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宮崎県の山

女性の歴史を包む秘境・五葉岳 [ 1570m ] ・お化粧山・お姫山・乙女山

ブナの三差路〜お姫山(30分)

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ここブナ三差路に展望はないが、落ち着いた空間が広がり休むのに格好の場所で、ブナを背に小休止するといい。
ブナは、開花・結実するのに4、50年もかかるという。
冬季、動物達によって捕食された種子は、運よく着床すれば翌春芽吹く。
しかし、ブナの幼樹期は成長が非常に遅く、せっかく芽吹いた稚木もスズタケや深い森の中で必要な光が得られず絶えてしまうことも多いという。
適度な光を得て10年も経てば、他の樹木を圧倒するように成長するという。
ブナの寿命は、一般に300年前後といわれているが、このブナの大木はここで何時から育っているのか分からない。
ブナはまっすぐ幹を伸ばし、高いところで枝を広げる姿を多く見かけるが、このブナが合体して地面近くから枝を広げこのような形になったのだと聞く。
国土地理院の地図を見ると、ここ分岐の標高は1571mあり五葉岳より3mほど高い。
さて、小休止したら重い腰を上げ、お姫山を目指す。
大ブナの右手から左手へ数メートルも登ると、右手に案内板が掛けられ行く手を「五葉岳」と案内している。
その足元には、黒いアクリル板に「お姫山 登山道人吉山の会」と書かれている。
左手幹の足元にも、あけぼの荘の案内板が立てられている。
ここから道はゆるやかに下り始める。
少し下ると右手に、 幹を奇妙な形に曲げた木 が目に付く。
さらに10メートルも下ると傾斜はなくなり、数個の岩が関所のように並ぶ。
踏み跡は、その左手に付けられているがどこを通ってもいい。
すぐ2本の木の間を抜け、右手へカーブしわずかな傾斜を下っていく。
正面林越しに早くも目指す岩塊のお姫山が見えてくる。
左手に、 ポッキリと折れた枯れ木 を見て倒木を越え、ほぼ平坦な道をいく。
さらに倒木を越え、左手へカーブしていく。
少し行くと、また倒木が道をふさいでいるが、枝を切り落とし道は開けられ人の善意が有難い。

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さらに平坦な道は続く。
秋の暖かい陽気に触れ、気持ちはのんびりとなる。
しかし、夏場は暗くなるほど葉は茂り、景色も見られず一変する。
この辺りもなぜか枯れた立ち木が多い
足元にも枯れ木が横たわる。
10メートルも行くとさらに、途中で折れた木をくぐっていく。 その木を過ぎ、振り返ると真っ黒いキノコが育っている。
そのキノコは、道にも広がっている。
さらに平坦な道を蛇行していく。
倒木をくぐり、平らな道を10メートルも行くと、右手へカーブしゆるやかに下りだす。
しかし、足にはほとんど感じない。
左手には、岩肌をむき出しにした五葉岳が樹間に見えてくる。
道沿いに立つ大木に触れながら、ほぼ平坦な道を20メートルも蛇行して行くとゆるやかに登りだす。
ゆるやかな登りを10メートルも行くと幾分傾斜を増し、尾根の左手北斜面を行く。
さらに左手に枯れた倒木を見て10メートルも行くと、傾斜はゆるみ7、8メートルも行くと 右手へカーブし登りだす

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左手北側に目を向けると、五葉岳が樹間に見え隠れする。
五葉岳の左手背後には遠く傾山の遠景が望まれる。
目前には、頭巾山も一望できる。
さらに倒木を右手へ迂回して行くと、正面に岩が見え出す。
その岩にしっかりと根を生やし、垂れ下がるように幹を伸ばしている。
木の苦労がよくわかる。格好より生きることの大切さを教えてくれる
左手岩の上から再び五葉岳を見、さらに倒木を越え右手へカーブし登っていく。
倒れ掛かった木をくぐり、10メートルも登ると左手に幅広の赤いテープを見て尾根筋に登りきり、ゆるやかに下っていく。
さらに左手に赤いテープを見て、正面倒木の手前から右手へ下って行くと、アセビの倒木から子供が整列するように、新しい幹を立てている。
この倒木も、わずかに残った根から養分を吸い上げ子供に分け与えている。
子供を見殺しにしない深い親心は、人の世にも通じる。
道には倒木が多い。

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倒木を避け下って行くと、右手に展望が開け大崩山系の稜線が樹海に浮かぶ。
足元には、腰を据えたいような平たい岩を見て下っていく。
さらに4、50メートルも行くと、左手に倒木が根株を起こしている。
すぐ左手へ登り尾根の左手に出、さらに右手へ尾根筋を行く。
右手に浮き上がったような岩を見て、倒木を越えさらにくぐっていくと、またアセビが多くなる。
アセビの道は、低いところで枝を曲げ腰を落として歩かざるを得ない。
しかし、すぐリックが引っかってどうしようもない。
何とかアセビの道をくぐり抜けると、正面が開け道は二手に分岐する。
足は直進しようとするが、しかし分岐ではない。
左手へ下れば快適な道が伸びる。
正面には、岩塊のお姫山が目前に姿を現す。
岩塊の山がどうしてお姫山かわらない。
岩塊の奥には乙女山がある。
どうして乙女山かも分からない。
快適な道にも倒木が多い。
しかし苦にはならない。それより蛇行して伸びる道が苦になる。

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地中から浮き出たようなお姫山を目前に足早になる。
どうしてこの岩塊がお姫山なのか、やはり気になる。
道はゆるやかに登りだし、倒木を越えさらにくぐっていく。
道は、岩魂の左手へ伸びさらに右手へ急坂をカーブし、正面に向かう。
辺りは枯れた立ち木が多い。
そして狭い道は右手へカーブし、右手の尖った岩の左手から岩壁を登っていく。
岩壁にはロープが掛けられたロープを手に用心して登ればお姫山山頂に着く 。

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