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大分県の山

のんびりと広い山頂がいい・万年山 [1140.2m]

ベンチ〜万年山頂(15分) [ この区間の地図 ]

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遠望に目を向けながら平らな道を行くと、ひょっこりベンチの前に出る。
ベンチは2台用意され、山頂を流れる爽やかな風に体をゆだねたくなる。
しかし、足は山頂を目前に休んでくれない。
ベンチの前には道標が立てられ「万年山:0・4km」と書かれている。
道標の前に立つと、北西の方に山頂が目に入る。
山頂で時を過ごす人影も小さく確認できる。
正面左手に山頂を見ながら、カヤトの狭い道を行く。
左手には、開花を目前にしたミヤマキリシマも多い。
右手には、どうしたことか 葉のないミツバツツジ も多い。
快適な道に、足は気持ちを引っ張っていく。
気持ちはさらには早足にする。
ミツバツツジに目を取られながら、快適なカヤトの道を行く。
快適なカヤトの道は今はいいが、夏場になれば茎や葉はさらに伸び道を覆い隠す。
この辺りは、松の木も多い。
足元にミツバツツジを見て目を上げると、正面左手に目指す山頂がさらに近づいて見える。
少し行くと 左手に道標 が立てられ「万年山:0・2km」と書かれている。
期待通り距離は短くなっている。
さらに平らな道を行く。
道標から20mも行くと、道沿いはササに入れ替わる。

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道は、ササに覆い隠されわずかな形跡を辿るしかない。
しかし、足は踏み跡をしっかり捕らえてくれる。
頭上に赤いテープをつけたマツの枝をくぐり、さらにササ道を行く。
すぐ左手に展望を見ると、 正面に道標 が見えてくる。
道標には、左手へ「カラ谷コース 宝泉寺」直進を「万年山頂」と書かれている。
左手には展望が開け、一息ついてさらにササ道を行く。
ササ道を4〜50mも行くと左手に道標が立てられ「宝泉寺:9・7km 万年山0・1km」と書かれ、山頂はさらに近くなる。
道はゆるやかに登りだし、さらに3〜40mも行くと正面にまた道標が見えてくる。
道標には、右手へ「万年山:0・08km」と書かれている。
山頂へ直進する薄い踏み跡も伸びるが、道標に従い右手へゆるやか登って行く。
4〜50mも登ると正面に説明板やベンチが見えてくる。
説明板には万年山の由来が次のように書かれている。

万年山の由来
万年山の地名は、つぎのような由来があります。
大昔、樟の巨木を切った時、根元の土をはねあげてできたところから「刎山」(はねやま)と名付けられたということです
。 また、一説には、万年山の三文字をそれぞれ仮名で書けば「ん」と刎ねあげた音がでるので、山の名を「はね山」名付けたともいいます。


北側眼下には、おとぎばなしのような伝説を持つ伐株山が一望できる。
さらに遠く大岩扇・小岩扇山を仰ぐことができる。
大岩扇山も万年山と同じように、浸食作用によってできたメサと呼ばれる地形をなしている。
そして左手に向きを変え10mも下ると道標が立てられ右手へ分岐し伐株山の方へ下っている。
そしてひと登りすると広大な万年山山頂に着く。
中央部には山頂標が立てられ、その右手には国土地理院の一等三角点の木柱も立てられている。
展望は四方に開け、南側に久住の山々が一望できる。
テーブル状の広い山頂は、東西3kmに及ぶという。
道は、平らな大地を西側に向かってさらに伸び、下園登山口へ通じる。
山頂から北側へ少し降りると大岩扇山と小岩扇山の説明板が立てられている。

大岩扇山と小岩扇山
右手の頭の平らな山が、大岩扇山(左)と小岩扇山です。この二つの山は、弧をえがいた形が櫛に似ているところから大岩扇山を「雌櫛」とも呼んでいます。
大岩扇山は、典型的なメサ地形として天然記念物に指定されています。


広い山頂に木陰はなく、夏場は避けたがいい。
さて、広い山頂で寝転び天を仰ぐと、時が過ぎるのを忘れ腰を上げるのに勇気がいるが、時計を見て往路を下って行く。

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