山頂でのひと時を求めて・八方ヶ岳 [ 1052m ]
分岐 → 八方ヶ岳山頂(約15分)
分岐の左手に道標が立てられ、直進すると菊地市の班蛇口へ1・7kmと書かれている。
また右手には八方ヶ岳山頂へ0・4kmと案内されている。
その右手には「ヤマガラ」という野鳥のレプリカも貼られている。 ここで一息すればよい。
山頂は、道標に従い右折しゆるやかに下って行く。 少し下ると鞍部に着く。
右手には、公園に使われているような
木製の柵
が設置されている。
ここをゆるやかに、細尾根の道を右手へカーブしながら登って行く。
右手足元には白い板に黒文字で
「八方ヶ岳」と書かれた案内板
が立てられている。
ここをゆるやかに下って行く。
するとまた左手に木の柵が付けてある。
道は平坦で、足の疲れが抜けていくような感触を憶えながら快適に進む。
もう山頂も遠くはない。 歩きづらい岩場や急坂もない。
平らな道を少し行き、わずかに下るとさらに左手に同様の柵がある。
そこからゆるやかに登っていく。
分岐から4〜5分も歩いたころ、
右手に倒木
が無残にも株の裏側をさらけだしている。
ほぼ平らな気持ちのいい道を快適に歩いていく。
周辺は、山頂近くにありながらも目立った大木はなく、ほとんどが小径の自然林にあふれている。
わずかな傾斜の登りを行くとさらに
平坦な道
となり、疲れも忘れ鼻歌でも歌いたくなる。
ちょっと立ち止まって、深呼吸でもすればまた気持ちいい。
豊富な自然林が発散するフィトンチッドという物質は、人にもすがすがしい気分にさせる作用があるといわれ、思いっきり吸えばいい。
平坦な道を快適に進むと、正面にまた松の木が倒れている。
もったいないと思っても、どうしようもない。
この倒木をくぐり、ゆるやかに下って行く。
右手にはまた立派な木柵が付けてある。 松の倒木から1分ほど行くと、
├字形の三叉路
に出会う。
三叉路には、山鹿消防署が立てた火の用心のほか、2本の案内板が立てられている。
内一本には、山の神・年の春方面60分、さらに矢谷登山口まで30分と手書きで書かれている。
さらに1分ほど行くと道は登りだし、右手の幹に「山頂まで5分」と書かれた人吉かめさんの白い案内板掛けられている。
さらに1分余り行くと
Y字形に分岐
し、どちらを行ってもいいが、右手は山頂下で木が切り倒され、道が遮断された状態にあり、左手取った方がいい。
踏み跡は左手がしっかりしている。
道は少し傾斜はあるが、1、2分も登ると正面が明るくなり、そこを左手へ登ると
山頂
に立つ。
山頂は広く360度の展望が得られる。 山頂から北東の方には国見山が、目を奥の方にやると優しい姿をした久住山系の湧蓋山が、 また右手にずらすと久住の山々が一望できる。
中ほどの硫黄山から白い噴煙も見て取れる。
その右手南東の方には、阿蘇の五岳が、 お釈迦さまが寝ておられる姿に似た涅槃像もはっきり見ることができる。
山頂は広く好みのところに腰を降ろし、時間が許す限り展望を楽しみ、明日へのエネルギー源になれば、これ以上の登山はない。
帰路、ヤマメ料理も悪くはない。