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大分県の山

坊がつるコースを行く・平治岳[1642.8m]

坊がつる → 大戸越(約50分)

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視界には、「坊がつる讃歌」の歌詞そのままの光景が映し出される。
坊がつるは、平治岳・大船山・立中山・白口岳・中岳そして三俣山に囲まれた、東西1km・南北2kmの小盆地を形成、大船山を水源とする鳴子川が流れ出ている。
南西側に位置する法華院は、かって天台宗の九重法華院白水寺があり、「坊」もあったというが明治になって焼失したのだという。
坊がツルの「ツル」は、水の流れるほとりに開けた扇状地をさすのだという。
左手に目を向けると、大平原の向こうに平治岳が大きな山体を惜しみなく見せてくれる。
後ろを振り向くと、 三俣山の大きな東斜面 が視界を埋める。
正面に中岳を見て平坦な道を分岐から6、7分も行くと、 法華院から伸びてきた道 に出会う。
ここを左折し、コンクリートで固めた自然石の道を行く。
少し行くと、木橋を渡る。
すぐ二つ目の木橋を渡っていく。
右手には、玖珠川源流と書かれた木柱が立てられている。
正面には、大船山の頂も目に入る。
気持ちのいい道は続く。
正面左手には、白く塗装されたトイレが近づいてくる。先隣にある気象庁の九重山火山観測施設を見て、右手へカーブしさらに草原の踏み跡を辿って行く。
正面に炊事棟を見て左手へカーブしていくと右手には石造りの 管理休憩舎 が立てられている。
さらに100メートルも行くと、正面に道標が立てられ直進して「大船山登山道」、左手へ「平治岳登山道」と案内している。
道標に従い左折して岩道を行く。
少し行くと、右手に 案内板 が立てられ「1人1石運動」について要請され、案内板の後ろに持ち運ぶ砕石が積まれている。
登山者の善意を示す機会は少なく是非協力したい。
手に持つのは重たすぎる。リュックに入れるときは、バランスよく入れたい。

1人1石運動
登山者のみなさまへ
これより先の登山道の凹んだ所やぬかるむ所に石を運んでください。
注意 石を運ぶときは、リュックなどに入れてゴミを残さないようにしましょう。1〜3km先のこのマークの範囲に石を入れてください。
九重の自然を守る会

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さらに岩道を登っていく。
少し行くと、岩は減り幾分歩きやすくなる。
2、3分も行くと右手に 「1人1石運動」の案内板 が立てられている。
黒い土道を行くと、コケむした岩が多くなり一旦下ってすぐ登っていく。
ここは雨期に流れる水路かも知れない。
少し行くと、右手の幹に オレンジ色の塗料で「ガンバレ中高年」 と書かれている。
平坦な道には天井が開け日が差し込んでくる。
しかし、すぐ林に入り薄暗い道を行く。
右手に「1人1石運動」の立て札を見て、さらに薄暗い道を2、3分も行くとまた天井が開け、突然、正面にピンクの衣をまとった 平治岳 が姿を見せてくれる。 思いがけない一瞬の美景に感動し、2時間半も歩いて疲れを溜め込んだ足はシャンとなる。
疲れが溜まると、一瞬自分が何をしているか忘れることがある。
しかし自然はタイミングよく、呼び戻してくれる。
そして気持ち新たに、平坦な草道を行く。
すぐ、先も見えないほど密生した自然林の道を行く。
右手には、尚「もう一寸先までお願いします」との一人一石運動の立て札が目に付く。

1人1石運動
もう一寸先までお願い致します。
九重の自然を守る会


道は、本道の他幾筋かに分岐し、離れてはくっつき、さらに分岐し伸びている。
道は、全てではないが本道より脇道が歩きやすい。
本道の小石は浮き石も多く、足を取られ歩きづらい。
しかし、その小石こそ登山者の善意で運び込まれた石で、その浮き石は登山者の足で次第に安定し歩きやすくなる。ここは善意で応えたい。
さらに立て札が立てられ「ここから先に入れてください」とある。
歩きづらい道も、時折 歩きやすい平坦な道 になる。

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平治岳を見て5、6分も行くと、道はゆるやかに下りだし、左手へカーブするとゆるやかに登りだす。
少し行くと、右手に数メートル林の奥に 石積み が目に付く。
この石積みは道に沿って続いているが、何のためのものかわからない。
道は次第に傾斜を増し、幾筋かに分かれ「登山路 下山路」と区別され、立て札が立てられている。
立て札を見て、歩きづらい道を3、4分も登ると右手にナイフを入れたような 四角い岩 が目に付く。
この岩を理由に一息つきたい。
さらに岩の多い急坂を5、6分も登ると、左手に「1人1石運動」の立て札を見る。
立て札には、まだ「ここから先に石を入れてください。」と書かれている。
すでに、1人1石運動区間を30分足らず運んでいる。
ミヤマキリシマが咲き乱れるころ、この急坂で離合に苦慮することがある。
登り手優先は、下山する登山者に守ってもらいたい。
歩きづらい急坂は、辛抱するより時折一息つき足をいたわったがいい。
立て札を見て10分余り、登って行くとガレ場に着く。
道は幾筋かあり、足の向くまま歩を進めるとすぐ 大戸越 に着く。
大戸越は「うとんごし」とも呼ばれる

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