ダイナミックな展望・障子岳 [1703m]
作業小屋 → 親父山(約70分)
小屋のすぐ手前の足元には、白と黄色に塗り分けられた
小さな案内板
が立てられ「親父山へ」と書かれている。
小屋の左手を通りすぎ1分足らず行くと、道の左前方に
白い案内板
が立てられ、これにも「親父山へ」と書かれ親父山を案内している。
目前の足元には小さな支流が道を横切り、これを渡り右手に沢を見ながらゆるやかに笹道を北東の方へ登って行く。
支流から3分も行くと、道は下りだし、再び右手へ沢を渡る。
沢を渡り、原生林の中を少し行くと
正面に大きな倒木があり
、その倒木から左へカーブし木段を登って行く。
沢から2〜3分、さらに大きな倒木をくぐっていく。
沢を左手に見て左手へ下り、再び沢を渡り左手へ登っていくと、
また倒木
が現れ、これをくぐっていく。
笹道をゆるやかに登っていくと、次第に傾斜をゆるめ平坦なササ道となり、3〜4分も行くと、左手に「鳥類保護区」と書かれた黄色い鉄製の文字板が立てられている。
ここから5〜6メートル先には、
一本の支柱
が立っているが、足元には文字板が腐れ落ち、なにを書いてあるか読みとれない。 しかし、たぶん親父山を案内したものと思ってしまう。
道はここから左へカーブし笹道を登っていく。
笹道を3〜4分も行くと右手へカーブし、急登を行く。
道は左右に蛇行しながら
木の根の多い急坂を登っていく
。
さらに、5〜6分もササ道を行くと傾斜はゆるみ、右手から伸びてきた木の枝をくぐり、ゆるやかに登っていく。
1〜2分過ぎると、道は左手へほぼ直角に登っていくが、その左手角には、
白い案内板
が落ち「親父山」と書かれている。
ゆるやかな登りを1〜2分登って行くと、倒木がまた道をふさぐように倒れている。
しかし、道幅ほど切り抜かれ難なく通りぬけ登っていく。
1〜2分もゆるやかに登っていくと、道は次第に傾斜を増してくる。
道には、ほどよく木の根が階段状に伸び、これを足場に急登を行く。
切り抜かれた倒木から5分も行くと、傾斜をゆるめ左手北の方へカーブし伸びる。
辺りは
原生林
に覆われ、特に紅葉期は味わい深い。
ゆるやかな狭い笹道を登っていくと、また傾斜を増し、
網の目のように伸びる木の根
に、ここでも助けられながら一歩一歩登り詰めていく。
1〜2分も行くと、左手には腰を下ろすにはよさそうな場所に気を留めながらも、西側斜面に付けられた笹道を登っていく。
左手斜面に大きく育つ木を笹越しに見ながら右手へ巻いて行く。
そして支尾根の北斜面を谷川に沿って、燃え盛る紅葉の中を東の方へゆるやかに登って行く。
ゆるやかなササ道を1〜2分登ると、道はさらに傾斜を増してくるが、すぐゆるやかとなり、1分ほど登っていくと、道は三叉路となる。
ここを左へ直角に曲がり急坂を登ってもよいが、さらに数メートル直進して左折してもよい。
急坂の近道は、元気のある登山者が踏み跡を付けたもので、道はすぐ合流する。
左折すると、南の方へ少し登りすぐ右へカーブし
西側斜面
を登っていく。
左手には、ササ越しに黒岳の稜線がうかがわれる。
さらにゆるやかに右手にカーブし、北の方へ小さなアップダウンを行く。
この辺りも紅葉が美しい。
ほぼ平らな道を、2〜3分北東の方へ行くと、また登りだす。
左手には、
幹より大きな根
が横たわる大きな木を見て、さらに左手へカーブして登って行く。
1〜2分もゆるやかに登って行くとまた急登になり、さらに2〜3分も登ると傾斜はゆるみ、右へカーブし東の方へ登って行く。
さらに、
階段状に広がる木の根
に助けられ急坂を蛇行を繰り返しながら登って行く。
狭く単調なササ道をしばらく登って行く。
障子岳の山頂はまだか、あせる気持ちを抑えながらも、辛抱を重ね登って行く。
5〜6分も登って行くと傾斜はさらに増してくるが、すぐゆるやかな登りに変わる。
長丁場の道に足は次第に重く気もあせってくる。
山は雄大なればこそ裾野は大きく長い。だからこそ気持ちも雄大になれる。
人の一歩は、その長い裾野に比べれば、途方もなく短い。
しかし、その一歩一歩を自らの力で積み重ねてこそ、山頂に立つことができる。
そして、たとえようのない感動を、体全体で味合うことができる。
一服しながら、気を取り直し登って行く。
相変わらず続く狭い笹道を行くと、なんとなく山頂に近いような雰囲気が漂ってくる。
狭い笹道の途中左側にひょっこり三叉路に出会う。
左折して下っていくと、黒岳北谷登山口へ行く。
三叉路には「高千穂山の会」が立てた赤と白の案内板が立てられている。