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大分県の山

三人で登ろう・文殊山 [616.2m]

文殊仙寺〜登山道入口(20分)

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登山口は2箇所あり、トイレの右手に歩道があるが、この歩道は帰路に取り、駐車場奥の左手から石段を登って行く。
石段登り口には、大きな石柱が立てられ「日本三文殊 峨眉山 文殊仙寺」と刻まれている。
石柱の横には、登山者向けに竹杖が4〜50本ほど用意されている。
加工した石段を24段登ると、コンクリートを階段状に削り取ったような石段を登って行く。
30数段登ると右手に石碑が立てられ「照千一隅山則国賓」(山の字は違うかも知れない)と書かれ、
側面には「天台宗  文殊仙寺」と書かれている。
天台宗は、伝教大使最澄(767—822年)が中国天台山で法華経を学び、天台宗として広め「全ての人が仏になれる」と説いている。
左手岩棚には、石仏や祠が安置されて祠に目を向けると、中の石仏は、何かの動物に座っておられる。
直進して10mも行くと右手に文殊仙寺の説明板が立てられている。

峨眉山(がびさん) 文珠仙寺(もんじゅせんじ)
当山は、648年、役小角(役行者)が開基、ご本尊は文珠菩薩で″三人よれば文珠の知恵�日本三の文珠一つである。
「役小角は豊後区に国東峨眉山(文珠山)に登り此地を開き住す。乃ち中国五台山を感得、文珠菩薩の尊像を奉安する。
故に文珠仙寺と日う。山上水無し、小角自ら独鈷を執り岩角を打てば霊泉湧出。故に文珠智水と名づく(豊鐘善鳴録、豊後国志)。
山内は仙境秘境の地、奇峰怪岩に囲まれ瀬戸内海を控えて中国連山と船舶の往来を望む。
大自然は天然記念物、史跡指定(昭和49年)日本の自然百選(昭和58年)に選ばれる。国東半島随一の古刹なり。
開山以来1300年の法燈を守り続けている。古来より宇佐八幡宮との連撃、神仏習合の形態を保つ山岳修験、六郷満山峰入行の修法を伝承している。 宿坊・精進料理の予約も可能です。 <文珠仙寺院主 敬白>


さらに25段ほど登ると、両脇に石燈籠を見るが、燈籠は珍しく足を持っている。
すぐ先には、 頑強な仁王像 が両脇に控えている。 仁王様は、一般に寺院入口の門の両脇に筋肉隆々として力強いお姿を見かけるが、このような姿は寺院内に侵入する仏敵を防ぐためだという。
仁王様は金剛力士とも呼ばれ、向かって右手に口をあけた像を「阿形」(あぎょう)と左手に口を閉めた像を「吽形」(うんぎょう)と呼び、一般に2体1対でいらっしゃる。
阿形は怒りの表情、吽形は怒りを内に秘めた表情だと言われる。
微動だにしない形を「仁王立ち」というが、この言葉は仁王様から来ているらしい。
さらに、密教では阿形は吐く息、吽形は吸う息とのことで、ぴったり気持ちが合うことを「阿吽の呼吸」というが、これも仁王様から出た言葉だという。
仁王像の間を抜けさらに石段を登って行く。
石段は延々と続き、その先に山門が見える。
右手にはよく育った数本のスギの木が幹を並べ、いい眺めを造っている。
石段は、20段、23段と登り、右手にコケむし大きく出っ張った岩壁を過ぎると正面右手にお城を感じさせるような石垣が見えてくる。
さらに24段、34段、正面に山門を見て一息つき、12段、35段を数えると山門前に立つ。
駐車場から230段も数えてしまう。
この石段には踊り場が各所に付けられ、そのたびに足を休めるといい。
山門をくぐって行けば文殊仙寺奥の院へ行く。
その前に、右手に目を向けると 「摩尼車」 と書かれた立て札と説明板が立てられて入る。
その横に石造りの摩尼車が置かれ、手で回すようになっている。

摩尼は宝珠(たからの玉)と訳し珠玉(たま・たっといもの)の総称で不幸・災難を除き濁水を澄んだ水に変える徳があるとされています。 摩尼車は般若心経を彫り刻んでおり、廻すことにより心経の功徳を授かり災難を除き幸運を招くといわれています。 おさいせんを入れて心願成就を祈りましょう。宿坊・精進料理の予約も可能です。
<当山主>


すぐ左手には、真新しい聖徳太子殿を見る。
数メートル進んで左手本殿へ上がると、「知恵の水」がいただける。
さらに進み、右手へ下だって行くと立派な 鐘楼門 がある。
振り返ると、森に沈むように文殊仙寺が静かなたたずまいを見せてくれる。

