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3合目の
立札
を見て一息つき、右手へ小さく孤を描くように登って行く。
樹間にわずかに見る展望に一息つき、落ち葉の道を蛇行し登って行く。
快適な落ち葉の道を登って行くと傾斜を増してくる。
しかし大きな傾斜ではない。
そして、階段の踊り場のように一旦平らになると、すぐ登りだす。
傾斜はさらに増し、一歩一歩足を持ち上げるように登って行く。
根っこの段差を登り、さらに10m足らず登って行くと傾斜はゆるんでくる。
左右に立つ幹の間を左手へゆるやかに登って行くと、またミゾ状に変わり傾斜を増してくる。
小さな幹に助けを求めるように手を伸ばし、土の段差を越え急坂を登って行く。
そして右手へ急坂を登り、尾根筋を行く。
この尾根筋も傾斜は大きい。
正面に岩を見て、その手前から左手へすぐ右手へ登って行く。
さらに、右手へ小さな岩の段差を降りると傾斜はゆるんでくる。
しかし、すぐ傾斜を増し、根っこの急坂を行く。
途中、右手に枯れた立木を見て、右手へ5〜6mほどの急坂を登ると、傾斜はゆるみミゾ道となる。
そして倒れた「火の用心」の立札を見て足を休め、大きな傾斜を下って行く。
数メートル下ると、左手路肩が一部崩落しトラロープが張られている。
下りきったところは、じっくりと湿っており靴を濡らしてしまう。
すぐ登りだし、根っこの段差を登り、さらに右手へ根っこの段差を登って行く。
そして、右手へ向きを変えミゾ状の、コケむした岩の多い急坂を登って行く。
地面に垂らされたロープを拾うように、手を伸ばすとロープはボロボロに劣化しており、手を引っ込めてしまう。
さらに数メートル登ると、右手に結び目のあるロープがしっかりと張られ、ロープを手に体を預けるように足を休め、土の段差を登って行く。
右手に向きを変えると、ここにもロープが張られている。
なかなかこのコースは手ごわい。
そして、土の段差の急坂を登って行く。
帽子のつばからしたたり落ちる汗に、左手胸元に結びつけたタオルはじっくり濡れてしまう。
昔日、この汗にカメラを濡らし、壊してしまったことを思い出す。
辛抱して登って行くと、傾斜はゆるみホッとするが、4〜5mも行くと根っこの多い道は、容赦なく傾斜を増してくる。
そして右手に向きを変え、数メートル登ると尾根筋に登りつく。
尾根筋もミゾ状の急坂が伸びる。
途中、コケむした真中に筋のある小さな岩を登ると、右手に分岐する。
右手をとってもいいが踏み跡は薄い。
分岐を、左手ロープを手に急坂を直進し、コケむした岩の間を抜けて行く。
さらに、右手へ向きを変えると正面が開けてくる。