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大分県の山

猟師を助けた忠犬に由来した山・ハナグロ山 [1086.3m]

忠犬ハナグロの祠〜ハナグロ山頂(40分) [ この区間の地図 ]

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少し行くと、左手道沿いに小さな鳥居が見えてくる。
は、猟師がイノシシ狩りにこの山に入ったところ、逆にイノシシの反撃を受け、これを見たハナグロが命を落として猟師を助けたのだという。
山名は、この忠犬ハナグロに由来するという。
昔日、この鳥居はなかったが、いつの日か鳥居が作られている。
祠は2基あるが、中には何もない。
一息ついて、ほぼ平らな道を行く。
10m足らず進み、傾いた幹を右手からよけていく。
道はすぐゆるやかに登りだし、10m足らず行くと傾斜を増してくる。
そして、左手に立ち枯れた幹を見ると、右手にも傾き立ち枯れた木を見る。
その間を抜けると、傾斜は少し増してくる。
道は、落ち葉が厚く積もり踏み跡ははっきりしない。
しかし、尾根筋に伸びる道に迷いは感じない。
道沿いにはシキミが多くなる。
そして傾いた幹をくぐって行く。
右手にコケむした岩を見ると、傾斜はゆるやかなる。
さらに、シキミの多い道を行く。
ゆるやかな傾斜を登って行くと、道は左手へ向きを変えゆるやかな傾斜を登り、コケむした倒木を越えると 支尾根 に辿り着く。
正面に目を移すと、ハナグロ山への斜面が目前に迫ってくる。
しかし、この展望は春になれば見ることはできない。
少し行くと、踏み跡は右手へ向きを変え尾根筋右手直下を行く。
道沿いには大木が多い。さらに10mも行くとリョウブがほぼ平行に倒れ、これをくぐって行く。

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分厚い落ち葉の道はさらに傾斜を増してくる。
さらに、リョウブの幹をくぐり支尾根を登って行くと、支尾根から右手へ分岐した尾根筋に登りつく。
正面は ヒノキの植林地 になる。
支尾根は左手にうねり、支尾根に沿って左手へカーブして行く。
右手は植林地が広がり、左手支尾根は自然林に覆われ、シャクナゲも多い。
少し登ると支尾根に登りつき、右手へカーブして行く。
道はゆるやかな傾斜で伸び、足は軽くなる。
左手には、小さな幹に赤いテープが結ばれた 文字板 を見るが、文字は消え読み取ることはできない。
そして枯れた倒木を越えていく。
ゆるやかに登って行くと、またゆるやかに下り始める。
少し下ると「シキミ」か、地面一帯を覆い道ははっきりしない。
それでも、行く手に不安は生じない。
足でかき分け進んで行くと、左手斜面側を開けてくれる。
しかし、また地面を覆ってくる。
左手に、岩をわしづかみするような根っ子を見ると、道ははっきりしてくる。

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ゆるやかな傾斜を快適に歩を進めていく。
道には厚く落ち葉が積もり、踏み出す一歩一歩が心地いい。
ほぼ平らな道を10数メートル行くとゆるやかに下りだす
右手に目を向けると、両足を広げ別の木にまたがるような 不思議な形を見せる根っ子 を見る。
さらに快適な尾根筋をゆるやかに登って行く。
快適な落ち葉の道を2〜30mも行くと、少しばかり傾斜を増してくる。
左手に赤いテープを見て、さらに2〜30mも行くとゆるやかに下りそしてほぼ平になる。
しかし、10mも行くとまたゆるやかに登りだす。
この辺り、足の感じるほどの傾斜ではない。
左手に目を向けるとそのほとんどが落葉樹、ところが右手に目を向けるとなぜか常緑樹が多い。
少し行くと、尾根筋の道は右手へ向きを変え尾根筋の右手斜面に伸びる。
しかし落ち葉の道に変化はない。
少し行くと、斜面が崩落したように狭まり、そこに倒木が横たわっている。
これを用心して越え、右手に目を向けるとこの時期展望が開ける。
展望を見て深呼吸し、直進していく。
落ち葉の道はさらに傾斜を強め、尾根に沿って左手へカーブして行く。
傾斜はすぐゆるみ、平行に倒れた幹をくぐって行く。
右手には、ヒノキが数本幹を伸ばしている。

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右手ヒノキに触れながら、少し行くと傾斜を増してくる。
10m足らず登ると尾根筋に登りつく。
傾斜は小さく、気分はいい。
右手にヒノキが目立つが、すぐ自然林に変わる。
さらに快適な尾根筋を行くと、 正面右手に大木 を見る。
そして、正面の斜面の縁を右手へカーブして行く。
根っ子の段差を登ると、踏み跡は狭まり滑りやすくなる。
斜面に付けられた道を少し行くと、正面に真横に倒れた幹を見る。
踏み跡は、その倒木の手前から左手に向きを変え、小さな幹をつまみながら急坂を登って行く。
数メートル登ると左手へカーブ、傾斜はゆるんでくる。
左手に黄色いテープを見て、右手へカーブし登って行くと尾根筋に登りつく。
尾根筋は傾斜は小さく、足は軽い。
右手に文字板を見るが、この文字板も文字は消え読み取れない。
少し行くと、正面に大きなアセビの木を見る。
このアセビの枝下を通り、ゆるやかに登って行く。
辺りにはシャクナゲが目立ってくる。

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ここに来ると植生が変わったような空気が漂ってくる。
右手にシャクナゲを見ながらゆるやかな傾斜を登って行くと、右手へカーブする。
シャクナゲは左手にも多い。
少し行くと正面が明るくなり、山頂に着く。
山頂は、5〜6坪の狭い空地で、山頂入口辺りに三等三角点の石柱が立てられている。
山頂標には「ハナグロ山:1086・3米」と書かれている。
展望は南側に明け、阿蘇の涅槃像をはっきり見ることができる。
その左手背後には、祖母の山々が遠望できる。
さらに、ツゲの木の樹冠に久住の山々も遠望できる。
目立たない山ではあるが、先人達が踏み固めてくれた踏み跡をのんびり辿れば、登って悔いはない。
シャクナゲが花咲く時期に登山できれば、想い出にもなる。

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