石灰岩を行く・香春岳 三ノ岳 [ 504m ] ニノ岳 [ 468・2m ]
鉱山道路出会い〜岩コース入口 (15分) [ この区間の地図 ]
鉱山専用道路に出ると、左手に道標が立てられ「三の岳」と、ここを登る登山者向けに立ててある。
専用道路は、ここでカーブし右手へ下っており、二ノ岳は直進していく。
さて、一息入れ専用道路を直進してゆるやかに登って行く。
天井が開け1〜2分も進み、右手後方に目を移すと
三ノ岳
が一望できる。
そして、ほとんど平坦な傾斜を登って行く。
少し登ると、道はほぼ平らになる。
正面に
二ノ岳
が姿を現してくれる。
そして一歩一歩、歩を重ねるたびに近づいてくる。
心地よく歩を進めると、ゆるやかな傾斜で下りだす。
道は、専用道路とは言っても、車が通った形跡はなく重機のキャタピラの跡が時折目に付く。
ルンルンとした気持ちで、ゆるやかに下って行くと道は左手へカーブする。
さらに7〜80mも下ると右手へカーブして行く。
二ノ岳はカーブするたびに、形を変え目を楽しませてくれる。
この辺りは、戦国期秀吉軍の黒田勢が、付城(つけじろ)と呼ばれる隠れ休むため土を盛って備え、高橋元種勢が守る一ノ岳攻撃に備えたところだと言う。
一方、高橋勢は一ノ岳と二ノ岳の鞍部に、土塁・石塁・堅濠など築き、攻撃に備えていたと言うが、しかし、今その形跡を見て、はるか遠いドラマに触れることはできない。
さらに左手へカーブすると、二ノ岳は、また形を変え背筋に並べたように白い石灰岩を積み上っている
そして、右手へカーブして下り、足は快調に前に出て歩幅は広くなる。
さらに左手へ向きを変え、ゆるやかに登りだす。
右手へカーブすると傾斜を増してくる。
左手には、斜面からこぼれだすように
岩壁
が道に迫ってくる。
右手に、また三ノ岳が大きな山体を見せてくれる。
右手前方には、牛斬山が稜線上に浮かぶように、こんもりと盛り上がって見える。
さて、一息つき思案してしまう。
道は、登りきると
左手へカーブ
し下りだし、この専用道路を行くか、それとも岩稜を行くか、
岩稜コースの登り口は、左手へカーブしすぐ左手の、松の木の手前にある。