久住山へ直登・久住山 [1785.8m]
登山口 → 登山道入口(約40分)
登山口駐車場は、登山専用の駐車場として約40台分が用意され、トイレも完備している。
駐車場出口には、登山届箱が設置してあり、登山計画等、必要事項を記入しよう。
駐車場から、コンクリート道を数メートル行くと、すぐY字形の
三叉路
になる。
右手へ下ると赤川荘へ、ここに一泊できれば朝が楽になる。
三叉路を左手に直進し、コンクリート道を行く。
道は、公園を行くように石が整然と埋め込まれている。
左手は自然林に覆われ、右手にはスギがものさしで線を引いたように、まっすぐに幹を伸ばしている。
少しばかり登っていくと、道は湿気を帯びてくる。
右手に温泉施設を見て、登山口から3〜4分、左手へカーブして登っていく。
左へ曲がると
小石が多くなり少し傾斜を増してくる
。
右手は斜面が崩れ落ち、木の根や土中の岩がむき出している。
この辺りは、人工林は全く見当たらない。
1〜2分も登り、道は右手へ鋭角にカーブすると傾斜をゆるめてくれる。
1分ほど
平らな道を行く
と左手にカーブ、すぐ三叉路に出会う。
ここには
標柱
が立てられ、左手は扇ヶ鼻へ、直進は久住山と黄色の文字で案内している。
左手扇ヶ鼻への道は帰路に辿ることとする。
三叉路には、露岩の上に沢山の小石が積まれ、また数メートル先の右手路肩には1メートルほどの高さに小石が積まれている。
標柱に従い直進し、ゆるやかに下って行く。
左手には、温泉を引くパイプか、黒いビニール管が敷かれている。
ゆるやかな下り坂を心地よく下って行くと、右手には谷川が流れ、堰を落ちる水の音が響き渡ってくる。
道には相変わらず小石が多い。
標柱から3〜4分も行くと、正面にトラロープが張られ、その手前から右手へカーブし下って行く。
その下りには、丸太木に板を釘留めした板バシゴが付けられ、そこを下ると、
直ぐ河原に出る
。
河原に立つと、どこからとなく硫黄の匂いが漂ってくる。
ここで一息つき、風情のある木橋を渡り左手へ小石の多い道を登っていく。
途中、左手の石積の上には、古い標柱が立てられているが文字は読み取れない。
石道はすぐ登りきり、樹林帯の中にポッカリ穴があいたような空地に出る。
正面に目印のような大きな岩を目指して行く。
目を上げると、星生崎から派生する岩塊の峰を望むことができる。
左手には、温泉の関連施設が目につく。
道は正面の大きな岩の左手を抜け、左手へカーブし登っていく。
すぐ右手へカーブし、左右に蛇行しながらゆるやかな傾斜を登って行く。
辺りはコケに覆われ、たどる部分だけが行く手を示すように開けてくれる。
さらに、
両脇には沢山の岩
が積み重なり、わずかな岩の隙間に伸びている。
少し行くと、樹林帯の中に再び硫黄の匂いが漂ってくる。
木橋を渡って4〜5分も経つと、右手に黄色のタンクが自然林の中に見え隠れする。
少し行くと右手に空地が現れ、その中に温泉施設が見られ、ここが源泉なのか。
ここを過ぎると、傾斜はなくなり、ほぼ平な道を行く。
道はすぐ右手へカーブし、ゆるやかに下って行く。
岩が重なる段差を登り、少し行くと左手へ少しカーブし、
小さな支流
を渡りさらに右手へカーブし登って行く。
道にはさらに岩が多くなり、岩々のわずかな隅間に踏み跡が伸び、それをなぞるようにに登っていく。
少し登ると右手へカーブしデコボコの表土を削り取ったような、歩きやすい道となる。
この辺りは湿気が多いせいか、道の両脇は一面コケに覆われ、深緑色に染まっている。
すぐ岩道に差しかかる。
左手沢には、樹間にコンクリートの堰から流れ落ちる真っ白い水しぶきを見る。
岩道を過ぎると、すぐ歩きやすい道となる。
空地から3〜4分も経ったころ、右手に標柱が立てられ、行く手は「久住山」と書かれ、久住山を案内してくれる。
10メートルほど平らな道を行くと、また岩道になる。
岩道は、ゆるやかな傾斜でほぼ北の方へ伸びる。
標柱から2〜3分も石道を行くと、また
右手に標柱
が立てられ、白い文字で「久住山—赤川」と案内している。
ここは├字形の分岐になっており、山頂はここを右手へカーブし岩道を登っていく。
山頂を目指す前に、薄い踏み跡を直進して下ると沢にでる。
沢まで10メートルもない。
沢には、東の方から別の沢が流れ落ち、目前で合流し大きな音を響かせている。
ここで一息つくといい。
冷たい水しぶきは、辺りにひんやりとした冷気を漂わせ、熱気を帯びた体を心地よく包んでくれる。
元気も出てくる。 一息ついたら標柱がある分岐へ戻る。
ここを左手東の方へ登っていくが、どこからか掻き集めてきたように岩が多く重なり合っている。
そこを少し登ると、岩は少なくなり、
木の根が目だってくる
。
標柱から1分も登るとY字形の三叉路になる。
どちらを入っても14〜5メートルほど行くと一本になる。
道には木の根が階段状に伸び、山頂は右手へカーブし登っていく。
ここは薄い踏み跡が直進して伸び、なんとなく直進してしまいそうであるが、その先に特記すべきものはない。
右手へ登って行くと、表土が少し流され道らしからぬ斜面を、少し登るとはっきりした踏み跡が斜面に伸びすぐ
林道に出会う
。
林道に出ると、左折し道沿いの石垣を見て亀の甲羅のようにひび割れた車道を行く。
20メートルほど登って行くと、左手に登山道入り口を示す標柱が立てられ、久住山への道を案内している。
しかし、そのままコンクリート道を行ってもいい。
左手へ登山道を1〜2分も登るとまた林道に出る。
ここを左手へ登って行くとすぐ左手に標柱が立てられ、ここから左手へ登山道を行く。
登山道には木段が付けられ、これを一段一段登っていく。
木段は、段差は少ないが遠く先まで続いている。
木段を右手へカーブしながら50段ほど数えると、また林道に着く。
林道を左手へ登っていくと、
右手に標柱が立てられている
。
さらに、車道を右手へカーブし登って行くと、正面左手に「レクレーションの森林」と書かれた
案内板
が立てられている。
その手前は、車が数台駐車できるほどの空地があり、そこに足を向けると、自然林が途切れ展望が得られる。
谷間を追うと右手には久住山の山頂が、そして左手には星生崎から南へ派生する支尾根の突端に誇る岩塊も見ることができる。
しかし久住山は遥か遠くに見える。
ここで一息ついたら、また林道を東の方へ登って行く。
林道は途中から、補修された真新しいアスファルト道を行く。
道沿いに密生するミヤコササを見て、2分ほど行くと左手に登山道が分岐している。