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熊本県の山

木段を登る・雁俣山 [1350m]

山頂 → 分岐(約50分)

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山頂左手には、現在3台のベンチが用意され腰を下ろせばいい。
1台は壊れ使えない。
山頂からの展望 は、北側に得られ目丸山・天主山辺りの稜線が美しい。
南側にも、松の木越に遠望を望むことができる。 
山頂には、ヒカゲツツジが多い。
ヒカゲツツジは、ツツジ科に属するが葉はシャクナゲに似ている。
春には、ツツジに似た淡黄色のしっとりとした花を咲かせる。

右手にも道は伸び、樹間に見える峰へ通じ5〜6分もあればピークに立ち、雁俣山頂を望むことができる。
しかし途中、岩場の下りは用心する。
山頂で昼食でも取り、 体を休めたら往路を帰る
そして、10分も急坂を下れば 三叉路 に着く。

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ここを、左手往路を行かず直進してほぼ平坦なパノラマロードを行く。
道は、小竹の中を掻き分けるように伸びている。
気持ちのいい道を1分も行くと、右手に赤いヒメシャラを見てゆるやかに下っていく。
ここには、木段が付けられているが、腐りかけ土に埋もれてしまっている。
左手は自然林、右手はヒノキ林が広がっているが、ヒノキは密植されておらず広い空間が実に気持ちいい。
その中に、 緑色にコケをまとった樹木 が美しい。
斜面を横切るように付けられた狭い一本道をゆるやかに下っていく。

狭い道は、ゆるやかに登りだす。左手には、大きな木が幹を立てている。
三叉路から3分足らず行くと、倒木が道を遮断しこれを越えていく。
振り返ると、その倒木に 「自然を大切に」と書かれた文字板 が立てかけてある。
すぐ先には、運悪く道の真中に生を受けた木は、登山者に遠慮するように幹を曲げている。

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道は、少し行くとゆるやかに登りだし10mほどで登りきる。
左手には、案内板が立てられ「カタクリ(稀少植物)の保護にご協力下さい 砥用町」と書かれている。
この辺り一帯は3月下旬から4月にかけピンクのカタクリの花が咲く。
かたくり粉は、ジャガイモのでん粉から作られるが、以前はこのカタクリから作られたとも聞く。
種子から花が咲くまで、8年もの歳月を要するとされ大切にしたい。
左手斜面には、ひときわ目立つ大木が枝を広げている。
ここから少し下るとすぐ平坦な道になる。
平坦な道の左手には、また案内板が立てられ「自然は皆のものです。身勝手な行為は止めましょう」と案内されている。

この辺りには白や黒の「モジ」が生え紅葉時期は黄色く染まる。
すぐ先には カタクリの案内板 が裏側を見せている。
そこを過ぎ、ゆるやかに10mほど登りすぐ下っていく。
正面にもまた、登山者に道を譲るように幹を立て、根だけを残している。
その木に向かって少しばかり登り、ゆるやかに下っていく。
すぐ先には、左手斜面に育った木は、 間違って道の方へ幹を伸ばし 、それに気づいてまた横に道と並行して伸び、コケを付け特異な姿を見せている。
少し下ると道はまたゆるやかに登りだす。
左手には、後ろ向きになった白い案内板が立てられ「貴重な植物があります。登山道から中には入らないで下さい。」と書かれている。

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その案内板からゆるやかに登りだす。
登りきると左手に ベンチ が置かれている。
少し座が高いが、一時腰を下ろし周辺の自然に眼をむけ語りかけたらいい。
そして、心も自然の中に静かに沈めたらいい。
すぐ横にはカタクリの案内板が立てられている。
すぐ先の右手にも後ろ向きの案内板が立てられ「貴重な植物があります・・・」と書かれている。
数メートル先の右手道沿いに、ヒメシャラが大きく幹を伸ばしている。
道はゆるやかに登っていく。
左手斜面には「休憩ベンチこの先10m 岩場に注意」と、この道を登路に行く登山者に対し案内されているが、岩場には気が付かない。

ゆるやかな登りを左手へカーブし、すぐ 頭上に倒れる木 をくぐり抜けていく。
さらに左手へカーブし、右手に大きな木を見てゆるやかに下っていく。
少し行くとさらにコケむした大きな木が、残念ながら立ち枯れている。
すぐ左手に岩を見て少し下り、 岩の段差 を降りる。
道には岩が多くなる。
さらに、倒木を踏み越え木の根の段差を下る。

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道の両脇には、スズタケが密生し葉は道を狭くしている。
この辺りも大木が多く、どの木も天高く幹を伸ばしている。
見上げると、青空に映え、実に美しい。 幹の美しさも伝わってくる。
そして木の根の段差を下り、狭い道を下っていく。
右手に岩を見て 落ち葉の多い道 をゆるやかに下っていく。

少し登ると、また下りだしほぼ平坦な道になる。 
右手にはヒメシャラの木が邪魔されることなくのびのびと幹を伸ばしている。
周辺には大木が多い。
大木を真近に見ると、畏敬の気持ちを感じてくる。
それは何百年という歳月から伝わってくるのか気持ちは落ち着き和らぐ。
こうした大木を育てた山に感謝しないはずはない。
「自然を大切に」この言葉の意味が重く感じられる。
登山者に遠慮したように、斜めに幹を倒した木に触れ 平坦な狭い道 を行く。

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狭いスズタケの道を掻き分けながら行くと、すぐ歩きやすい道になる。
道には落ち葉が厚く積もり、落ち葉を踏むリズミカルな音に足取りは軽い。
道はゆるやかに登りはじめ、左手へカーブしていく。
ここにも古い木段が付けられている。
ここを登りきると傾斜はなくなり、気持ちのいい落ち葉の道をさらに下っていく。
そして、右手へカーブしゆるやかに登っていく。
ここにも古い木段が付けられている。
登りきると、 三叉路 に着く。
左手は山頂へ、ここを直進し往路を帰る。
登山口に着けば、茶店に立ち寄り一息つくといい。

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