九州島のルーツ・祇園山 [ 1307.1m ]
案内板 → 天狗岩 → 祇園山頂(約20分)
「宮崎県林業公社分集林」の支柱から10分ほど経ったころ、左手ヒノキの幹に
白い案内板
が掛けられ「←大石峠へ:30分 →山頂へ:25分 1300m(標高)」と書かれている。
ちなみに山頂標高が1307メートルあり、計算上標高差は7メートルしかない。
ここで一息つき、足を休め、山頂を目指す。
すぐ岩の段差を登り、ヒノキ林を行く。
ヒノキの枝には、ピンクのテープが結ばれている。
右手は相変わらず、スズタケと自然林が混在している。
途中
右手に展望
が開け揺山を仰ぐことができる。
一時も休めてくれない急坂の連続に、気は休まる 。
さらに左右に蛇行しながら、
左手斜面の狭い道
を登っていく。
少し登ると、道は右手へカーブし、登りきると尾根筋の┬字形の分岐に着く。
道は右手にも、踏み固められた道が伸び、少しばかり登って行くとはっきりしなくなる。
山頂は、ここを
左手に登っていく
。
ゆるやかな傾斜の尾根道は、すぐ傾斜を増してくる。 この狭い尾根筋には人工林はなく、自然林の中に低いスズタケが密生している。
右手に
目印のような岩
を見ると、露岩の多い斜面になる。
ここを数メートル登り、狭い道を右手へゆるやかに下っていく。
道はすぐ登りだし、正面の小さな
コブの手前から右手へカーブ
し下っていく。
正面コブは、薄い踏み跡が付けられそこを数メートルで登りきるが何もない。
右手へ、狭い斜面の道を数メートル行くと、右手に展望が開け
諸塚辺りの稜線
が一望できる。
この辺りは、アセビが多い。
狭い斜面を、右手に
枯れた倒木
を見て、数メートル岩の段差を降り、根っこの段差を登っていく。
すぐ、
右手に岩壁
を見て少し登り、また下っていく。
右手幹に結ばれた、ピンクのテープを見て、さらにゆるやかに登り、三叉路から3〜4分も行くと、
右手ピークから下ってきた道
と出会う。
三叉路正面に、例の宮崎県林業公社の
白い木柱
を見て左手へ登っていく。
木柱の奥にはヒノキの植林地が広がっている。
道は、すぐ傾斜を増し左手へカーブしていくと、傾斜はゆるみほぼ平らになる。
右手にヒノキ林を見て10数メートルも行くと、道は
左手へカーブ
しまた傾斜を増してくる。
すぐ正面に、突然仁王立ちしたような大きな岩が目にいる。
幹には白い案内板が掛けられ「祇園 天狗岩」と案内されている。
道は、
天狗岩のすぐ手前で二つに分岐
し、左手へ下る道は天狗岩の基部を通り山頂へ行く。
この道は、展望は全く得られない。
この分岐を直進して、
天狗岩の右手へ向かって行く
。
天狗岩の真横を通り2〜3メートルほど岩の段差を登ると、右手東から南側にかけ、
諸塚山等素晴らしい展望
が得られる。
しばらく息を整え視界に広がる展望を楽しめばいい。
展望を楽しんだら、左手へ数メートル急坂を下ると、
分岐を左手へ下ってきた道と出会う
。
ここから、しっかりと踏み固められた狭い道をゆるやかに登っていく。
歩きやすく気持ちのいい道は、徐々に傾斜を増してくる。
道の両脇には、ヒノキが植林されているが多くはない。
しかし、
ヒノキはすぐ姿を消しなんとなく植生が変わってくる
。
道はさらに傾斜を増し、1歩1歩急坂を登っていく。 道は、
階段状に段差
も付けられている。
少し登ると、右手に2〜3メートルの古いトラロープが付けられている。
このロープや小枝をつかみながら、急坂を登るとやっと
山頂
にたどり着く。
山頂は、7〜80坪ほどの広場があり、適当な場所で腰を下ろせばいい。
奥の方には山頂標が立てられ「祇園山:1307m」と書かれている。
山頂標の左手には「馬見原分校閉校記念登山」と書かれた木柱も立てられている。
山頂には、方位盤や登山者名簿・寒暖計が設置され、右手には「五ヶ瀬賛歌」も書かれている。
山頂標の横には、国土地理院の二等三角点の木柱も立てられている。
山頂周りには
シャクナゲの苗
が植え込まれ、将来に楽しみが持てる。
展望は、北側から東側にかけて一望できる。
山頂西側や北側の隅には、
大きなアセビの木
が赤いつぼみをつけている。
されど花は赤か白かわからない。
ゆっくり昼食でも取ったら、往路を帰る。
帰路、近くにある祇園神社へ立ち寄ればいい。
さらに4億年前から流れ出ているという、妙見神社の神聖な水でのどを潤してもいい。
まだ元気が残っていれば、揺山に足を向けてもいい。
揺山登山口は、駐車場から200mほど車道を歩けば、登山口の道標が立てられている。
揺山から随所に祇園山が展望できる。