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熊本県の山

草原を流れる風がいい・阿蘇烏帽子岳[ 1337.2m]・杵島岳[ 1270m]

草千里駐車場〜南火口縁(25分

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草千里売店前の有料駐車場に車を止め、左手に烏帽子岳を見て北進する。
左手駐車料金徴収場を過ぎ、右手に「展望台」と書かれた標柱を見て石段を登って行く。
すぐスギ林になり、少し乱れた石段を登って行くと正面に石段を見る。
舗装された遊歩道を横切り、石段を登ると展望台に着く。
遊歩道を右手へ少し行くと「草千里と烏帽子岳」について書かれた説明板が立てられている。
展望台は車道沿いに造られ、阿蘇五岳が一望できる。
車道を横切ると、車道に沿って空地が付けられ、登山者はこの空地に止めていいとは展望台に店を出すおじさんの話。
車道の北側直下にも説明板が立てられ「米塚とカルデラ内壁」について説明されている。

草千里と烏帽子岳(海抜1337m)
目前に広がる草原は、「草千里」と呼ばれ、烏帽子岳の側火山として活動した千里ヶ浜火山の火口跡です。千里ヶ浜は浅い二重の火口で直径1kmに達します。内側の火口は草千里の東側凹地で、南北約500m、東西に約250mの楕円形をしています。草千里中央の小高い丘は「駒立」といい、内側火口の縁の一部です。
この一帯は、芝生のような草地になっていますが、これは昔から放牧地として利用され、牛や馬が長くなる草を続けてくれるからです。
春、麓に放たれた牛馬は、夏になると涼しさと草を求めてこのあたりに集まってきます。そして、秋風が冷たくなるころ、飼い主に連れられて帰って行きます。この雄大な自然の中で牛馬がのびのびと生きていく姿は、そのまま阿蘇の風物詩のひとつになっています。
草千里の背後にそびえる山は、阿蘇五岳の一つに数えられる「烏帽子岳」です。登りやすい山で、頂上から360度の展望が開けます。眼下には、北に阿蘇谷、南に南郷谷、遠くには九重山や雲仙岳を眺望できます。このことから別名「国見山」ともいわれています。

米塚とカルデラ内壁
眼下に見えるおわんを伏せたような山が「米塚」です。
この山は、右手に見える杵島岳・往生岳の側火山で、頂上に直径約100m、深さ約20mの火口跡があります。
米塚の麓から頂上にかけて一本の線が見えますが、これは牧草地の境界として築かれた土手で、阿蘇では「土塁」と詠んでいます。
その向こうに、同じ高さでびょうぶのように連なった山が見えます。これは世界最大のかん没カルデラ内壁にあたるところで、普通「外輪山」と呼ばれています。このカルデラは、南北約25km、東西約18km、周囲約128kmの大きなだ円形をしています。その中に、中央火口丘群が東西に連なってそびえ、火口原を北側の阿蘇谷と南側の南郷谷に分けています。
阿蘇に降った雨は、阿蘇谷の黒川、南郷谷の白川を流れ、左手前方の外輪山が切れたところ(立野火口瀬)で合流します。その後は白川となり、熊本平野をへて、有明海にそそいでいます。


車道を左手へ行くと、空地がなくなるころ正面右手に説明板が立てられ、阿蘇登山道について説明されている。
ここから車道を右手へ降り、草道をゆるやかに下っていく。
草道をひと登りし、さらに下っていくと正面に道標や大きな説明板が近づいてくる。
足元には木段が付けられているが、浮いた状態で左手に脇道が付けられている。
説明版には「阿蘇くじゅう国立公園 南阿蘇」と題して説明されている。
道標には、「地獄・垂玉:4・2KM」と書かれ、道は右手へ分岐し「下田」、直進は「草千里」と案内されている。

阿蘇くじゅう国立公園 南阿蘇
南阿蘇は南郷谷とも呼ばれ、北の阿蘇谷とよく対比される。
南阿蘇は南郷谷ともよばれ、北の阿蘇谷とよく対比される。阿蘇から見た阿蘇五岳の山容は、阿蘇谷から見たネハンの姿と違って、山容の変化が多く、その姿は美しい。
南郷谷に湯煙をあげる温泉群も、建物自体は近代化されても温泉地が持つ雰囲気、たたずまいは昔からの湯治場としての性格を失っていない。阿蘇谷とは違った南郷谷独特の阿蘇がある。


