三池めぐりがいい・白鳥山 [ 1363.1m ]
パノラマ展望台〜白鳥山頂(15分)[ この区間の地図 ]
さらにひと登りすると、展望台に着く。
展望台にはベンチが置かれ、腰を降ろすことができる。
正面には木柱が立てられ「二湖パノラマ展望台」と書かれ、文字通り正面北側には白紫池、右手に六観音御池を望むことができる。
六観音御池の背後には
平頂の甑岳
も見ることができる。
振り返ると、雄大な韓国岳も楽しむことができる。
左手には「えびの高原の植物」と題して説明板が立てられている。
えびの高原の植物
自然に親しみ、美しい自然の中ですごす楽しさを味わっていただくために作られた歩道です。3つの火口湖を巡り4・3km(白鳥山経由5・6km)1時間30分(白鳥山経由2時間)でゆっくりまわれます。
環境省 宮崎県
展望を楽しみ、一息ついて左手へカーブし山頂を目指す。
少し登り、ほぼ平坦な道を少しばかり下ると、傾斜はゆるみほぼ平らな道になる。
左手へ向きを変えると、
両脇にはミヤマキリシマ
が茂り道を狭めている。
途中、道はミゾ状に変わり、ゆるやかな傾斜を登って行くと小石が多くなる。
少し登ると傾斜はゆるみ、道はこれまでと一変し、歩きやすい土道になる。
土道は、足に優しく足から伝わってくる感触がいい。さらに快適な歩行に気分もいい。
しかし、またゆるやかに登りだし小石が多くなる。
小石の道は、ゆるやかな傾斜で伸びるが、傾斜は小さく足に疲れは生じない。
辺りは、潅木に覆われ展望は得られないが、山頂へ導く尾根筋は心地よく歩く距離は伸びる。
快適な小石の道をゆるやかに登って行くと、左手に
道標
が立てられ、後方を「えびの高原」行く手を「白鳥山」と案内している。
さらに10m余り行くと
空地
に着き、気持ちもなんとなく開放される。
一息ついて、空地左手の踏み跡を辿っていく。
すぐ、右手潅木の中へ踏み込んでいく。
道は狭いが、しっかり踏み固められ歩きやすい。
道沿いには、スズタケが多くなる。
少し登ると、ゆるやかに下りだす。
ふと、左手南西側に目を向けると、何の施設か分からないが湯煙が勢いよく立ち上がっている。
道は傾斜を増して下りだす。
すぐ傾斜はゆるみ、傾いた幹をくぐって行く。
途中、ミゾ状に彫りこまれた道をゆるやかに下って行く。
少し行くと、ほぼ平らな歩きやすい道になり、足元から目を放し右手樹間に目を向けると、白紫池が見え隠れする。
さらに快適な尾根筋を行く。
快適な道はまだ続く。
道沿いにはミヤマキリシマも多い。
6月、ピンク色に花開く光景を思い浮かべれば、それだけで気分はいい。
道は、少し下るとまた平になる。
辺りには、潅木の中にアカマツも多い。
少し行くと、小石の道になりゆるやかに登りだす。
小石は、道筋にバラまいたように多い。
小石の道を少し行くと、廻りは一変しスズタケの
ミゾ道
になる。
岩の段差を登ると、ミゾはなくなり小石の道を登って行く。
小石の道を右手へカーブしていくと、三差路のような踏み跡になる。しかし右手に道はない。
左手へカーブし登って行くと、正面が開けてくる。
傾斜は大きく、容易でない。
少し登ると、
左手に道標
が立てられ、後方を「駐車場:1・8km」行く手を「頂上:0・1km」と案内されている。
山頂まで100mは短いが、ガレ場のように石屑の多い急坂は容易に距離は縮まらない。
正面には、韓国岳からも確認できる鉄塔が見えてくる。
その鉄塔に近づくように登って行く。
途中、右手へ反れ南側に目を移すと、
韓国岳
が一望できる。
そして元に戻り、急坂を登って行く。
100mは長い。
それでも、一歩一歩登って行くと傾斜はゆるんでくる。
鉄塔は、国土交通省の防災無線用だと聞くがはっきりしない。