header_rogo.png

九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

ホームホーム福岡県の山福岡県の山佐賀県の山佐賀県の山大分県の山大分県の山熊本県の山熊本県の山長崎県の山長崎県の山宮崎県の山宮崎県の山鹿児島県の山鹿児島県の山その他の県の山その他の県の山

HOME > 九州の山 > 熊本県の山 > 阿蘇高岳 > 山の記録3

熊本県の山

バカ尾根を経て火口壁を行く・阿蘇高岳[1592.4m]

中間点〜仙酔峡尾根分岐(60分)

100_5631.jpg
100_5628.jpg100_5633.jpg
100_5634.jpg100_5635.jpg
100_5637.jpg100_5641.jpg
100_5642.jpg100_5644.jpg
100_5647.jpg100_5650.jpg
100_5652.jpg100_5654.jpg

その背骨の先端辺りに達する頃、右手の窪みが付いた溶岩に「中間点」と書かれている。
やっと、バカ尾根の中間点に着いた。
さらに高岳稜線まで残る半分の距離に気負いしてはいけない。
背骨を通り過ぎると、またガレ場になり右手に展望が開ける。
赤茶けた楢尾山の斜面に埋まるようなロープウエイを見て、さらにバカ尾根を登っていく。
バカ尾根と呼ばれる意味がなんとなく分かってきたような気がする。
高度も目に見えて高くなり、右手眼下に目を下ろすと、駐車場はバカ尾根に隠れ視界にない。
2分余り登ると右手に 小石で補強された木柱 を見る。
さらに右手へ向きを変え登って行くと、小石が踏み固められた わずかばかりの踏み後 が付けられている。
しかし、踏み跡は数メートルで溶岩の中に消え、果てしなく広がる溶岩を登っていく。
まさしく、溶岩原とでも名付けたい。
右手は依然として、地球創世記からできたであろう幾重にも重なる地層に目を奪われながら登っていく。
さらに右手に木柱を見て右手へ向きを変え、溶岩と競い合うように登っていく。
溶岩との戦いに一息つくように左手に目をやると、ナイフリッジは消えうせ 鷲ヶ峰がてっぺん だけを見せている。
しかし、まだまだ高岳は遠い。
さらに、尾根筋の 左手へ導かれるように向きを変え 登っていく。
そして、正面岩壁に吸い込まれるように登っていく。

100_5659.jpg
100_5660.jpg100_5661.jpg
100_5663.jpg100_5664.jpg
100_5667.jpg100_5668.jpg
100_5669.jpg100_5670.jpg
100_5673.jpg100_5671.jpg
100_5675.jpg100_5681.jpg

さらに岩壁に近づいて行くと、白い矢印が見えてくる。
矢印に導かれ左手に木柱を見て、正面岩壁を右手へ登っていく。
岩壁にも矢印が描かれている。
岩壁に掛けられたロープ を手に、用心して登っていく。
岩壁を登りきると、正面西側に楢尾岳の頂が目線より下に見える。
目を引くと、何度でも目を引く幾重にも重なる地層に、他山では感じない驚きとダイナミックな自然の神秘に畏敬さえ感じる。
すぐ左手へカーブし、右手に木柱を見て岩壁の真上から右手へカーブし溶岩原を登って行く。
正面に、左右を指した矢印を見て右手へ行くと、 石仏 が目に飛び込んでくる。
ここでも展望があけ、遠く九住連山がかすんで見える。
左手へ目を引けば、また幾重にも重なり地層に目を吸い込まれる。
数メートル戻り東の方へ足を向けると、すぐ木柱を見る。
さらに溶岩原を右手へ登ればまた木柱が立てられ、 往生岳・杵島岳それに楢尾岳が一望 できる。
溶岩原はまだまだ続く。傾斜も足に応える。

100_5682.jpg
100_5685.jpg100_5686.jpg
100_5687.jpg100_5688.jpg
100_5689.jpg100_5691.jpg
100_5694.jpg100_5695.jpg
100_5698.jpg100_5701.jpg
100_5702.jpg100_5703.jpg

この辺りは木柱が多く、左右に蛇行し北側木柱越に広がる九住連山を見れば疲れも抜ける。
目を引くと、阿蘇市一ノ宮辺りの田園風景が眼下に広がる。
一息ついて、さらに溶岩原を登っていく。
溶岩原は傾斜は大きく、小さくジグザグを切って登って行く。
正面には、高岳直下の岩壁が視界をふさぐ。
溶岩原には、木柱が随所に立てられ大きな目安になる。
白く塗られた矢印も各所で見る。時計を見ながら、高岳稜線はまだかと期待をこめるが、しかし 溶岩原は容赦なく続く
木柱を見て左手へ向きを変え右手へ岩棚を登る。白い矢印も見るが、しかし登りづらい。
数メートル先から右手へ登っていく。足元には、 丸く塗られた溶岩 もある。それより高岳稜線に気は走る。
さらに岩壁に向かって登っていく。右手に倒れた木柱を見て、左手へカーブしていく。
この辺りの目印は丸く書かれている。
踏み跡はなく稜線への手がかりは木柱やこうした印だけで、見失えば大変だ。
高岳直下の岩壁は一歩一歩に右手へずれていく。
右手を見ると、中岳火口から放たれる白い噴煙は目線より下に見え高度を感じさせる。
目を引くと、 高岳斜面に積もった噴出物 か、その厚みは途方もなく大きく、流れ落ちた場所なのか、そこに残雪を見る。
さらに左手へ、木柱を見て登っていく。
足元の溶岩の隙間には、下草が次第に多くなる。
正面には、溶岩原には似つかない丸い岩が見えてくる。

100_5707.jpg
100_5708.jpg100_5711.jpg
100_5712.jpg100_5713.jpg

その丸い岩めがけて登っていく。
近づくと丸い岩には矢印が書かれ、岩の左手から右手へ巻いて登っていく。
正面には、古生代の生き物かそれとも犬にも似た溶岩を見る。
程よく目まで写真に写る。
ここに出て、小粒の砂礫に踏み跡を見る。
ここで一息つくように振り返ると、他山に例のない茶褐色の世界が視界一面に広がっている。
一息つき、砂礫の道を左右に蛇行し登っていく。
さすが、 砂礫の道 は登りやすい。
しかし滑りやすい。
丸い岩から3〜4分も登れば稜線に立つ木柱が見えてくる。
そしてバカ尾根の終焉を意識する。
同時にバカ尾根を踏破した達成感に高まる胸を押さえきれない。

LinkIcon山の記録2【 山の記録3 】山の記録4LinkIcon

pagetop_off.pngpagetop_off.png