岩稜を行く・三国山 [1018.1m]−国見山 [993.8m]
三国山 → 山口越分岐(約20分)
山頂は10坪ほどの空地があり、一息つけばいい。
山頂には、木製の山頂標が立てられ「三国山頂」と書かれている。
山頂中心部は、福岡・大分・熊本県の県境が交わる所で、国土地理院の一等三角点の石柱が立てられている。
展望
は近頃自然林が切り開かれ、東に酒呑童子山・南に八方ヶ岳・北側に釈迦岳が遠望できる。
しかし残念ながら、西側に位置する国見山を仰ぐことはできない。
ここで足を休め、水分や糖分でも補給すればいい。
国見山へは、
西側へ平坦な尾根道
を行く。
少し行くと正面樹間に、
国見山頂
が稜線背後に見え隠れする。
落ち葉の多い道はすぐ傾斜を増し、少し下ると傾斜はゆるみ尾根の左手を蛇行し下っていく。
狭い尾根道をゆるやかに下り、左手へカーブして行くと傾斜を緩めほぼ平になる。
しかし、すぐ下りだし、足場をくり抜いた倒木を越えゆるやかに下っていく。
右手北側に
のぞき窓のように開けた樹間
に、気持ちのいい展望が得られる。
気持ちのいい道
をゆるやかに下っていくと、倒木が行く手を阻む。
そして、倒木の手前を左手へ、露岩の段差を1メートルほど降り、右手へゆるやかに下っていく。
少し行くと、尾根筋はゆるやかに登りはじめる。
三国山頂から5〜6分も行くと、左手に倒木を見て、右手へカーブしすぐ登りきる。
なんとなく
細い尾根道
は気持ちいい。
すぐ下りだし、気持ちのいい尾根道を行く。少し行くと道はゆるやかに登りだす。
すぐ登りきり、右手に根株を浮かした倒木を見て右手へ向きを変えると、左手に展望が開けてくる。
すぐ分岐になり、国見山頂はここを右手へ下っていく。
少し時間を割き、2〜3メートル直進すると道は行き止まりになる。
ここで展望を楽しめばいい。
展望は、南の方に位置する八方ヶ岳辺りから、西側に向け素晴らしい展望が得られる。
西側には、鬼の洞がある稜線の向こうに、子供が頭を出しては隠れるように
国見山の山頂部分がわずかに見えてくる
。
ここで一息つき、展望を楽しんだら数メートル戻り左手へ急坂を下っていく。
道は急斜面をジグザグに急降下
して伸びる。
ここは行きも帰りも、本コース最大の難所といえる。
急坂は、分厚い落ち葉に滑りやすく杖があれば役に立つ。
できれば2本あればもっといい。
杖がなければ立木に体を預け、用心して下っていく。
急坂はなかなか終わりそうにない。
急坂故、体は横になってしまう。
薄い踏み跡
を辿るように下っていく。
急坂が長く続けば、帰路の登りが気になってくる。
しかし、国見山を目指す限りこの急坂は避けることはできない。
コースは、深い山中にあるが、大きな木は見当たらず小径木で占められている。
展望が得られた分岐から7〜8分も下ると、やっと傾斜はゆるんでくる。
しかし、すぐ傾斜を増すが急坂ではない。
すぐ傾斜は収まりほぼ平坦な道を行く。
そして岩の段差を降り、すぐ足元にコケむした露岩を見ていく平な道を行くと、セメントと小石を混ぜたような
大きな露岩
が現れ、その手前から右手へ下っていく。
少し下ると落ち葉の多い道はまた登りはじめる。
左手に
らせん状にねじれた幹
が目に付く。
何故このような形になったのかカズラの仕業かもしれない。
すぐ左手へカーブし、数メートルほど急坂を登っていく。
右手に赤いテープを見ると、尾根筋に登り着く。
踏み跡は、右手へカーブし
細い尾根道
をゆるやかに下っていく。
すぐ、ゆるやかに登りだし、倒木を踏み越えていく。
すぐ先にも
倒木が道を遮断
している。
道は、すぐ傾斜を増し右手に岩を見て、左手へカーブし、ゆるやかに下っていく。
少し行くと、天井が開け左手南側に展望に気持を預け、落ち葉の狭い道を少し登り、さらにゆるやかに下ると山口越に着く。