説明板を読んで、草千里へ直進し少し下り茶褐色の砂礫の空地を横切っていく。
すぐ、木段をさらに草道を登っていく。
左手前方に目を向けると、目指す烏帽子岳が美しい姿で登山者をひきつける。
目を引くと、この時期わずかばかりの水を蓄える池と草原との調和が、絵に勝る美しさに足は止まる。

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左手後へ振り返ると、草原の山杵島岳が緑一色の景色に一際映える。
右手道沿いには、スギの若木が植林されその合間にグミの木が目につく。
ゆるやかな傾斜を少し登ると傾斜はなくなり、左手へそして右手へカーブして行く。
少し行くと、右手に 2台のベンチ が見えてくる。
道をはずれ、右手へ下って行くと国土地理院の四等三角点の木柱が、ベンチの奥には吸殻入れと「喫煙所」と書かれた木柱が立てられている。
北側には説明板らしきものも設置されているが、文字は既に消えかかりさらに落書きで読み取れない。
ひと休みするにはまだ早いが、山腹から吹き上げてくる優しい風につい休んでしまう。
遠望に沈む稜線には、6基ほどの白い風車が時の流れを忘れさせるようにゆっくりと回っている。
一息ついて元の道へ戻り、ほぼ平坦な草道を行く。
草道には、木段らしき横木が草地に沈み両脇に踏み跡は伸びる。
小さなコブをひと登りすると、左手へゆるやかに下りだし地肌がむき出すミゾ道になる。
道沿いには、]所々ピンクのミヤマキリシマが緑の草地に彩を添えている。
ミゾ道の左手には、脇道が付けられどちらを行ってもいい。
左手脇道を取り、下りきる辺りの左手に 道標 が立てられ、行く手を「地獄 垂玉」と書かれている。
すぐ下りきり、砂礫の道を行く。
ここにも木段が付けられているが、木段としての役目は見られない。
砂礫の道を下ると、すぐ登りだす。
左手草千里に目を向けると、 なくてはならない池 を目前にする。
背後には、荒涼とした高岳・中岳の遠望が目を引く。
砂礫の登りには木段が付けられているが、左手脇道を登って行く。
さらに右手へカーブし、脇道を行く。
すぐ左手へ、7〜8段ほど木段を登って行く。

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木段を登ると、歩きやすい草道になりゆるやかに登って行く。
正面には、登山者を待つように烏帽子岳が、 北側の全容 を見せてくれる。
少し行くとゆるやかな登りは、さらに傾斜をゆるめ右手へカーブして行く。
気持ちのいい道は続く。
疲労感はまったく感じない。それより快適さが大きく上回る。
近頃、「セラピー」という言葉をよく耳にする。
セラピーとは、ギリシャ語だそうで五感が外的刺激を受けることによって、心理的にはリラックスし身体的には神経や免疫機能が正常化し、血圧や脈拍も本来の数値に近づくとのことで、アロマセラピーとは、植物の芳香成分から取り出したエッセンシャルオイルを風呂に入れればリラックス効果が得られという。
また、ハーブセラピーは、ハーブをお茶に入れたり食材として使用することで、心理的・身体的効果を高めることでそう呼ばれている。
他に、アートセラピー・フードセラピー・カラーセラピーというのがあるそうだが、森や草原も癒し効果は高く、「自然のセラピー」といった言葉も使われていいのではないか。
さて、快適な道はゆるやかに下りだし、右手へカーブして行く。
そしてゆるやかな下りは少し傾斜を増してくる。
ここには段差の少ない木段が付けられている。
8段ほど下ると、裸地に 木段は壊れ 散らばっている
踏み跡を辿ると、正面に道標が立てられここは四辻か、左手「草千里」右手「地獄・垂玉」と案内されている。
行く手の文字板も付けられているが、途中で折れ文字はない。
道標を左手に見て、ゆるやかな傾斜を登って行く。
道は、並行して2本伸び、正面裸地の斜面を避けるように右手へカーブする。
踏み跡がしっかりした左手の道を取り、少しばかり登るとまた 二手に分岐 する。
右手下段の道を取り、遠巻きに左手へカーブし登って行く。
道はさらに分岐し、しっかりした踏み跡を選びながら左手へ巻き土の段差を登って行く。
別の道を取れば、この段差は通らない。
尾根筋へ登りきると、また気持ちのいい草道が烏帽子岳山頂に向かって伸びる。
右手斜面に目を下ろすと、なぜか松の若木が多い。
少し行くと、低木が多くなりその中にグミの木を見る。
道は少し荒れだし、少し下ると正面に黒い土むき出しの斜面になる。
踏み跡は、その滑りやすい斜面に付けられている。
しかし、右手にも分岐し雨後は右折したほうがいい。

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