三池めぐりがいい・白鳥山 [ 1363.1m ]
登山口〜パノラマ展望台(25分)[ この区間の地図 ]
登山口は、高千穂河原駐車場北側に付けられ、左手レストラン、右手にトイレを見て舗装道を行く。
右手には木柱が立てられ、親切に「この先トイレはありません」と案内している。
途中石橋を2橋渡って行くと三差路に出会い、正面に道標が立てられている。
右手は「駐車場」、左手を「池めぐりコース」と案内している。
道標に従い、左手に池めぐりコースを取り、さらに石橋を渡るとまた
三差路
になる。
三差路を右手に取ると左手に道標が立てられ、行く手を「白紫池」と案内されその横に「自然研究路案内板」が立てられている。
自然研究路案内板 池めぐりコース
自然に親しみ、美しい自然の中ですごす楽しさを味わっていただくために作られた歩道です。3つの火口湖を巡り4・3km(白鳥山経由5・6km)1時間30分(白鳥山経由2時間)でゆっくりまわれます。
すぐ石段を登って行く。
石段は、大きな傾斜ではないが、数を重ねるたびに足に疲れがくる。
30段足らず登り左手へカーブして行く。
さらに左右にカーブしながら登って行く。
石段は、なかなか切れず180段ほど数えると、やっと終わりゆるやかな傾斜の舗装道を行く。
2〜30mも進むと左手へカーブし、石橋を渡っていく。
すぐ石段になり、一息ついて登って行く。
左手にシロモジの樹木板が立てられ、一息ついでにその説明板を一読する。
シロモジ
本州中部以西の山地に生える落葉低木。春、葉は3裂。秋果実は黄熟。その種子油は灯油に利用。
シロモジは、4月黄色い花を咲かせ、秋には黄色く紅葉し、紅葉にはなくてはならない黄色を代表する存在と言える。
シロモジは、九州の山々では珍しいものではなく、葉は3つに裂けていることで容易に見分けがつく。
樹種は異なるが、クロモジと呼ばれる木もあり、クロモジは和菓子を食べるときの「つまようじ」に用いられ、ちなみにシロモジは杖に用いられるという。
石段を登りきると、白鳥山頂への道が右手に分岐している。
直進するとすぐ
展望所
広場に着く。
中央部には展望台も設置され、南側に展開する霧島の主峰「韓国岳」を見て小休止する。
展望を楽しんだら、分岐へ引き返し左手に折れると、すぐ左手に道標が立てられ「白紫池:1・0km」「六観音御池:1・7km不動池:3・2km」と3池が案内されている。
歩きやすい砂利道はゆるやかな傾斜で伸び、軽快に歩を進めていく。
少し行くと、道は右手へカーブ、小さな石橋を渡っていく。
辺りはアカマツが多く、手入れされた植林地のように幹を垂直に伸ばし、見るに清々しい。
少し行くと、また長い石段が続く。
長い石段は、焦らずゆっくりと登って行く。
少し下り石橋を渡って行くと、また石段になる。
この辺りは石段が多く、道沿いには松の木が多い。
20数段登り、左手へカーブするとまた石段になる。
道沿いには「スズタケ」や「ハリギリ」の樹木板が立てられ、休むついでに一読する。
30段ほど登ると左手に「注意」と書かれた
案内板
を見る。
さらに石段を登って行く。
石段左手には、雨水を流すためのものかミゾが切ってある。
石段を7〜8段も登って左手へ、さらに5〜6段も登って右手へカーブすると石段はなくなり歩きやすくなる。
30mほど行くと右手へカーブ、すぐ石橋を渡っていく。
石橋を渡るとすぐ石段が始まる。
なかなか石段が多い。
40段足らず登って右手へカーブ、さらに石段を登って行く。
辺りはアカマツ林に覆われ、その中で赤く紅葉する1本の木が目をひきつける。
80数段も数えるころ、
また石橋
を渡っていく。
石橋を渡るとすぐ左手に「えびの高原の動物達」と題して、「ニホンシカ イノシシ タヌキ ヤマネ ムササビ ヒメネズミ カヤネズミ」等説明されている。
道は、説明板を見るとすぐ右手へカーブし、
小さな石橋
を渡っていく。
少し行くと、左手に「ナナカマド」の樹木板を見る。
ナナカマド
秋に寒い地方の山を赤くいろどる木です。西洋では聖なる木として材から十字架を作ります。名は七度カマドの火に入れても燃えにくいという意味。
すぐ石段になり、10m余り登り左手へカーブして行く。
正面には、アカマツ林が植林地のように幹を立てている。
石段に足を休め、振り返ると松林の中に韓国岳が姿を見せている。
少し登ると左手に道標が立てられ、後方を「エコミュージアムセンター:0・9km」行く手を「白紫池:0・4km」と案内している。
さらに直進し、石段を登って行く。
石段はアカマツ林を縫うように容赦なく続く。
傾斜も決して小さくない。
一歩一歩数えるように登ると120段を越えてしまう。
さらに歩きやすい道を登りきると、左手に分岐し
道標
が立てられている。
道は、直進して下ると白紫池へ通じる。
道標には、直進して「白紫池:0・3km」左手へ「白鳥山:0・9km 展望台:0・2km」と案内されている。
一息つき、左手へ登山道をゆるやかに登って行く。
道は幾筋かに分かれるが、しっかりした踏み跡を選んでいく。
正面に倒木を見ると、倒木をくぐるか左手へ巻いていく。
この辺りも松の木が大半を占め、踏み跡はその間を伸びている。
傾斜は大きくはない。
しかし小さくもないが、やはり石段より土道がいい。
そして右手へカーブすると正面が開け展望が得られるようになる。
さらに土壁を登ると、正面に目指す白鳥山の稜線が見えてくる。