展望を楽しんだら、木橋を戻り直進するように、大きな傾斜の岩場を登って行く。
岩場には根っこも這い出し、登りに支障はない。
途中振り返ると、大岩展望所の赤いロープが見える。
そして右手へ向きを変えロープを手に、岩稜左手の根っ子の多い踏み跡を辿って行く。
左手には転落防止のロープが張られ危険は感じない。
さらに根っこに助けられ、岩稜を用心し登って行く。
こうした岩稜にも、立木は多い。
岩稜に渦巻く根っこを辿って見ると、仕方なくなのか、行く先を失った根は岩の隙間から根先を見せ、別の隙間を探すように渦巻き、根先をまた隙間に戻している。
気の毒だとは思うが、思う前に足はその根を踏みつけている。
そして、薄い踏み跡に誘われるように岩稜右手を登って行く。
ここにもロープが張られ、白い矢印も見る。
さらに、左手へ誘われ少し登ると、ヤセ尾根を下りだす。
そして少し登り返すと右手には、天狗が据わるような二段式の岩に目がいき、休みついでに座ってみる。
座り心地がいいとは言えないが、悪くもない。
ヤセ尾根を少し下り、すぐ登り返して行くとまたロープが垂らされている。
ただ、ロープを握るまでの岩の段差がコケむし滑りやすい。
そして、ロープをつかみ滑りやすい一枚岩を登って行く。
雨後滑りやすければ、この岩場の手前から左手へ分岐して下る下道が用意され10メートル進み右手へよじ登ればいい。
一枚岩を登って行くと、途中左手にロープが垂らされ、先の下道と出会う。
この岩場を登り切ると、幹に
が張られ、木柱も立てられている。
道は右手に分岐して下り天狗岩上部に通じる。
一息つき、岩稜左手から根っこむき出す斜面を登り、ロープを手に岩場をひと登りすると歩きやすい土道になる。
土道には土嚢が置かれ、緩やかな傾斜を少し行くと正面に2本の立札が見えてくる。
立札には、左手へ「第2第3展望所」と書かれ左手へ分岐して登っている。
直進すれば双石山で、その前に展望所に立ち寄ればいい。
ゆるやかではないが、土嚢が敷かれた坂道を少し登ると、右手に立札が立てられ「第二展望台」と書かれている。
この立札を見ると第2展望所となるピークに着く。
ここにはベンチが用意され、時間があれば腰をおろせばいい。
展望は、大岩展望所とほとんど同じ宮崎市南部の海岸線が一望できる。