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大分県の山

七峰巡りがかなう・久住連山(沓掛山・久住山・稲星山・白口山・中岳・天狗ヶ城・星生山)

白口岳山頂 → 天狗ヶ城(約50分)

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岩の多い急坂を左手へカーブし、さらに蛇行して登ると白口山頂に着く。
十字路から15〜6分も経過している。 山頂は広くどこにも腰を下ろせる。
久住連山は、どの山も山頂からの展望はいいが、 白口岳 からの眺めも、どの山にも劣らない。
北側目前には 大船山 がその雄姿見せてくれる。
その左手には、平治岳がそそり立つ。
目を引くと、眼下には絵にしたような【坊がつる】の巨大な窪地が広がる。
さらに左手西側には、中岳がその高さを誇り見事な光景が視界に展開する。 
久住山も山頂部分を見せ、久住の山々がそろって姿を見せ正に久住の大舞台と言える 。

さらに、他の山からは見えにくい、 大船山 も、なだらかな稜線を見せている。
さて、昼食は北側を向いて取るのか、西側を向いて取るのか悩ませられる瞬間でもあるが、眼下に広がる坊がつるに吸い込まれるように、つい北向きに座っている。
ビールがうまい、しかし口に入れるものは何でもうまい、これが登山の楽しみでもあり、有り難いところでもある。 食事を取り、ゆっくりしたいところでもあるが、時計を見ながら腰を上げる。
次は西側に高くそびえる中岳を目指す。
中岳は、往路を引き返す。 土に埋まる岩の上を用心しながら7〜8分 も下ると鞍部に着く。
ここからゆるやかな登りが始まる。
さらに4〜5分も下れば 十字路 に着く。
中岳へはここを右折する。
道はほとんど平らで、快適に歩を進めることができる。
右手に、山頂が台地状になった 白口岳 を見ながら気持ちよく足を運ぶ。
この辺りが東千里ヶ浜と呼ばれている。
平坦な道 は、目指す中岳に向かって延びる。
しかし、十字路から7〜8分も行くと、道は潅木の道になる。
潅木の道は狭い上、枝が伸び体をこすりながら平坦な道を行く。
それでも、平坦な道は疲れることはなく、足は気持ちよく前に出る。
さらに7〜8分も歩けば、潅木から開放され、ゆるやかな登りと変わる。 さらに3〜4分も進めば、また十字路に着く。

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正面の焦げたような岩には、右手 「坊がつる」 、左手「久住山」と、白い文字で書かれている。
ここには道標も立てられ、右手は「法華院、坊がつる」左手は「久住山」さらに左後方は「稲星山」と書かれ、道は稲星山頂へ急な斜面を駆け登っている。 ここで一息つき、中岳へ直進して急坂に取り付く。
道ははっきりしており迷うような所はない。
ただ急登の連続で、無理せず何度でも足を休めればよい。
振り返ると、東千里ヶ浜の樹海が、緑の絨毯のように広がっている。
九州本島には、1700メートルを越える山が11峰ある。
内、久住山系には、この中岳を筆頭に8峰が峰を並べる。
中岳は、実に九州最高峰の山であり急坂もやむをえない。
本コースには、1700メートルを越える山が5峰ある。
しかし、登り口の標高が高いため、どの山も15分から20分もあれば山頂に立つことができる。
辛抱しながら一歩一歩登っていく。
登り口から10分も登ったころ、岩場になる。
岩場には ロープ が貼られ、それを手に用心して登る。
そして、右手へ向きを変え岩壁の縁を登って行く。
東側斜面は深く切れ落ちここにも ロープ が付けられている。
右手、足元眼下に目を落とすと、高度感あふれる光景が目を引き付ける。
さらに狭い斜面をロープを手に、足元を確かめ登っていく。
そして、左手へ岩を巻くように7〜8分も登れば 山頂 に着く。

中岳山頂は狭い。 しかし、展望は、大パノラマが360度広がり、感嘆の声を抑えきれない。
中岳は、久住連山の丁度真中辺りに位置し、目前に広がる光景には、圧倒されてしまう。 
荘厳な久住の山々に、昔人は樹木や山をよりどころに神は降臨されると信じたという。
故に山自体をご神体と考え、清水で体を清め入山したという。
ここで見る絶景は、絶景の域を越え神々しい神宿る山として、畏敬の念に支配されてしまう。
時間が許す限り、この絶景に浸ればいい。
さて、次に目指す6峰目の天狗ヶ城は中岳より11メートル低い。
中岳と共にお池に写る天狗ヶ城も信仰の対象となり、法華院には天台宗の道場として開山され、山伏の住居が6坊あったという。
しかし、英彦山3000・脊振1000坊と規模は比較にならない。
去りがたい場所から、なかなか動こうとしない足を、引っ張るように山頂を後にする。
天狗ヶ城は、中岳と尾根続きの山で西の方ヘ急坂を下って行く。
山頂付近は岩が多く、岩場の中に足の置き場を探すように下って行く。 道は、右手の方から降りた方が下りやすい。
岩場を過ぎると、道は次第に傾斜をゆるめほぼ平らになる。
吊尾根状の快適な歩行を楽しみながら 歩を進めて行くと、左手に池の小屋方面から登ってきた道と出会う。
この辺りは、中岳と天狗の中間に位置し、ここには道標も立てられている。
後ろを振り返ると、中岳山頂には立ち去ろうとしない 登山者の姿 が小さく見える。
ここは高度感あふれる尾根筋で、右手に平治岳、左に久住山が仰がれ、雲の上を行くような快感を憶える。
少し行くと、道はゆるやかに登りはじめる。 正面には、 天狗 が登山者を待ち構えるように、岩を剥き出ししている。
道は次第に傾斜を増し、2〜3分も登ると岩場に着く。
岩場は左右に踏み跡が伸び、左手は岩に足をかけよじ登って行く。
右手は、少し下りながら岩を巻くように斜面を登って行く。
3〜4分も登れば山頂に立つことができる。

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