四季を通じて素晴らしい・黒岩岳[1502.6m]−上泉水山[1296m]
ピーク → 黒岩山(約10分) 突端展望所経由
山頂岩の左手を行くとすぐ道は右手に分岐、黒岩山はここを右折していく。
右手には、岩稜の黒岩山が目前に迫っている。
直進して少し行くと、
山頂突端
に出る。
山頂岩から突端までは1分とかからない。
突端手前にも道は右手に分岐、黒岩山へ通じる。
突端は岩場になっており、そこから素晴らしい展望を得ることができる。
眼下には、
八丁原地熱発電所の白い湯けむり
が絶え間なく噴きあがっている。
この場所は紅葉時期もいい。
展望を楽しんだら引き返す。
すぐ三叉路を、左手へ行ってもいいが直進してと、山頂岩の手前を左折し、山頂岩を右手に見ていく。
正面東側には、黒岩山の岩稜が迫り、黒岩山頂は左手北端の岩場にある。
すぐ、山頂岩の右手南側から来た道と出会い、ここを左手に取り潅木の滑りやすい斜面を下っていく。
すぐ下りきり、右手に
赤いテープ
を見て平坦な道を行くとすぐ登りはじめる。
黒岩山への道は、他に数本見かける。
急坂、少し登ると黒岩山の岩稜に着く。
そして、岩稜に伸びる道を、左手へ荒涼とした岩場を行く。
しかし、そこに根を張る木々と共に悠久の年月を経てできた目前の光景は、神社仏閣で見る庭園に勝る枯れ山水の原点を見る思いがする。
道は岩場を縫うように付けられている。
岩稜に立って、1〜2分も行けば、北端の山頂岩の前に着く。
岩には、山頂を示すパネルが置かれ、「黒岩山 1502.6」と書かれている。
以前このパネルは、山頂岩の右手に生える潅木の幹に掛けられていたが誰かが移したのだろう。
山頂岩場からは、360度の展望が得られ、北西の方は、優しい山容をした涌蓋山とそれに寄り添う女岳が視界を飾っている。
その左手には草原のミソコブシ山が、一番左手には一目山の遠望が得られる。
また、黒岩山から見る岩稜に生える紅葉も素晴らしく、大勢の登山者であふれる久住山とは対照的に、この景色を独占できる。
足元は岩場で、景色を楽しむには足場は良いとは言えないが、しかし、立ち去り難い。
岩場の隅には、国土地理院の三角点の石柱がひっそりと立てられている。