女性の歴史を包む秘境・五葉岳 [ 1570m ] ・お化粧山・お姫山・乙女山
お姫山〜乙女山〜五葉岳(70分)
山頂は狭く、山頂標は左手岩の上に正しく山頂標のような枯れ木の足元に文字板が置かれている。
展望は、周囲全てさえぎるものがなく一望できる。
左手北側に五葉岳、正面に目指す乙女山、その背後にあるのは木内山、右手に大崩山、さらに右手に鹿納山や日隠山やブナの三差路のピーク、尽きない展望に時間を忘れてしまう。
我を取り戻し、乙女山を目指す。
足元に「五葉岳」と書かれた案内板を見て急坂を下る。
山頂から10メートルも下ると、
Y字状の分岐
に出る。
正面には、宮崎市山歩き同友会の黒い木柱が立てられ、右手へ「乙女山へ(乙女新道)」と書かれている。
乙女山へ右折してスズタケの道を下っていく。
正面東側には、五葉松で着飾った
目指す乙女山
を目にする。
スズタケの道をゆるやかに下って行くと、徐々に傾斜を増してくる。
左手に、真っ黒いキノコを付けた枯れ木を見て下っていく。
スズタケの壁は少し高い。
しかし、目線より低く展望も得られ実に歩きやすく気分はいい。帰路は、これが登りになるのはしかたない。
スズタケの道にも倒木は多い。
途中、左手に枯れ木を見ると岩の段差を下りる。
右手には、踏み台のような岩が目に付き、その上に立つと大崩山や鹿納坊主が望まれる。
スズタケの道は傾斜をゆるませ、倒木をくぐりさらに踏み越えていく。
道は、尾根の右手南側に出て狭くなる。
少し行くと、道は倒木にふさがれ左手に新しい踏み跡ができている。
左手へカーブし、新しい踏み跡を少し行くとふさがれた道と出会い、すぐ右手へ下っていく。
正面には草付きの空地が見えてくる。
途中左手には、また奇妙な形をしたヒメシャラが目を引く。
この空地で精一杯深呼吸して、広場を直進して横切りスズタケの中へ踏み込んでいく。
ほぼ平坦な道を、道端に立つ幹をよけながらゆるやかに登りだし、正面の小さなピークの左手へ向かっていく。
道は徐々に傾斜を増し、倒れ掛かる幹をくぐると下りだす。
道には落ち葉が多い。
7、8メートルも下って右手へカーブし、倒木を踏み越え下っていく。
さらに右手岩を巻くように、岩の基部を右手へ岩場を行く。
足場は狭い。
あぶないと思ったら直進するようにさらに下り、薄い踏み跡を右手に辿ればいい。
右手へカーブし、数メートル岩場進み左手岩の段差を下って草道にでる。
正面に絵にしたような乙女山に足は止まってしまう。
公園のような草道を登ると、
正面にアセビの群落
になる。
左手には、何かを思わす岩の列を見てアセビの群落に入ると迷ってしまう。
道は、群落をよけるように左手へまわり登っていく。
山頂も倒木が多い。山頂を飾っていた倒木や白骨化した立ち木には胸が痛む。
倒木をくぐり、草道を登ると乙女山山頂に着く。