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宮崎県の山

神の山を仰いで・霧島連山縦走

韓国岳山頂〜道標(1・8km:25分)

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溶岩の岩場を10数メートル登ると 山頂標前 に着く。
火口を覗き見ると、身震いするような深さに切れ落ち、平坦な火口底を見ることができる。
火口底は直径150mにおよび、深さは300mにも達するという。
ちなみに、火口直径は800mもあるという。
北側へ振り向くと、火口壁の背後に白鳥山が低く沈んで見える。
手前直下には白紫池が白鳥山に包まれるように湖面を見せている。
右手には六観音御池も一望できる。
南側には、登山者を誘うように霧島連山の背後に秀麗な高千穂峰が姿を見せている。
南側へそのまま進むと岩壁は切れ落ち、右手へ登ってきた踏み跡を下っていく。
下ったところに木柱が立てられ「えびの高原:2・1km 獅子戸岳:3・0km」と案内されている
そして、左手へ向きを変え火口壁直下を下っていく。すぐ二手に分岐する。
右手へ直進して下道をゆるやかに登って行くと、木柱が立てられ「獅子戸岳:2・9km 韓国岳:0・1km」と案内されている。
太古の昔固まった溶岩の縁をゆるやかに登り、左手へそれると火口縁に登る。
後ろへ振り返ると、韓国岳山頂の 巨大な断崖絶壁 に圧倒される。
絶壁に立つ人影は、人と判別つかないほど小さく見える。
巨大な火口を造り、巨大な絶壁を造り出す噴火のエネルギーはどれほどのものか想像を絶し、自然に対する恐れを感じてしまう。
元に戻り、溶岩の道をゆるやかに登り、さらに下っていく。
そして、今一度韓国岳を振り返ってしまう。
足元を見下ろすと、吸い込まれそうな 巨大な噴火口 に一瞬足は固まってしまう。

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我を取り戻すように、一歩すざり獅子戸岳を目指し火口縁を下って行く。
正面霧島連山の背後には、登山者をいやすように高千穂峰が朝日に映し出された影絵のように、美しいシルエットを見せてくれる。
足元に、「しんもえ岳」と書かれ倒れた木柱を見ると、すぐ「獅子戸岳:2・8km 韓国岳0・2km」と案内する木柱を見てゆるやかに登って行く。
辺りには、なぜか枯れて 白く変色したドウダンツツジ が多い。
溶岩の道を少し登ると、左手に立ち入りを禁止するような木柵を見る。
すぐ正面に木柱が立てられ「獅子戸岳:2・6km 韓国岳0・4km」と案内され、
ここから右手へカーブし狭い幅の木段を12〜3段、さらに数段下ると正面が開け火山性の 砂礫の空地 が広がる。
右手には、斜面の崩落を防ぐためのものか、木製の柵が道に沿って幾重にも付けられている。
ほぼ平坦な道は、正面のミヤマキリシマと草木が造る、緑の小島のようなわずかなその隙間を抜けていく。
わずかな隙間はすぐ抜け出し、ガレ場のような滑りやすい溶岩屑の道を右手へカーブし下っていく。
道には木段が付けられているが、踏み跡は左手に付けられている。
すぐ左手へカーブし、10mほど下って行くと正面左手に 木柱 が立てられ「獅子戸岳:2・5km 韓国岳0・5km」と案内されている。

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木柱を見て一息つき、すぐ右手へ下っていく。
右手は、砂防提とでも呼んでいいのか、木製の柵が幾重にも施工されている。
目を上げると正面に獅子戸岳・新燃岳、そして背後にシルエットのように幻想的な高千穂峰が浮かび上がっている。
中岳は新燃岳の火口縁で目にすることはできない。
さらに滑りやすいガレ場を下っていく。
木段も付けられているが、浮いた状態で一部壊れ道脇に片付けられている。
さらに左右に蛇行を繰り返し下っていく。
道には木段が付けられてはいるが、小石が木段を埋めその機能を果たすどころか、木段上に足を置けば滑りやすく、木段を避けるように歩幅を変え下っていく。
一歩一歩がもどかしく、なかなか距離は伸びない。
そしてミゾ状の道を下って行くと、 正面に赤い矢印の立て札 を見る。
立て札を見て左手へカーブし下り、安定した足場を見つけ休みついでに後ろへ振り返ると、数え切れないほどの 土留の板柵 がガレ場を埋めている。
少し下るとガレ場は終わり、狭い潅木の土道を行く。
狭い土道にも木段が多く、下る距離は伸びない。しかしガレ場よりいい。
道は所々二手に分かれるが、足に任せ歩きやすい道を取ればいい。
土道を3〜4分も下ると空地に出る。
一息つくつもりで右手によると、土中に深い空洞ができている。
左手へ、さらにミゾ状の道に付けられた木段を下っていく。
目は、足元から離せない。

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空地から3分余り下り、ハシゴを降りていく。
振り返ると3段のハシゴが付けられている。
右手には、アザミが多くズボンの上からとげが刺す。
潅木に付けられた木段を数段下って行くと、道は上下に分岐し右手上道を取る。
左手はミゾ状に深く落ち込んでいる。
すぐ、段差の大きい木段を降りていく。 
右手には、結び目のあるトラロープが張られているが、ロープの手助けはいらない。
少し下ると、転落防止用の防護柵なのか、路肩保護のためのものか、 板柵 が見えてくる。
すぐ左手へ根っ子の段差を降りるか一瞬迷うが、足は下りやすい道を選び数メートル直進して、左手へ丸太木を渡っていく。
そして右手へカーブして下ると、また防護柵を見る。
目を上げると、 平たい樹林帯 が見える。そこに着けば快適な道を歩ける、と期待を糧にし木段を下っていく。
さらに左手へ20数段下って行くと、また防護柵が付けられている。
木段は防護柵に沿って付けられているが、踏み跡は右手に付けられている。
しかし、土は粘土質で、雨後は滑りやすい。
目を上げると、平坦な樹林帯の向こうに 高千穂峰 が獅子戸岳と新燃岳の間に優美な姿を見せてくれる。
霧島連山から伝わってくる生気をもらいながら、さらに木段を下っていく。
足元には、紫色のリンドウが花を咲かせている。
辺りは植生が変わったのか、道沿いにはササが多くなる。
さらに一歩一歩にてこづりながら、木段を下っていく。

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そして左手へ向きを変え下って行くと、左手から下ってきたミゾと接する。
そのミゾにも木段が付けられ、旧道だったかも知れない。
右手へ少し下ると、道は 突然切れ落ちるようにミゾ状 になり、わき見すれば落ち込んでしまう。
道は、そのミゾの右手にわずかな幅で伸び、右手へカーブし下っていくと歩きやすくなる。
しかし左手ミゾは切れ落ち、用心して下っていく。
少し下ると、左手ミゾは浅くなり、その ミゾを左手へ横切り 、さらに数メートル先で左手へ別のミゾを横切っていく
薄暗いミゾの底に目を凝らすと、流れ下る雨水が渦巻いて作ったのか、コテでなぞった彫刻のように
渦巻き模様ができている。
少しばかり平らな道を行くと、左手にミゾを見て下っていく。
そして右手へカーブし、ミゾの縁を浮いたような木段の狭い道を下っていく。
すると傾斜は収まり、木段から10mも下ると右手に木柱を見る。

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