガラン台駐車場に着く。
駐車場からは、南西の方へコンクリート道をゆるやかに登っていく。
すぐ右手へ振り向くと、林の切れ間にこんもりと盛り上がった天狗早くもが姿を見せる。
少し行くと
左手に展望
が開け、久住町・直入町辺りの田園風景が眼下に広がっている。
遠くには、祖母山系の稜線が美しい。
駐車場から3〜4分、コンクリート道を登ると、右手へカーブし、ゆるやかに下って行く。
正面には、草原が一面に広がり、その中に樹木が点在する。
その向こうには、坊主のような丸い頭を頂に
黒岳の天狗
が、裾野を広げその山容を見せている。
左手には、登山者を待つように目指す大船山が、早くもその全容を惜しみなく見せてくれる。
さらに1〜2分、左手に登山者の足跡が残る小さな広場に着く。
この辺りが
ガラン台
と呼ばれるところで、正面左手には白い案内板が立てられ「柳ヶ水 入山公墓地」「大船山」と書かれ、赤い矢印で行く手を案内している。
その右手には入山届箱も用意され必要事項を記入すればいい。
コンクリート道は北西の方に行く手を求め伸びている。
山頂への道は、この広場左手に付けられている。
道は、ここから
林の中に入り狭い道
を下って行く。
林にいると夏場は、日はさえぎられ薄暗い。
踏み跡はしっかりつけられ、道をはずすようなことはない。
道沿いには、コケむした岩々に数本のリョーブの木が幹を立てている。
周辺にコケむした岩を見て、2〜3分狭い道を下り、右手へカーブしていく。
少し行くと正面左手に、槍の穂先のようにとがった三角形の岩が目に付き、その一辺を道の方へ伸ばし、登山者に道を譲るようにそこで切れている。
右手にも岩があり、その間を抜けていく。
ここを右手へ、さらに左へカーブして下ると、すぐ正面が明るくなる。
天井は開け、草付きの平らな広い道
を快適に歩を進める。
右手には枯れたススキがそよ風にゆらいでいる。
前方には、大船山が山頂部を覗かせる。
右手には天狗も姿を見せてくれる。 道は、少し狭くゆるやかに登りだし、すぐ下って行く。
道は、傾斜をゆるめゆるやかに蛇行し伸び、広い草原の踏み分けを1〜2分歩くと、岩が目立つ林の中に入る。
すぐ天井は開け、気持ちいい平らな道が続く。
14、5メートルも行くとまた林の中に入る。
すぐ右手に、サメのヒレのような、
三角形をした岩
が目に付く。
左手には、コケむした岩に、大きな木が枝を広げている。
そこを過ぎると天井は開け、また快適な草原の道を行く。
正面には大船山
が、居場所を誇示するように、大きな山体を見せてくれる。
しかし、快適な道はまた岩の多い道となる。
岩を避けながら登っていく。
右手には、潅木帯に浮かぶ小島のように大きな岩がたくさんの木を生やし、
小さな森を背負っているように見える
。
そのような岩は、その先にも点在する。
少し行くと、小さな沢を渡り、登山道入り口から10分ほどで四辻に着く。