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鐘楼門をくぐると、日本一と言われる宝篋印塔がある。
宝篋印塔は一般に墓塔や供養塔として立てられているが、中段辺りの塔身と呼ばれる側面には「五穀成就 萬民豊楽」と刻まれている。
宝篋印塔左手から、10mも下ると圧倒されるような巨大なケヤキを見る。
巨大ケヤキに気をもらって、山門へ引き返す。
文殊山山頂は、山門の手前から左手へ狭い踏み跡を辿る。
その前に、山門をくぐって奥の院へ行くこととする。
一息ついて、さらに80数段も登ると正面に立派な 奥の院本殿前 に着く。
両脇の石燈籠は、何か生き物が彫られている。
すぐ先には、小石がいっぱい乗せられた奇妙な岩に目がいく。
本殿は懸崖造りというのか、大きな岩壁から突き出るように造られている。
正面岩壁に彫られた洞窟には役の行者の他数体の石仏が安置されている。
左手へ向きを変え、少しばかり進むと右手に十六羅漢がいろんな表情を見せている。
すぐ先の自然石の石段を登ると、喜んだり悲しんだり祈っているような、何となく愛嬌のある6体のお地蔵さんも見る。
さらに右手へ20数段石段を登って行くと「六所権現」と書かれた御社がある。
ここで一息ついて山門まで引き返す。
山門をくぐり右手へ狭い土道を行くと、右手に案内板が立てられ「文殊山頂:約2km:40分 紫竹観音:0・5km:15分 清滝観音:1km:20分」と案内されている。
すぐ先には、小さな幹に大平はつらつ山歩会の小さな案内板が掛けられ「大分百名山 登山道 文殊山登山口」と書かれている。
土道を左手へカーブし、平な道を少し行くと 右手に石段 が目に付く。
山門から20mもない。
石段は、45度を越えるような角度で付けられている。

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別に登る必要はないが、この角度に誘われ登ってみるとやはり厳しい。
さらに石段はコケに覆われ滑りやすい。
それより下りに気を使う。
一歩一歩数え登って行くと、59段を数える。
登りきると立派な拝殿が岩窟の中に築かれ、左手にはお地蔵さんもいらっしゃる。
さて、一見し荒れる息を整え、用心して石段を下り平らな道を右手へ行く。
右手にコケむした岩壁を見て右手へカーブして行く。
すぐ、右手に墓石を見てさらに右手へカーブし下っていく。
さらにS字状にカーブし下って行くと、左手に 数本の木が岩を鷲づかみ するような光景を見る。
道は左手へカーブし下りだす。
この広い道を下っていけば、駐車場トイレ右手から登ってきた歩道と出会い、右手へ車止めを通っていけばいい。
この分岐を直進し平坦な道を行くと、すぐ左手へカーブする。
道は、右手岩盤から剥がれ落ちるように倒れた自然林と むき出しになった岩 の間を行く。
道はすぐ右手へカーブし、さらに左手に倒木の株の裏側を見て狭い道をゆるやかに下っていく。
すぐ左手へカーブすると駐車場から登ってきた歩道と出会う。

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歩道を右手へゆるやかに登って行く。
左手は沢が流れ、国の補助事業で整備されている。
広い道の右手には、植え込みが造られドウダンツツジが植えてある。
ドウダンツツジは、春には白い花を咲かせてくれるが、真っ赤に燃えるような紅葉時もいい。
少し行くと道は右手へ分岐し、右手へ10数メートルも行くと 沢に出会う
この道は帰路に取り、汗ばんだ体をこの冷たい水で洗い落とせばいい。
分岐角には、大平はつらつ山歩会の案内板が立てられ「ガンバレ中高年 若人もガンバレ こどもはもっとがんばれ」と書かれている。
左手スギに巻かれた赤いテープを見て3〜40mもゆるやかに登って行くと、右手へカーブする。
左手沢を流れるせせらぎの音が、爽やかに聞こえてくる。
少し行くと右手に目印のような岩を見る。
振り返ると、 右手に分岐 し、小さな沢を左手に大平はつらつ山歩会の案内板から右折した分岐へ通じ、帰路この道を通り沢で体を洗えばいい。
さらに直進し、ゆるやかな傾斜を登って行く。
少し登ると、右手は一時自然林になるがすぐスギの植林地に変わる。 
辺りは、枝打ちされたスギ林が美しく見える。
分岐から1分余り快適な道を行くと、左手が開けその先に真新しい堰を見る。
この堰は、平成15年度環境防災林整備事業のコンクリート谷止工として施工されている。

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