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大分県の山

七峰巡りがかなう・久住連山(沓掛山・久住山・稲星山・白口山・中岳・天狗ヶ城・星生山)

天狗ヶ城 → 星生山(約60分)

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山頂からの展望は、中岳に劣らず素晴らしい。
視界をさえぎるものも全くない。 南側眼下には、 御池 が青色と緑色を混ぜたような水面を見せる。
北西の方には白い噴煙を上げる硫黄山その右手背後に草原の三俣山、南側には久住山、その左手には稲星山が、後ろを振り返ると、 足元より11メートル高い岩峰の 中岳 を仰ぐことができる。
さらに後髪を引かれる思いで山頂を後にする。
次に星生山を目指す。 山頂からは、西側左手の岩場から下っていく。 天狗からの下りも岩が多い。
岩場には、目を引くように黄色のペンキが丸く塗られ、それを頼りに下っていく。
少し下り、後へ振り返ると、天狗の急坂に肝を冷やす。
眼下には、急坂を下り鞍部から直進して登る久住山への道と、鞍部から右折して、 久住別れへ向かう分岐 が見える。

岩場を用心して下って行くと、左手眼下に、青や緑の複雑な色を見せる御池が見える。
道は、御池を左手に見て右手へカーブしながら岩道を下ると 御池は視界から消えてしまう。
4、5分も下ると岩場から小石混じりの滑りやすい道に変わる。
山頂から、10分ほど下ると、 道標 が立てられ、左手「中岳」と案内されている。
この道は、御池の縁を通り、池の小屋まで登り、左折して天狗と中岳の稜線に出る。
さらに、滑りやすい岩道は続く。
用心しながら3分ほど下ると、次第に傾斜もゆるみほぼ平らな踏み跡を少し行くと鞍部に着く。
ここで一息つき息を整えればいい。
ここにも道標が立てられ、直進は「久住山」右手は「久住分れ」と案内されている。
久住別れを目指すが、ここを直進して行ってもいい。ここは西側へ右折しゆるやかに登って行く。
しかし傾斜は小さいが 露岩 が多く歩きにくい。
その岩には、各所に黄色の塗料が記されている。
道の両脇には、2メートルほどの木杭が打たれ、その先に、黄色の塗料が塗られている。

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石の多い道を少し行くと、正面に白い噴煙を上げる硫黄山が見えてくる。
道はなだらかな斜面を巻くように左手へカーブしていく。
三叉路から、3、4分も行くと、 左手に道標 が立てられ「中岳・久住分れ」と案内されている。
左手へカーブすると、右手には硫黄山の全容が望まれる。
その背後には、大きな山体を持つ三俣山が姿を見せる。
道標から、さらに3、4分、蛇行しながらゆるやかに登って行くと、左手にも道標が立てられ、左手に「久住山」と案内され、岩が多い急斜面を伸びている。
久住分かれへは、直進して行く。 道はゆるやかに登り、左手へカーブしてさらに下っていく。
前方には、久住分かれの道標が見えてくる。
これから少しばかり登り、中岳鞍部の分岐から、10分も過ぎると、久住分れに着く。
ここで一息入れ、星生山へ向かう。
久住別れに登ると、避難小屋へは降りず、小高い丘を右手硫黄山を眼下に置きながら西側へ直進して行く。
正面には、荒々しい岩塊が目に付く。
この辺は、道ははっきりしないが、星生崎の岩を目指して直進していく。
左手眼下には、 避難小屋広場 が広がり、その南端にはいつもの通り大勢の登山者が、ひと時の休息を楽しんでいる。 この場所は、南の裾野から吹き上げてくる涼しい風が気持ちよく、疲れた体を包んでくれる。

星生山の裾野に着くと、また急坂に取り付く。 道は、登山者の踏み跡がはっきりと確認できる。
目前の最上段には、特異な形をした真っ黒い岩が登山者を見下ろすようにしてそびえ、戦いに挑むように最後の登りに取り付く。 急坂は、疲れを明日に持ち越さないためにも無理せず、少し登ったら、立ち止まって足を休めればいい。
急坂を蛇行しながら10分も登ると岩場に着く。 振り返ると、避難小屋が眼下に小さく見える。
さらに急坂を蛇行しながら4、5分も登って行くと岩場の頂に着く。
左手へ少し行くと、星生崎の突端から真正面に、久住山を望むことができる。
手前に目を引くと、眼下には 避難小屋前に休息する登山者 が、動く米粒のように小さく見え、高度感に満足する。 ここで一息ついたら、久住山と別れ星生山を目指す。
岩の突端から数メートル引き返し、右手から登ってきた道を過ぎ、さらに数メートル行くと、左へ分岐し下るような道があるが、これをさらに数メートル行くと、道は左側へカーブして登るように付けられている。
どの道をとってもいいが、できれば先の登りの道を取りたい。
道は、 特異な形をした真っ黒い岩 の方に向かって伸び、 ほんの少し行くと、その特異な岩の前に立つ。
すぐ手前から右手に大きな岩壁をよじ登り、岩壁に手をかけ顔を出すと、正面北側に圧倒されるような光景が飛び込んでくる。
遠くから見れば、目印のように白い噴煙を上げるのどかな 硫黄山 が、地底から地響きを立てて噴射される様は、この場所でしか見ることができない。
荒涼とした、地球創造期の地獄絵が視界に写しだされたような光景に呆然と見入ってしまう。
その奥には、三俣山が、脇役として緑の背景を作っている。

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高鳴る鼓動を抑え岩壁を登り、左手へ 岩稜のヤセ尾根を左右に蛇行しながら下っていくと、左手下岩場斜面を伸びてきた一本の道と交差する。
さらに直進し、岩陵を6、7分過ぎたころ、道は左手に下り、南斜面を数メートル行ったところに、岩のトンネルがある。
よく見ると、両脇の直立する二つの岩の上に、蓋をしたような形で岩が乗っかっている。
このトンネルをくぐり抜けていく。
トンネル岩から2、3分も岩稜を行くと、右手へカーブしゆるやかな傾斜を下って行く。
後ろを振り返ると、 稜線を形どる岩々 が次第に小さくなっていく。
右手には、真っ白い噴煙に包まれた硫黄山の西斜面が、恐ろしいほど不気味な姿を見せ、 遠くに見る硫黄山とは全く異なる、想像を絶する光景に驚きを隠せない。
岩のトンネルから10分も行くと、星生山への最後の登りとなる。 道は、滑りそうな白い小石の急坂を登って行くが、道ははっきりしない。
しかし、山頂は左手前方に大きく見えており、山頂を目指し左側へカーブしながら登って行く。

左手眼下には、 西千里ヶ浜 を一直線に横切る道筋が、実に気持ちよく映し出される。
その道筋を西側に辿ると、たくさんの石積みが並んだ所から、星生山に登ってくる道がはっきり見てとれる。
小石混じりの急坂を辛抱しながら、10分ほど登ると、山頂に着く。

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