岩塊の御竈門山[1152.5m]
ピーク〜御竈門山(5分) [ この区間の地図 ]
山頂北側に位置するピークに立ち、左手北側に目を向けると、見慣れた烏帽子岳が、右手北東には荒涼とした阿蘇高岳が一望できる。
さらに、中岳から湧き出る噴煙も眼にする。
帰路は、ここから北へ尾根筋を下り、ピークの手前から下ってもいい。
一息ついて、タンクの縁から南側へ山頂への稜線を行く。
道はゆるやかに下りだす。
正面には山頂の
岩塊
が、招くように際立って見える。
左手に目を移すと、祖母山系の遠望が望まれる。
前方右手眼下には、夜峰山も一望できる。
その背後には俵山が静かに横たわっている。
峠付近には、10基ほどの白い風車が時を刻むように静かに回っている。
少し行くと大きな傾斜を下りだす。
しかし、すぐ下りきり最後の登りにつく。傾斜は小さくない。
目を上げると、目前に突き出たような岩塊に迫り、その縁を登って行く。
階段状に付けられた踏み跡を少し登ると山頂に着く。
山頂は狭く、大勢で腰を下ろすことはできない。
しかし、展望は四方に開け、眼下に南郷谷が見渡せる。振り返り北側には烏帽子岳が、その右手には荒涼とした阿蘇高岳が一望できる。
その右手端には、根子岳の天狗岩がその先端部を見せている。
山頂には、平べったい岩とその横に四等三角点の石柱が立てられている。