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熊本県の山

谷筋より稜線歩きがいい・京丈山[1473m]

水場〜ピーク(55分) [ この区間の地図 ]

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寸断箇所から2分も行くと、右手にコケむした丸太木のベンチに目がいく。
道は、ベンチの先から右手へ鋭角にカーブし伸び、数メートル先には「最後の水場 これより先水場なし 水筒にたっぷりどうぞ」と書かれた案内板が置かれている。
山頂はこの道を登って行くが、その前にベンチにリックを下ろし、直進して下ると 沢水が得られる
一息ついて、リックを取り右手へ植林地を登って行く。
少し登ると傾斜はゆるみ、石屑が多くなる。
少しばかり登り、左手へカーブしていく。
ここまで来ると、水場を流れる瀬音は遠く聞こえない。
ほぼ平らな道を少し行くと、ゆるやかに下りミゾ状に削られた箇所を登り返していく。
左手に目を向けると、雨水に削られたようなミゾには白い石屑が洗い出され白い尾を引くように見える。
少し登ると左手に山頂を案内する 文字板 が置かれ、その2〜3m先にも置かれている。
踏み跡は、直進して伸びているようにも見える。
しかし、山頂は2つの文字板の間から左手へ鋭角にカーブし登って行く。
道には白く光る石屑が多い。
2〜30mも登ると傾斜はゆるみ、石屑は消えるが10mも行くとまた多くなる。
石屑が消えるのは、手入れされ厚く積もったスギの葉や小枝のせいかもしれない。
少し登ると、道は左手にカーブし下りだす。
そして、先ほど横切った石屑の多いミゾを横切って行く。
右手に赤いテープを見て、ほぼ平らな道を行くと左手へ向きを変え、ゆるやかに登りはじめる。
ゆるやかな傾斜は、斜面を横切るように伸び次の展開を期待するように登って行く。

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少し登ると、左手に展望が開けてくる。
右手に枯れ株を見て左手に目を移すと、植林地が一部伐採され目指す京丈山から平家山を経て脊梁の雄、国見岳へ連なる稜線がはっきりと見える。
もう、稜線まで遠くはない。
しかし、見る限り近いとは言えない。
眼を下げると、いま築造されているような林道が見える。
さて、展望に一息つきスギ林の狭い道を登って行く。
傾斜はゆるくはない。
途中、路肩保護のものなのか、コケむした丸太木を見るとさらに傾斜を増してくる。
さらに、木段の跡のような急坂を登って行く。
道は狭く傾斜は厳しい。
少し登ると傾斜はゆるむが、すぐ傾斜を増してくる。
一歩一歩の足が重たくなる。
この辺りの植林地には、ヒノキが植林されている。
さらに植林地に踏み込むと、薄暗くなる。
なんとなく左手に目を移すと、樹間にまた自然林の稜線が見えてくる。
道端に、細い幹に巻かれた黄色いテープを見て、さらに登って行く。
少し登ると、道は不自然に下りだす。
20mも下ると傾斜はゆるみ、ほぼ平らになる。
平らな道を10mも行くと、またゆるやかに登りだす。
さらに10mも行くと、左手幹に文字板が掛けられ「京丈山 :65分」と案内されている。
まだまだ山頂は遠い。
数メートル先には白いテープが巻かれている。

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ヒノキ林の道は次第に傾斜を増してくる。
この辺りから稜線への登りになる。
道は雨水にえぐられ、ヒノキの根っ子がむき出している。
ヒノキ林の中には、小径木や草木が密生し雑然としている。
道沿いにはスズタケも多くなる。
右手には大木が多く、随所に大きな幹を伸ばしている。
大木を見ると畏敬を感じ、そっと触りたくなる。
そして、大木に宿る神聖な気に触れたくなる。
スズタケの道には倒木も多く、わき見すればつまずいてしまう。
しかし、スズタケの道にわき見はなじまない。
道はほぼ北側に伸び、間違いなく稜線に向かっているが、なかなか一歩が重い。
少し登ると、道は左手へ分岐する。
直進して数メートル行くと、行き止まりになる。
正面に大木を見て戻り、左手西側へ向きを変えていく。
ここは、支尾根のピークにあたり、道は急変したように傾斜はゆるみ、歩きやすくなる。
植林地も消え、スズタケの上に大木が各所で大きな枝を広げている。
道には落ち葉も多く、足に伝わる感触もいい。
この稜線は、まだ国見岳へ辿る稜線ではなく、その稜線に向かう支尾根に過ぎない。
倒木を踏み越え、さらにスズタケの道を行く。
大木に混じって、赤い樹皮をもつ ヒメシャラ もよく目を引く。
ヒメシャラはナツツバキと呼ばれ、夏に白い花を咲かせてくれる。
ほぼ平らなスズタケの道を少し行くと、ゆるやかに登りだす。
少し登ると傾斜はゆるみ、また平らになる。
右手に コブを持つ大木 に触れると、すぐ左手に黄色いテープを見る。
右手には、大木の枯れ株を見る。
道沿いには、手を回しても届かない大木が多い。

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頭上を覆う大木に目を向けながら、スズタケの道を行く。
ほぼ平ら道には、スズタケの葉や自然林の枯葉が厚く積もる。
ヒノキ林の急坂に疲れた足は落ち葉に吸収され、快適歩行が得られる。
そして、まだまだ遠い山頂に焦るように足早になる。
道は、少し左手へ向きを変えると傾斜はゆるんでくる。
右手に大木を見て、さらに快適な道を行く。
下り気味のわずかな傾斜を10mも行くと、倒木をくぐり右手へ向きを変えていく。
足元に、コケむした枯れ株を見ると右手へカーブ、また快適な道を行く。
右手道沿いに立つヒメシャラに触れると、右手に視界が広がる。
そして目前に見る稜線こそ、国見岳から伸びてきた稜線に他ならない。
尾根を流れる風を胸元に誘い込み、さらにスズタケの道を行く。
正面 樹間にはピーク が見えてくる。
右手には、決して人に見せることのない倒木が株の裏側をむき出している。
そしてわずかな傾斜を下って行く。
この辺りも大木が多い。
正面にピークを見て、下りたくはないがどうしようもない。
ゆるやかな傾斜を下ると、またゆるやかに登りだす。
正面には倒木が道を遮断し、倒木を乗り越えて行けなくはない。
しかし、踏み跡はその倒木をよけ、 左手へ迂回路 が付けられている。
すぐ、右手大木の根元に空洞を見る。
さらに、スズタケの道を行く。

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道はゆるやかに登りだし、次第に傾斜を増してくる。
そして急坂になる。
一息ついて振り返ると、樹間に脊梁に尾を引く稜線が窺える。
道はさらに傾斜を増し、一歩一歩が重い。
足元には、日に照らされた根っ子が網の目のように這い出している。
さらに急坂を登って行く。
少し登ると、ネジ木がアーチ状に幹を曲げ、それをくぐり倒木を右手から越えていく。
右手に目を移すと、倒木の大きな根元が無残な形で腐れかかっている。
その腐れかかった根元からは、既に 若木が大きく幹を伸ばしている
スズタケの道を少し行くと、また倒木が道をふさぎこれを乗り越えていく。
さらに、左手に黄色いテープを見て腐れた倒木をよけていく。
そして一息つくと、目はまた脊梁の山々に向いてしまう。

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