階段の道を行く・酒呑童子山 [1180.5m]
小鈴山 → 分岐(約20分)
小鈴山頂は広くはないが腰を置ける倒木がある。
早速ここで水分を補給したい。
糖分も補給し元気を付けたい。
ここには、四角の山頂標が立てられ「小鈴山:1142.0m」と案内されている。
展望はないが、周囲は小竹に囲まれこじんまりとした空間があり、体を休ませるには丁度いい。
体を休めたら、刈り取られたスズタケの葉が積もる道を、ゆるやかに下って行く。
正面には、大きな峰が樹間に見え隠れするが、酒呑童子山はその向こうにある。
道には、
スギの倒木
が多くそれをくぐって行く。
1、2分も行くと、また
倒木
があり、左手株の方を乗り越えて行く。
少し行くと今度は、道をふさぐように倒れ、決して見ることのできない、株の裏側を見せている。
これも左手の方から乗り越えて行く。
道はほぼ平坦な尾根筋に伸びる。
小鈴山から2、3分も行くと、左手斜面が崩落し、自然林も数本転げ落ち、
展望が得られる
ようになっている。
ここから北側に釈迦岳・御前岳・渡神岳の津江三山が望まれる。しかし、ここから覗き込むと危険。
さらに倒木をくぐって行く
。 この木は、新芽をつけしっかり生きている。
平らな尾根道は足も軽い。
階段とは全く異なる。この尾根筋の左手にはシャクナゲが多い。
しかし右手は何故か見当たらない。
道は、ゆるやかに登りはじめ、倒木をくぐって1分も行くと、下りだしすく平になる。
平らな道を少し行くと、またゆるやかに下り始める。
正面にコケが生える枯れた倒木を見て、その手前から左手へカーブしてゆるやかに下って行く。
この辺りは、左右ともにシャクナゲが多い
。
少し行くと7段ほど下り、右手へカーブして行く。
道は傾斜を増して下って行く。ここにも階段が付けられている。
10メートルも行くと、また階段となり35〜6段を数える。
階段を下りきると10メートルほど平らな道を行く。
すぐゆるやかに登れば下りだす。
ここにも階段が付けられ、
33段ほど数える
。
さらにゆるやかに下り、頭上を横切る倒木をくぐると、また登りに差し掛かる。
正面に大きな岩が現れる。道には、岩が多くなり少し太目の鎖が付けられている。
安全のために、鎖を手にしたいところであるが、女性には少し重すぎる。
しかし、鎖がなくとも用心すれば危険を感じることはない。
道は、その大きな岩を避けるように右手へ巻いて岩道を行く。
鎖は、その大きな岩に留めてある
。 さらに左手へ巻いて、大きな岩を後にする。
ほぼ平な屋根道をゆるやかに下っていく。
平坦な道はわずかな距離でも、階段に疲れた足は元気を取り戻す。
少し行くと、正面樹間に酒呑童子山を見て、左へ折れ急坂を下る。
ここにも太めの鎖が垂らされているが、危険な場所ではない。