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木柱から右手へ登って行くと、正面右手に木柱が立てられ「中岳経由高岳」と書かれている。
その裏側には「至山頂広場」と案内している。
少し行くと左手に
大きな案内板
が立てられ「阿蘇高岳・中岳登山ルート」と題し登山ルートや登山の心構えなど書かれている。
そして少し進み左手へカーブして行くと、左手に太陽光発電パネルが設置されている。
さらに狭い踏み跡を辿り緩やかに下って行く。
少し行くと正面に黄色い矢印が記され、矢印に従い右手へ向きを変え下って行く。
そして、右手枝尾根斜面に移り、正面に赤い矢印を見て左手へ登って行く。
辺りは、赤茶けた礫岩が斜面を埋め尽くし、踏み跡ははっきりしない。
しかし、随所に矢印のコースサインが印され、時折薄い踏み跡に行く手を心配することはないが、積み重なる礫岩に一歩一歩がてこずってしまう。
さらに左手に黄色い矢印を、右手に赤い矢印を見て一歩一歩足場を探すように登って行く。
そして左へ、薄い踏み跡を確かめ登って行く。
途中、行く手を目で追いながら足を休め振り返ると、砂千里ヶ浜の南端部が一望できる。
一息ついて、白い矢印を見て薄い踏み跡を辿って行く。
赤い矢印に導かれるように登って行くと、木柱を見る。
木柱は、劣化し始め文字が書いてあったかどうかさえ、はっきりしない。
そして、赤い点や白い矢印を見て高度を上げて行くと、正面に巨大な岩稜の突端が見えてくる。
疲れた足を休めさらに振り返ると、砂千里ヶ浜が随分沈んで見える。
荒れた息を整え、荒涼とした礫岩の海原を一歩一歩、歩を重ね登って行くと、また木柱を見る。
木柱には「中岳経由高岳」と書かれている。
そして、巨大な岩稜に目を上げ、薄い踏み跡を辿って行く。
しかし、時は経てども巨大な岩稜は容易に近づいてはくれない。
白や赤い矢印に導かれるように、無心に登って行くと、巨大な岩稜はさらに大きく見えてくる。
さらに、目印の木柱を見て左手に向きを変え登って行く。
左手に目を移すと、砂千里ヶ浜がさらに沈んで見える。
その奥には烏帽子岳が、左手背後には俵山が、その間には10基ほどの風車を目にすることができる。
少し登ると、左手の赤茶けた溶岩に「止」と書かれ、右手へ向きを変え登って行くと、正面に巨大な岩塊が見えてくる。
その岩塊を目指し登って行く。
右手に目を下げると、足元から下る幾筋もの枝尾根が、南郷谷にそのすそ野をうずめている。
そこに広がる南郷村で暮らす人々が、なんとも幸せそうに感じてならない。
少し登ると、岩の手前に登山ルートが貼られた木柱が立てられている。
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木柱には、中岳まで1270m、砂千里ヶ浜までは380mと案内しており、苦労して登った礫岩の斜面が380mとは情けないほど距離は短い。
そして左手に向きを変え、岩塊の左手脇へ向かって登って行く。
正面岩塊にも白い矢印が印され、正面には木柱も目にする。
矢印に沿って進むと、岩塊が基部が切れ込みをよじ登って行く。
白い矢印を見ないで、その手前から左手へ登ってもいい。
登り切ると、踏み跡は右手にも伸びているが、正面岩には「止」書かれ、左手へ木柱を見て緩やかに登って行く。
辺りに目を疑うような非日常の光景を見て、少し行くと踏み跡は右手へカーブして行く。
後ろへ振り返ると、巨大な岩塊は小さく見える。その先には、外輪山に囲まれた広大な南郷谷が深く沈んで見える。
左手斜面を過ぎると左手が開け、天地創造期の映画でも見るような、恐ろしいような光景に絶句してしまう。
中岳へ伸びる道は、急峻な断崖の上に伸び赤茶けた地層が幾重にも重なり、火口壁になっている。
少し進むと、火口から白い噴煙も見えてくる。
さらに直進し、右手へ向きを変え登って行くと、また正面に巨大な岩塊が見えてくる。
踏み跡は、その岩塊に向かって伸び、岩塊の手前から左手へ折れている。
傾斜はさほど大きくない。
岩塊に近づくと、その右手先に木柱が立てられ「この先行き止まり 環境省」と書かれている。
そして左手へ、岩塊と離れるように登って行く。